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432/433鞍目  [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-09(Fri) 初級クラス107/108 通算432/433鞍目
■同じ馬に毎日のように乗っていると、小さな違いがひどく気になる。
いつもは鞍の下に、
ワッフル織りのゼッケンと衝撃吸収材のハーフパッドをしいて乗っている。
ところがゼッケンを忘れてクラブのものを借りたところ、
薄手のゼッケンだったせいか、
腹帯託革がいつもより短く締まるし、乗り心地も微妙にカツカツしている。
そして、我が【山桜】がちょいとダークな雰囲気。
例えれば、にんじんを「かぷっ」ではなく
「ガブッ」と食らいつくような程度なのだが…
■今日のひと鞍目は、"あなたの横顔に翳りが見えてしまう"【山桜】と
【アレフ・ゼロ】との2騎部班。
折り返しを使うことも慣れてきて、4本の紐がそれなりに手に馴染んできた。
ただ折り返しを担当する指が変化してきた。
最初の頃は薬指と中指でぎゅっと挟むように持っていたのに、
この頃は中指と人差し指で親指に押し付けるように軽く持っている。
拳そのものが軽い握りになっているのが自覚されて、
こんなゆるゆるでよかったのだろうかと心配にもなる。
■運動そのものは、相変わらず左手前駆歩が続き難い。
「内方脚前!外方も引きすぎない!」の声が響く。
全般的に1、2cmの感じで【山桜】とズレている。
手綱も遊びが大きいし、鐙も途中ではずれてしまったり。
ダメじゃないけど微妙なすれ違いに、
「どうしたの〜♪変わる心不安になるの〜♪」の心境に陥る。
「いつでも私を受け止めて」と依存するのは卒業して、
日々の違いに対処するとか、失敗した時に立て直すとか
自分から一歩踏み出さないと事態は悪化するだろうなと危機感を持つ。

■ふた鞍目は【ヴィーヴルロア】
「もちぇさん、今日は調馬索で駆歩しましょう」と4%先生。
やはり、「何が何でも駆歩矯正するぞ」という教育方針なのだ。
〈拳を回さない、上体を前後に揺すらない、前傾しない、拳を上げない、内方脚をもっと前に、内側に倒れ込まない〉と駆歩矯正シリーズも、いよいよ外方脚に至る。
これまでの矯正では、「〜しないように」「〜しましょう」と言われて
言われた時は一瞬できても、またもとに戻ってしまい
癖が軽減したのか、教官が指摘するのをあきらめたのかどちらか判然としないまま
過ぎてきた。
■外方脚をほとんど引かないで乗っていると、
駆歩の乗り心地がこれまでとまったく違う。
「わかった」「できた」「楽になった」という感覚より、戸惑いが大きい。
「これで本当にいいんだろうか?」
「駆歩じゃなくて速歩と間違えそう」
「身体がぐわんぐわん揺れないかわりに内股に妙な力が入ってしまう」
しかし、「それでいいのだ」と言われて困惑する。
■マンツーマンレッスンは、調馬索を使って鏡の前で輪乗りをすることで
「自分の思っている脚位置と実際の位置を確かめてみましょう」
「脚の位置を前にしたり後ろにしたりして、実際を見て下さい」と言われる。
外方脚は、いつもやるような「馬が分かるようにちゃんと後ろに引いてますよっ」という位置は、一見して後ろにある。
「外方は付け根から引くようにと言われますが、ここまで引くと(片足後ろに跳ね上げては走っているような体勢になって)人のバランスもくずれますよね」
「すっと引く程度で充分なんですから」と噛んで含めるような説明をいただく。
■今度はほとんど引かない外方脚で駆歩をやってみる。
鏡では、それでも腹帯とブーツの隙間が空いて見える。
「そう、その位置でいいんですよ」と教官の声。
自分で思うよりずっと小さな引き具合でいいのだと実感させられる。
「もちぇさん、見て確かめて下さい!」
「見下ろすと自分の膝の下にブーツのつま先が見えているでしょう?」
「その位置が正しい位置なんですよ」
「膝の下にブーツが見えなくなったら引き過ぎなんですよ」と
普段自分で確認できる方法も教えていただく。
■外方脚の正しい位置は自分の感覚よりずっと小さい引き幅であると納得したが、
新たな乗り心地に戸惑う私は、
「今のは外方脚を引かずに乗っていたんです」
「それでも、駆歩になると自然に内方と外方がずれた脚位置になってしまうものなのでしょうか?」
「乗り心地もこれまでと全然違うし…」と違和感をぶちまける。
「これまでと座りが違ってきたので、そう感じるのだと思いますよ」
(座り? 座りの違い? また新しい概念が登場した)
この変な(揺れない)駆歩については、
「駆歩ですっとまっすぐ乗れるようになれば、行きたい方向に身体を向けただけで馬が動きますからね」
「中級クラスでは駆歩しながら頭の位置が動かないようにと言うくらいですから」と説明を加えて下さる。
しかしながら、端から見て動かないように見える騎乗とは
馬とピタリとあった動きをしているのであって、人間が止まっているのではない。
私の場合「もっと脚!」と言われ過ぎて、駆歩になると前後にずれた座りになるものだと思い込んでいたのかもしれない。
ズレて乗っていては、馬にあわせた動きなんてできはしない。
そこが原因なのか? 
よくわからないなあ…
■「じゃあ次は内方脚をもっと前で使ってみましょう」
揺れない駆歩をしながら4%先生の新しい指令を受ける。
「両脚とも前に出してみて!」
足を前に投げ出すようにしてみるが、
「もちぇさん、ちゃんとやりました?」と声がかかる。
なんだかお腹に力が入ってつまったような感じだったが、やることはやったはず。
「こんな風にね、膝から下を前に出すんですよ」
膝から動かせばいいの? 脚の付け根から前に持ち上げるのは間違いなの?
要求されたことと理解したことには、かくも隔たりがある。
「膝から下ね、膝から下」とブツブツ言いながら再度挑戦する。
膝下を前に出すには、まるでバイクエンジンをかけるときのように
踵から踏み込むようにして力をいれると勢い良く膝下が伸びて前にいく。
「そう、それでいいんですよ」
踏み込むと腰が入るのだが「それで馬に伝わる」らしい。
「脚を前に出すと自然と身体が反って腰の角度も起きますからね」
「僕も隅角の手前で馬がスピードダウンしそうな時は、
わざと空を向いて乗っていた時期がありましたね…」
そうか、脚の位置で座りが変わるし座骨の位置も変わる。
一部分の変化が全体の修正へとつながる。
どこが本質的なズレなのかをつかむのが難しいだけ。

つづく

 


431鞍目 揺れない駆歩は寂しい [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-08(Thr) 合同クラス 通算431鞍目
■本日も"本当に大切なものは目の前にある"【山桜】にお世話になる。
【ムーン】【チャンドラ・グプタ】【毒うま】【ベルベット・シート】との5騎部班。
■今日の私の課題は、
「駆歩で外方脚は引きすぎない」
普段物腰の柔らかな4%先生が
「それじゃ後ろ過ぎです」「もっと前にして!」と
いつになく強い調子で注意なさる。
普段、言ったことができなくてもキツい物言いをなさらない先生だけに、
「何が何でも直してもらうぞ」という意志を感じる。
■左手前輪乗りの駆歩では、私のバランスが悪い事もあって
外方脚を引いてないつもりでいても「もっと前!もっと前で!」
「もちぇさんは引かないで使っているつもりでいても、まだまだです」と
何度も繰り返し注意される。
■「それなら、もうやぶれかぶれだ」と右手前では両脚揃えるつもりで駆歩する。
発進も外方脚はお印程度に引いただけ。
安定している右手前だからか、静かに駆歩が続く。
でも乗り心地が変な感じ。
ぐわんぐわんと揺れる感じがないのだ。
グラグラして落ちそうで落ちない、あの駆歩のスリルが味わえない。
つまんないじゃないの〜、これじゃ物足りない。
「もちぇさん、それでいいんです」
「右手前の外方脚の位置はとても良かったですよ」と褒めていただいたが、
私の胸には穴がぽっかりとあいたまま。
■正しい駆歩の乗り方って、こうも静かで物足りないものだったか。
ぐわんぐわんと大揺れする駆歩の乗り心地が〈怖いけど楽しくて〉好きだったのに…
さらに、私の駆歩の問題は外方脚だけではなかったはず。
拳は動いて、上体は前傾で、内方脚が後ろに流れていたはず。
それは今は考えなくてもいいんだろうか?


429/430鞍目 馬と私 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-07(Wed) 合同/復習クラス 通算429/430鞍目
■学年末の時期。
過酷なテスト圧力が過ぎ去ったとたん、家族がB型インフルエンザ発症。
「やめて〜うつさないで〜」と家庭内では私の方がマスクをする。
(体調悪化すると馬に乗れなくなりますから…)
食事やうがい以外で常時マスクするのは、かなり怪しい姿だが、
慣れると外したとたん空気が薄くなった気がして不安になる。
今にダースベイダーのようにマスクがないと生きていけなくなるかも。
■本日ひと鞍目は、"あなたにあえて本当によかった"【山桜】と。
【とら】【霧丸】【ヴィーヴルロア】の4騎部班のレッスンになった。
合同レッスンだったので大まかな運動が中心。
折り返しだけがキツくならないよう「【山桜】君、こっちへ」を心がける。
ところが、いつもならすんなりと来てくれるのに来ない。
脚を使っても前肢だけが進むような感じで、首がこっちに来てくれない。
「もちぇさん、もっと背を起こして乗りましょう」
「今の身体の位置を変えずにもっと手綱を短く」とことあるごとに言われる。
やっぱり休み明けだと私の身体が固くなってダメなのかなあ〜
駆歩でも「も・ちぇ・さん、内方脚もっと前!」といつもと同じ注意。
がっくり…
■レッスン後半で「駆歩で斜めに手前を換えて、斜線中央で速歩に」の練習をする。
と、「あっそうだった!」とばかりに突然【山桜】覚醒。
エンジンの回転数もハンドリングも次元が違う。
これが私の【山桜】なのだ。
クーリング時には、手綱を伸ばした軽速歩と常歩をたっぷり。
いつもの満足いく乗り心地になっていた。
■最後に「どうでしたか?」と4%先生から訊かれる。
「後半は気持ちよく乗れました、前半は休み明けだから私も固くなっちゃって…」
すると意外な返答。
「もちぇさんもいろいろ忙しいように、
【山桜】もいろいろな人を乗せているので、扶助になれるまでどうするんだったかなと迷っているんですよ」
ええ? 私が100%ダメだった訳でもないってこと?
馬が人の扶助に応えて、滑らかに大きく動いてくれれば、人だって楽に乗れる。
扶助が分からなくて混乱した動きしかできない馬は、乗っている人だってつらい。
人馬の調和って、ほんとうに小さなきっかけで好循環になるか悪循環になるかの瀬戸際なのだ。
これまでの練習が、かなり優遇されていたことに改めて気がつく。
私の【山桜】でないときにも、
再び彼を引き戻せるよう慌てず焦らずにいられないとなあ。

■ふた鞍目は【チャンドラ・グプタ】
2騎部班の復習レッスン、相方は【毒うま】くん。
【グプタ】は最近、近づくと耳を絞ったり咬もうとしたり。
ふと見ると直りかけの鞍傷がある。
ああ、つらい日々だったんだ。
■前回は4%先生の下乗り後だったので、左右差をさほど感じなかったが、
今回は水ろく1本でそのまま乗せてもらう。
「うわっ、右に向けないのかい?」
左には滑らかに向けるのに、右はゴチゴチ。
無理に向けると明らかにつらそうな雰囲気。
■最近、脚と手綱の感触を学ばせてもらったおかげで無理をせずに少しずつ
「こっち向けるかい?」「そうそう、いいよその調子」
「ああ、また苦しくなっちゃったかい?」「そっちが楽なんだよね」
「落ち着いたら、もう一度やってみるかい」と手綱でお話しながら
右内方姿勢を取ってもらえるよう努力してみる。
まだまだ脚も手綱も姿勢も不安定な私に、馬を支えてあげるなんてできる訳ないが、
それでも「この馬変だわ、なんでこっち向かないのよ」グイグイと無理矢理引っ張るのではなくて、少しずつ馬の様子を伺いながら働きかけができるようになってきた。
「一瞬でもいい右側を向けたら、それでいいよ」と意図してプレッシャーを軽くできることが、今の自分のやるべきことなのだと思う。
■中央線から斜め横足では、左手前だとスムースにいくのだが
右手前では身体を固くして頭を上げてしまう。
思わず「頑張れ、頑張れ、よし!よく頑張った」と声をかける。
「なんでちゃんとやらないのだ?」と馬を責める気持ちではなく、「不十分だけど頑張っている」と受け取ると馬が安心するような雰囲気になる。
■駆歩は、ややもたつくものの左手前はきちんと駆歩してくれる。
去年までは【グプタ】の駆歩はバタバタ発進で落ち着いて乗れなかったことを考えると、ずいぶん楽に乗れるようになった。
右手前では、隅角を深く入って馬が右を向く以外にない状態で発進の扶助を送ると駆歩を出してくれた。
「おぁ、右で出ましたね」と教官も喜んでくれる。
ただ、これは場所やタイミングが偶然よかっただけで再現性がない所が私の実力のほど。
■【グプタ】が「もういやだ〜」と首をあげたり耳を伏せたりすることがないよう、無理矢理な扶助を避けた。
一歩間違うと「馬に伝わっていない」扶助になりがちだが、それでもレッスン後半になると気持ちよく前にでてくれる。
こういう動きの中では、右内方姿勢を維持できる時間も長くなる。
「今日はよく動いていました」
「いつもこんな風に動いてくれるといいのに」と教官のコメント。
■【山桜】に乗ることで、手綱を通して馬の様子を感じ取るきっかけをもらえた。
そのことが【グプタ】にも活かせるようになったのかなと思える。
「できない」「やってくれない」と自分や馬を一方的に断罪するのではなく、
馬と私がやりとりする中身を繊細にしていくことが、よりよい運動につながるのだろう。
【グプタ】のクーリングの常歩がゆったり大きくて「今日のレッスンは良かったよ」と伝えくれた。


428鞍目 こいの予感 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-05(Mon) 初級クラス106 通算428鞍目
■今日はひと鞍だけ。
お相手はもちろん"君となら世界の果てまでも"の【山桜】
ベルベットシート】と2騎部班。
■折り返しを使う練習も7回目になる。
レッスンの最初に疑問をぶつける。
「どうして、折り返しだけがキツくなるのですか?」
「手綱と一緒にたぐってはいけないのでしょうか?」
4%先生が「あはは、みなさんそうなりますね〜」
「馬に持っていかれたりして、手綱だけが弛んでしまうんでしょうね」と答えて下さる。
なるほどね、手綱は馬と人が引っ張り合えるが、折り返しは人だけが引張れる。
よくよく気をつけてあげないと短くなるばかりで、馬が窮屈を強いられるのだ。
手綱をたぐる時には、中指の力を抜いて折り返しを緩めにたぐる作戦でいこう。
本来は手綱を勝手に弛ませない方法が正しいのだろうが…
「今はそんなに気にしなくていいですよ」
「こちらで声をかけますから」とフォローしてもらう。
■最近のレッスンが楽しくて仕方ないのは、すべて【山桜】のおかげ。
内方脚で押せば外に出る。内側の座骨に荷重すればそちらによっていく。
「さあ、もっと!」と脚を意識すれば前に出てくれる。
私がやったことに確実に反応が返ってくるから、
〈プレッシャーに応じたからリリースする〉という一連の流れが実感できる。
■ここ何回かのレッスンは自分の中で〈馬をまとめていく〉感覚が
メインテーマになっている。
具体的に教官から何をしなさいという指示はないのだが、
「もっと前に出て」「もっと大きく動いて」という気持ちで脚を使い、
「もっと近くに」「もっと一体感をもって」と手綱を握っている。
馬の動きが小さいように感じられて
「もっともっと」と脚に力を込めてスピードを上げようとすると、
「そんなに出さなくていいから」
「もっとゆったり大きく動けるように」と言われしまい、
軽速歩のリズムにひと呼吸のためをつくって自分も大きく動くように気をつける。
回転運動をきっかけに「もっと近くに来て」と脚を使うと首が起きてきて、
手綱を短くできるのだが、
こちらの注意が散漫になったり、バランスを崩したりすると
いつもまにか【山桜】の首が遠くにいって手綱が重くなっている。
あれっと思うがそれより早く
「馬の首を持ち上げていいから!」と4%先生の声が飛んでくる。
「ごもっとも!」先に指摘されてしまった、とぺろっと舌が出る。
ここは「あれっ」と思ったら同時に身体が動かないとダメなんだ。
■レッスン中だらしなく手綱を弛ませないようにと心がけるが、
運動の途中で常歩になった時が思案のしどころ。
一時的な常歩なら、手綱は短く持ったまま肘をのばすことでテンションを保つべく努力をするが、長めの常歩ならちょっとブレークさせてあげたい。
というより肘を伸ばしたままでは私が前屈みになってきて苦しいのだ。
さて、この常歩をどう扱うか。
結局【山桜】の反応が機敏ですぐエンジンの回転数が上がってくれることに胡座をかいて、手綱をゆるめティーブレークにしてしまう。
「経路を回ってもレッスンの組み立てでも緩急メリハリが大切じゃないか」
「【山桜】だってレッスン中ずっと手綱を持たれていたらつらいだろう」と
勝手な解釈に至る。
しかしながら、強風にあおられて馬場回りがガタガタ音をたてたとたん、
小さく跳ねる【山桜】
「申しわけありません、ごめんなさいませ」
レッスンの相方と教官とそして【山桜】に平謝り。
気を抜くこととリラックスは違うのであった。
■駆歩では「外方脚を後ろに引きすぎないで」と姿勢矯正を言い渡される。
「もちぇさん、外方脚をもっと前にして」と駆歩中に両脚を揃えるよう、
極端な指示が出る。
私が多少バランス崩しても駆歩を続けてくれるありがた〜い【山桜】なので、
両脚を速歩と同じような位置において駆歩する体験。
「なんなの〜?!」 駆歩し続けているけど… 絶対速歩になると思った。
いやそれ以上に乗り心地が違う。
ホッピングに乗っている時のように、
両足均等に踏んで、自分のまん中でビヨ〜ンビヨ〜ンと上下動する感じ。
斜め(左右不均衡)という感覚がなくなって両脚に同じように力が入る。
「外方脚を後ろに引くのは、
馬が膨らむとか極端になったときに使えばいいんです」
「もちぇさんの場合は、今の状態から内方をもう少し前にすればいいくらい」
「馬には内方と外方の位置がズレているんだと分かってもらえばいいだけ」と
4%先生に強調される。
私にとっては、脚の位置もさることながら両脚均等という感覚がひっかかる。
「速歩でも駆歩でも同じように乗っていればいい」と以前から言われているが、
駆歩でも左右均等のまん中感覚でいいのだろうか?
これまでの駆歩感とまったく違うのだが… またもやハテナマーク。
■レッスン後半は、速歩での歩度の詰め伸ばしを練習することになった。
馬場の短蹄跡と隅角は速歩で歩度を詰める。
隅角を過ぎて馬の姿勢がまっすぐになったところで軽速歩で歩度を伸ばす。
最初のうちは、歩度を詰めるために姿勢を起こして手綱で「あのね」と声をかけるとスピードを落とそうする【山桜】なのだが、
「ちがうちがう、しっかり走って!」と脚を強めに使うと
「ええっ?走ったままでいいの」と不思議そう。
長蹄跡に出て、さらに脚を使って「さあ行って!」と手綱をふわぁと緩めると
「なに?さらに走るの」と釈然としない雰囲気。
「もちぇさん、手綱を先に緩めるんじゃなくて、
馬の姿勢が整って脚で出してから手綱ですよ〜」と教官の注意。
いやいや、人の先走りばかりですな…
それでも馬場一周するうちに【山桜】は理解してくれた様子で、
姿勢を起こして脚を使うと手綱が予想以上に余る。
スピードに変化はないのに、タンタンタンという速歩のリズムが力強くなる。
そして隅角を回って馬がまっすぐ向いたら、
「さあ、どうぞ〜」と上半身を差し伸べただけで、スピードが上がる。
ただ60mの長蹄跡は長過ぎたようで、途中で失速。
これは脚をさぼった私のせいだろう。
何度か繰り返すうちに、タン、トン、さあ〜という擬音だけで表現できる扶助で
【山桜】が歩度の詰め伸ばしをしてくれる。
長蹄跡だけではなく斜線でも同じようにやってみるが、
予想以上に歩度が伸びて速歩で座っていられないほど。
転げ落ちそうな速歩で喜ぶなんて不思議だが、自分の扶助に応えてくれるというのは何にも代え難い満足感をもたらす。
■最後に2課目経路の駆歩発進のパートのみ練習する。
手綱を緩めた並足から蹄跡に入って手綱をとりつつ隅角も意識。
短蹄跡を歩かせている途中は、
エンジンの回転数を上げて輪乗りの方向をしっかり決めて、馬に我慢させる。
このエンジンの回転数と我慢のさせどころの微妙なせめぎ合いが、
輪乗り駆歩の質を決める。
左手前では本来手綱を伸ばした常歩ではないのに、パート練習だったこともあって
伸ばし気味で常歩をさせてしまった。
すると、駆歩発進までの準備が間に合わず微妙に長い手綱で駆歩発進。
すると駆歩の勢いが足らず輪乗りが小さくなってしまった。
【山桜】の愛で駆歩は出してくれるが、発進の矯めがたりないと元気のない駆歩になるらしい。
「もちぇさん、輪乗りが小さくなりましたね。もう一度!」
4%先生にもバレバレなのだ。
再挑戦では、手綱をしっかり短く持って【山桜】に我慢をしてもらう。
びゅうんと元気よく発進してくれて規定の大きさの輪乗りになる。
敢えて言うなら、ちょっとだけ元気よすぎたかも…
脚と手綱でどれだけエネルギーを蓄えられるかで、
歩度を伸ばしたり駆歩発進したりの調整ができるのだ。
「細かい所まで、できるようになりましたね」と嬉しいひと言をいただく。
でも、応えてくれる【山桜】のおかげ。
■【山桜】に頼り切っている自分を自覚する。
彼にもし何かあったらと思うと心配だし、他の方が乗っていても気になる。
毎日乗りたい世話したいと思う反面、
ある日突然、言うことを聞かなくなったらどうしよう…
いやあ、このドキドキ感はかつての青春の一コマを思い起こさせるなあ。(照)


426/427鞍目 折り返しを緩める [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-02(Fri) 初級クラス104/105 通算426/427鞍目
■我ながら、ものすごい勢いで騎乗している。
「乗らなくてはならない」という強迫観念はなくて、
日々教えられることが沢山あって「もっと乗ってみたい」という衝動に突き動かされているのだ。
特に折り返しを使う練習が始まってからは、馬がまとまっていない状態がもどかしく気持ち悪く感じるようになって、どうしたら馬が前に出てくれてしかもまとまってくれるのか?何が悪いのか?どうしたらいいのか? とばかり考えている。
■本日は【ベルベット・シート】が相手を努めてくれる。
【チャンドラ・グプタ】【毒うま】【ムーン】の4騎部班で中級との合同レッスン。
■「どんどん折り返しを使う練習をしていきましょう」とのことで、
特に下乗りもなくナチュラルに4本の紐を握って馬場に出る。
今回で5回目。
これまで特に意識していなかった部分で「はて?」と思うことが多い。
薬指を間に小指と中指で挟んでいるが、拳の上に出ている部分はどうするのだったか?
人差し指と親指で挟むのは手綱、では折り返しは?
手綱とあわせて持つの? 中指と人差し指で挟むのか?
長鞭も持っているので、柄を握り込むと親指の下には折り返し/手綱/長鞭の柄が集合。
ただ紐と棒を持っているだけなら問題ないが、
手綱をもっと短く持ちたいとか、長鞭を振って合い図したいとなると
「こんなんでいいのか?」状態。
準備運動も進んでなんとか手綱を短く持つようになると、
「折り返しがきつくなってきているようです、緩めてあげて」と衝撃のひと言。
「首の下を通っている紐にゆとりが出るようにね」
えっえ〜? どうやったら折り返しだけ緩められるんだろう?
馬が動いているなかで、細かい説明を求めるゆとりがない。
編み物を思い出す。
挟んでいる指の力をそっと抜けばいい。
中指だ! 中指と薬指の間だ!
でもね、馬が折り返しを引っ張ってくれないと弛まないのだった。
しかたなく手元を見ながら、片手手綱にして空いた方の手で折り返しだけ引っ張り出す。
(周囲を見ていないから馬に何かあったら事故を起こしそう…)
馬の影で折り返しが弛んでいるのを確認する。
「今は難しいでしょうが、だんだん慣れます」
「見ながらでもいいですから」と笑顔を向ける先生。
■つまり、手綱を持ち直す時に折り返しも一緒の長さで短くしてはいけないのか?
でもテープで折り返しと手綱を固定していた時は、その状態だったはず。
固定していて一時、折り返しは張っていて手綱が弛んでいた状態があった。
それは何?
またもや、わけわからん状態突入。
■レッスン自体は、駆歩の輪乗りだったのだが
牡馬【グプタ】が牝馬の【ベル】に後ろに来るだけでドキドキしたり、
前を走る【ムーン】が立ち止まったりするたびに、こちらも緊急停止。
【ベル】の駆歩を出したり曲げたりする自信がまったくないので、周囲に気を取られて動けなくなってしまう。
4%先生は、
「回りの馬の事は気にせずに追い抜いたり避けたりできるようなりましょう」と
おっしゃるが、ちょっと遠い目標だ。

■ひと鞍目が、ほとんど動けない状態で終わってしまったので
「今日はもう乗らないんですか?」と訊かれると、
つい「乗せて下さい!」と懇願する。
■ふた鞍目は"やっぱり君が最高"の【山桜】君に登場してもらい、
【アウグスティヌス】との2騎部班。
折り返しも6回目、下乗りなしの自立騎乗。
これまでの下乗り付きのレッスンがどれだけ優遇されていたか、しみじみ悟る。
扶助に敏感に反応し素直に頑張る【山桜】にかわりはないのだが、
エンジンの回転数が2000回転で始めていたはずが、600回転からのスタート。
それなりに頑張らないと…
■手綱のピッチマーク4番手前から始めて3番目を目標に手綱をとっていく。
蛍光テープでも張っておこうか、そうすればいちいち手元を確かめなくてもいい。
■蹄跡行進から輪乗りへ。
回転運動のたびに内方姿勢を意識していく。
「外側の手綱をピンと張って、内方脚で押し出したものを外側の拳で感じて」
「内方の拳で馬を会話しましょう」
「こっちこっちと内方に向くように呼びかけて、
向いてくれたら緩めてそれでいいんだよと言ってあげて」
脚で押せば確実に反応が返ってくる【山桜】だけに、
手綱の動きも小さくして充分足りる。
内方での会話も拳をクイと握ったりフワッと緩めるだけで解り合える。
「【山桜】にお砂糖あげました?」と4%先生が妙なことを聞く。
「いつもレッスン前にガゾリン補給としてあげてますが…」
「甘いものを食べた時もそうなんですが、
馬がハミを味わっていると口の回りに泡が立つんです」
鏡を見ると〈歯磨き小僧〉になっている【山桜】
クイクイと動くハミが歯ブラシになっているんだろうか? 
面白い現象である。
■軽速歩から速歩になるとちょっと首が下がる感じになる。
「持ち上げていいですから、そういう時は拳を上げてもいいんです」
速歩で拳が動かないよう「鞍の前に」という意識が強過ぎると、
手綱の調整が2の次になる。
「速歩に一生懸命になると、ちょっと前を許しちゃうんだな」
まだまだ、正反撞の速歩をしながら手綱の繊細な操作は難しい。
■駆歩では後ろを走る【アウグス】との馬順調整のため巻き乗りの指示が出る。
「外方拳と脚で小さく回して!」
【山桜】は本当に素晴らしい。
外方に敏感に確実に反応してくれるから、きれいな巻き乗りができて
すうと【アウグス】の後ろに付いて駆歩ができる。
「かっこいい〜【山桜】♡」と思わず声をかける。
自分の出した扶助に的確に反応してくれる馬に巡り会うと本当に幸せ。
馬のおかげで上手くなったように感じさせてもらえるのだ。
■最後に2課目経路。
「今日は細かい所よりも、スピードにのせてやりましょう」とのひと言がつく。
この「もっと動け」というフレーズは私には鬼門。
なんだか荒っぽくて暴れたような扶助になってしまい、
案の定駆歩での斜めに手前を換えのところで速歩に落ちる。
見学していた方からも
「あの【山桜】なんだからもっと力を抜いて乗ればいいのに」と言われる。
■バランスを崩さないように静かで効果的な推進の方法はないのか?
更なるバランス強化か?
脚の力に頼るのではなくて騎座での推進か?
力を抜く?
まだまだ険しい道が続く。


424/425鞍目 内方発進 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-01(Thr) 初級クラス102/103 通算424/425鞍目
■弥生3月。まさにうららかな春の光。
庭先、里山あちこちに梅の花が盛りを迎えている。
うまし国うまし季なり。
■本日ひと鞍目は、"失うことが恐ろしい"【山桜】とマンツーマンの贅沢レッスン
折り返しを使った4回目の練習になる。
付け外しは自立。
4%先生が前乗りをして下さって、
ピッチマークの「4番目を持ちましょう」指示のもと4本の紐を持つ。
手綱が外に折り返しが内側になるよう伏せ拳の薬指の間に挟み、いつもと同じように手綱を握る。
■「最初はマークが薬指にきてますね」
「動かしていくうちにマークが手のひらのまん中」
「できるようになったら、つぎは親指と人差し指で」と元気よく常歩させながら、
少しずつ手綱を詰めていく。
軽速歩で輪乗りをするころには、
「ピッチマークの3番目で持ってみましょう」とどんどん短くなる。
最近は手綱がもどかしい感じに敏感になり、指示されなくても手綱を短く持とうとしている。
折り返しが一緒で、こんなにふうになっても大丈夫なのかな? と自分のやっているに自信が持てない。
■【山桜】の速歩は、座骨でのうさぎ跳び感覚を持つようになってから
乗り心地も良くなり手足も自由になってきた。
ただし、このうさぎ跳びは運動量が半端じゃない。
これまでのように、慣れるための短時間ではなく、ずーっと速歩のまま。
体力がない私はすぐ息が上がってしまう。
教官は【山桜】が重いのではと心配してくれたが、これは私の体力不足。
「もちぇさんの息が上がれば、馬だって違和感を感じて身を固くしますからね」
と常歩休憩。
人が乗るのがつらい時は馬だって乗せづらい。
息を整えたら、常歩で隅角を深くきちんと回る練習をする。
まっすぐ入って内方姿勢を取って曲がりまっすぐ出る。この間6歩。
「経路の速歩では多少浅くなるとは思いますが、
きっちり隅角を通る意識を持つことは大切ですし、
次の運動の質を良くしますからね」と基本の大切さを語る先生。
■後半は2課目経路。
いつもは主審の位置にいる4%先生が馬場の中から見て下さる。
準備馬場では、
「駆歩を出してから軽速歩に落として」
「そう、このくらいのペースで」と理想とする馬の状態を教わる。
元気よく気持ちのいい馬が「やりますよー」と言っているような雰囲気。
経路は、注意するべき所を流さないよう最大限注意を払った。
常歩パートで「手綱を伸ばせるなら伸ばせるだけ」と言われて、
肘を曲げたままの姿勢で手元から手綱を繰り出していたら
「肘を伸ばして」
「曲げたままだと馬を引っ張っているように見えるから」とアドバイスされる。
肘は脇腹にと基本の姿勢を教わってきたが、
このパートは人の理想姿勢は問題外らしい。ふう〜難しい…
駆歩の斜めに手前換えが特に速歩に落ちやすい。
「今日は絶対速歩にさせない」と回転で内側に傾かないよう注意する。
よっしゃ、できた!
最後の半巻き乗りからX点を通って最後G点まで、気を抜かずにいられた。
「いいじゃないですか」とOKをもらう。
敢えて加えるならと、
「最初の敬礼のあとC点から蹄跡に入るのがショートカットぎみ」と注意を受ける。
「ラチの柱の根本に馬の耳の間がくっ付くのを見たら曲がるように」と
曲がるタイミングも教えてもらう。
ふむふむ、この視認法は距離3mだったな。
最後に曲がる練習をして、クーリングへ。
■常歩をしながら手綱を伸ばしていく。
「馬がハミを追って首をのばしていくこういう常歩ができれば
経路では7点つきますよ」
「馬が草を食むような姿勢がとれるのがいいんです」
「速歩でやや緊張していた馬が次の駆歩に備えていったんリラックスするように常歩パートがあるんですよ」
ううむ、奥が深い。経路って考えてられて作られているのだ。
緊張とリラックス。
レッスンでも経路でも、緩急めりはりをつけて心地よい時間にしていかねば。
クーリングでゆったりとした常歩ができていれば、
その時間は馬にとって良い運動になった証拠だそうだ。
今日も楽しいレッスンをありがとう【山桜】くん。

■ふた鞍目は【チャンドラ・グプタ】
【アウグスティヌス】との牡馬2頭での部班。
■【グプタ】の速歩はちょっと特別。
反撞が小さすぎて軽速歩がしにくく、速歩の方が楽なのだ。
はじめの内は、動きを大きくしてもらおうと脚や鞭を使って軽速歩をしていたが
「急がせることはしないで」
「そのテンポの中で大きく動かして」といわれて、
速歩で乗るようになってしまった。
■蹄跡からスタートする8の字乗りの運動。
20m幅の馬場を10mの円2つでつなぐ。
巻き乗りのつもりでカーブを描くと、曲がりが強すぎて中央で姿勢の入れ替えができない。
途中で向きが変わるのだから浅く曲げておこうとすると、8の字とは似ても似つかないフラフラの軌跡になる。
何度も繰り返す中で、だんだん【グプタ】の首が伸びて手綱がもどかしくなってくる。
こうなると無理矢理手綱を引っ張ったり、脚でグイグイ押して何とかしようとなるので、馬も前に出なくなる。
馬が伸びてきて操作性の低下をきたしている状態だ。
首を上げてもっと前に出てと脚や鞭を使いっぱなしになり【グプタ】も頑張って速歩は続けれくるのだが、もがけばもがくほど泥沼にはまる。
こんな時は「もっと前に出て!もっとコンパクトにまとまって!」と本能が要求しているのだが、いかんせん脚を使えば人がバランスを崩して馬のお荷物となり、手綱を持てばブレーキになってしまう。
馬に気持ちよく動いてもらうためにはどうしたらいいんだろう?
■泥沼から救い出してくれたのは、次の運動を指示する4%先生の声。
「次は駆歩をしますが、今日は内方発進というのをやってみましょう」
我がクラブでは、内方向けて内方脚をつけて馬エンジンの回転数を上げてから、外方脚を後ろに引いて発進の合図とする外方発進をまず習う。
駆歩下手な私の場合、発進の合図が伝わらないことが多く「もっと強く蹴って」と言われ続けたことで、後ろ回し蹴りの癖がついてしまった。
外方脚引き過ぎや発進時に腰が浮いてバランスが崩れるなど、いまだに問題を引きずっている。
■「最初に外方脚を引いておいて、馬を内側向けて内方脚で強く圧迫です」
「僕らは内方発進で教わったんですが、
今となっては、内方で出なければ外方で合図するし、出なければ内外を繰り返すこともあってどちらか一つの方法にするということはありません」
まずはトライ!【グプタ】の左手前から。
静かに外方脚を引いておいて(ひと呼吸)、
手綱で内側を向かせて、馬が「おっ何かやるんでしょ?」と反応を見せてくれたところで、内方脚でグイ。
スイッと駆歩が出る。
「ほぉー楽〜♪」
後ろ回し蹴りにならないので腰が浮いてしまうことなく、
そのまま乗っていられるのが新鮮。
「内方脚を発進と同じように使い続ければいいんですよ」
なるほど!!!! こういう教え方ができる4%先生、あなたは天才です。
「どういう手順でやるか自分の中できちんと整理して、もう一度」
体勢も整わないうちから勢いで出そうとする私の欠点もお見通しで、指示がでる。
■外方脚を引いたままでひと呼吸おくのが何よりもいい。
ここで慌てないから、馬の姿勢とか自分の姿勢がどうなっているのかを客観視できる。
内方脚での合図は、巻き乗りや斜め横足の時に使っているので気楽に使える。
しかも「あれっ出ないな」と思えば今まで通り外方で合図という、次の手段もちゃんとある。
「内方脚を前で使え」と言われるより、「一歩ごとに発進の合図を繰り返して」と言われる方が動作に継続性があるのでバランスの崩れが少ない。
いいことを教えてもらった。
■気持ちよく左手前を終えて【グプタ】の右手前駆歩。
あれれ?【グプタ】くん、ものすごい歪んでいるのですが…
8の字乗りの時には感じられなかったのに、
駆歩発進となると首が反対に向いてしまう。
かなり無理矢理、駆歩を出す。
何をどうすればスムースに駆歩をさせてあげられるのだろう。
制御不能の駆歩になってしまう。
「怖いですか」と聞かれるが「平気です」と即答する。
内方脚で押すとか手綱を強い力で支えるとか、【グプタ】の走り難さをカバーする乗り手のやり方があるはずなのだろうが、今の私には手がでない。
■かわいい【グプタ】、いつか君が楽に右手前駆歩が走れるようお手伝いできる乗り手になるから、あともう少し待っていておくれ。


423鞍目 白馬にまたがる [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-02-28(Wed) 初級クラス101 通算423鞍目
■新しく転勤してきた芦毛の王様は、障害も馬場もこなす立派な馬。
若くはないが、おとなしく礼儀作法もきちんとしつけられているらしい。
「よしよし可愛がってあげるからね」という親しみより、
市井のおばさんにありがちな心境「私らとは次元が違うからねえ」というまなざしを注いでいた。
ところが配馬表を見ると【ヴィーヴルロア】の名前が。
「はぁ?」「この私に乗れとおっしゃる?」と素っ頓狂な声を上げてしまった。
■来てから2週間たってないこともあり、馬房に迎えて行っても馬装をしても
素直にお行儀よくしているけれどまだまだ真の姿は見せてない感じ。
4%先生が下乗りして下さる。
どんな馬でも軽々乗りこなしてしまう先生なのに【ヴィーヴ】を動かす為に
うんこらしょ、うんこらしょと脚を使っているのが見て取れる。
この私に動かせるのだろうか?
「拍車を付けた方がいいでしょうか」心配になって尋ねる。
「用意だけしておいて必要なら付けることにしましょう」との返事。
■本日は2騎部班で【アウグスティヌス】と一緒。
冬毛でふかふかの真っ白な馬体の【ヴィーヴ】は、
【ムーン】並みにボリュームある身幅。
激重の予想に反して、ちゃんと動いてくれる。
というより何を要求されているのか常に気を使っているから、
「次は何を言われるか?」と張りつめて、のびやかに動けないのではないかと想像してしまう。
ちょっと身体を起こして両脚を後ろに引いただけで止まってくれる。
バランスが崩れた稚拙な扶助をしているとフラフラしたり、リズムが止まったり。
ああ、この馬はなんでも知っているのだ。
そして私の悪い所をすべてそのまま映し出して動いてくれる。
馬が右に寄れていくのは、右手綱が強かったり、右に傾いて左に落ちて乗っているのがバレバレだからなのだろうな。
■速歩の反撞が高いので「無理をせずに軽速歩で」と言われるが、
乗れるか否かは別問題として、こういうボヨンボヨン系の反撞は好きなのだ。
手綱がもどかしくて、もう少し傍に来てくれると楽に乗れるのにと思う反面、
私が下手クソなのに気がつかれたら「なーんだ」と相手にされなくなる危機感が押し寄せる。
相方の運動スペースを確保するために停止していると、
ハミをグイと持っていかれる。
「あっハイ、脚が弱いのに手綱だけ強くて窮屈だとおっしゃっているのですね」
きちんと停止するならふくらはぎは付けておかなければ。
【ヴィーヴ】に教えられること多し。
■速歩で運動していると手綱がもどかしくなる。
前に出なくなってくる。
うわっ空中分解する! バラバラ、グラグラ〜
「鞭を使っていいですよ」と4%先生。
「馬が伸びてきちゃっていますからね」
「楽に乗れる馬じゃないですから、軽速歩でいいですよ」
肩鞭をちょんと使って前に出てもらって、空中分解回避。
伸びた馬の乗り難さを強烈に体験する。
と同時に、馬を前に出せる扶助と馬が信頼できるハミの重要性を痛感する。
彼は騎乗者の下手さ加減にどれだけ寛容なのだろうか?
【ヴィーヴ】に辛抱してもらえるなら、これからも乗せてもらって死に物狂いで練習したいなあ…
■駆歩は最初だけ発進に手間取ったが、
以降は外方脚のクイという合図で気持よく発進してくれる。
身体を大きくグワンと振って走ってくれるので、私にはとても乗りやすい。
地上から4%先生が「内方脚をもっと前で使って」と叫んでいる。
脚を前で使うためには膝の裏が伸びてないとダメで、それにはちゃんと座骨が鞍についていないと伸ばせない。
グワーングワーンとゆったりしたリズムの駆歩なので「膝裏・座骨」とゆとりある気持ちで身体の使い方を見直せる。
【ヴィーヴ】の駆歩は気持ちいいぞな。
駆歩の輪乗りや斜めに手前を換えも無事やらせてもらえて、幸せな気分。
「騎座がもう少し安定してきたら、
脚の使い方もある日突然出来るようになりますよ」と4%先生がおっしゃる。
(「あーる日、突然♪」というフレーズには、びみょーなニュアンスを感じるが…)
■想定外の騎乗となった【ヴィーヴルロア】
よく解っている賢いお馬であるし乗り心地も大好き。
ただ今日のところは、おとなしくお互い出方を見る模様眺めの雰囲気だった。
【ヴィーヴ】自身と教官に「のってもよい」と今後の許可をもらえないと、
気安く「乗りたい」と言えない近寄りがたさがある。
(お許しもらえるかな?)


421/422鞍目 新しい感触 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-02-26(Mon) 合同クラス 通算421/422鞍目
■”君じゃなきゃダメ”とまで思えるようになった【山桜】は、
昨日は5鞍のお仕事だったらしい。
そこはかとなくお疲れモードが漂っている。
■ひと鞍目は、駆歩初級合同クラスで
【時鮭】【チャンドラ・グプタ】【アレフ・ゼロ】と一緒の4騎部班。
先頭が渋滞することが多くのんびりムードのレッスンとなった。
昨日が大忙しだった【山桜】には丁度いい身体ほぐしになるかも。
■「もちぇさん、鐙革短くしました?」
「なんだか脚が窮屈そうに見えますよ」と4%先生が声をかけてくれる。
やっぱり、そう思います?
最後まで鐙を踏み下げられなくて、膝が余ってニーロールからはみ出すような感じの時が多かったのだ。
長靴の時は鐙革を穴一つ分長くした方が乗りやすいですよ」と言われ、
13番の穴を12番にする。
脚がまっすぐ下に伸びて鐙が踏める感じ。
しかも、速歩の時の脚が自然にタンタンタンタンと動く。
〈脚を一定の位置に置いておけば、自然に馬体が脚にあたってリズムに合わせた扶助になる〉とかつて教えられた通りになる。
■部班の前方でちょっとしたトラブルがあって、
以降4%先生は元気がなくなってしまった。
なんだか声をかけるのもためらわれる。
■【山桜】とレッスンの最後に2課目経路を回る。
人の意識は真剣勝負だったけれど、最後の駆歩斜めに手前を換えが速歩に落ちてしまう。
歩度を伸ばした駆歩の後が上手くいかない。
詰めた駆歩にすればコンパクトにまとまるかも、とか
内側に傾くとまずい、とか注意事項が押し寄せてきて、
どこかに無駄な力が入っているのだろうな。
それでも速歩に落ちたパートは捨てて、次の速歩をきっちり回る。
鐙革を長くしたせいか速歩での推進脚が気持ちよく効いてくれた。
「すいぶん楽にまわれる感じになりましたね」とコメントをいただく。
本当に【山桜】のおかげで駆歩に対する緊張感がほとんどなくなった。
ありがたいことである。

■ふた鞍目は【毒うま】君で、
【霧丸】さまとの2騎部班。
■いったん前のめりになるとどんどん加速する【毒うま】君だが、
今日は不思議とゆっくりモードで落ち着いてくれる。
こんな低速でいいのだろうかといぶかしく思う程の速歩。
「あと2cm程拳を前に出して脚使って」と言われる通りやっても、グンとスピードが出るわけではない。
「拳を落とすようなつもりで、小指側が鞍に擦れるような感じで置いておく」と
手綱に関する注意をされているうちに、摩訶不思議が現象がおきる。
【毒うま】君自身が「あのさあ」と私に首を近づけてくる。
らくだのように首を上に向けるわけではないが、首が高くなって近くなるのだ。
手綱が余るのでどんどん持ち直す。
「ぎょっ」としたのは、馬に一番近い手綱のピッチマークに触れるまでになったこと。
何なの〜?
こんなに短い手綱で大丈夫なのかい【毒うま】君よ。
【ベル】や【山桜】に「もっと近くへ」とこちらが呼び寄せることはあっても
馬が自分から「あのさあ」と近づいてくるとは思わなかった。
4%先生に尋ねると「馬がまとまってきたからで、いつもの首を上げて嫌がる状態じゃない」とのこと。ほっとする。
■駆歩は発進はいいのだが、輪乗りの継続が難しい。
「内側に傾かないようにしなきゃ」
「しっかり推進した方が乗り心地がいいのだから」と考えながら余計な動きをすると
速歩に落ちてしまう。
先生からは「外方脚はそんなに引かなくていいから」とのお言葉。
「後ろに引き過ぎるともちぇさんの場合前傾になっちゃいますから」
外方脚を後ろにするのは止めて、左右の脚で斜め挟みにするつもりでいく。
なんだか内股に力が入っているぞ。
それでも「もっと馬が大きく動いてくれると乗りやすいのに」と不満は残り、
「何とか推進しなくちゃ、内方脚や外方脚を使わなければ」とやっていると、
「もちぇさん、脚をそんなに使わなくても馬は走るんです」
「馬をお尻で押すような感じでやってみて下さい」と言われる。
ふえ〜、かつて散々「上体で煽るな」と言われ続けたのだ。
腰で押していいのか?
今再びその封印を解く…
脚を使おうと入れていた力を抜いて、骨盤の自然な動きを意識する。
そしてちょっとおへそを前に出すような感じで、内側の座骨がぐぅいと鞍にあたり内股とともに馬を内側から外側へ斜めに押し出すつもりになる。
おお、駆歩に乗るのが楽になる。
「はい、いいですね」とすんなりOKが出る。
■結局、脚に余分な力が入ったりバランスが前屈みになると
駆歩の随伴ができなくなるのだ。
私が「もっと大きく駆歩してほしい」と感じるのは、
馬が大きく動けば騎乗者が出遅れる分、人が前屈みにならずに済むからなのかもしれない。
■騎座とか座骨とかまたまた〈新しい感触〉
【山桜】以外の馬では駆歩継続に難があって「まだまだダメだ」とがっかりすることも多いが、日々あたらしい感触の発見があって楽しくてしかたない。
馬のご機嫌が良くて、たまたまそうなっただけだろうけれど、
いつかは自分のものにしたいと思う。

 ……………………………… ………………… …………………………………
■レッスン翌日の朝、ベッドから起き上がる時にふと思った。
「馬はそんなに脚を使わなくてもいいんです」と
以前にも【毒うま】君に乗った時に4%先生にボソッと言われたこと。
扶助に敏感でどんどん加速してくれる【毒うま】君だから、私自身そんなに脚を使った覚えはなく「脚の使い過ぎ」と指摘されることに違和感があった。
■この違和感の正体って、
〈推進の扶助は、ふくらはぎや踵や拍車を押し付ける以外に選択肢がない〉と思い込んで脚に力を込める路線ひとつでやってきた私に、
〈バランスが安定して馬の邪魔をしなければ座骨だけでも馬は推進できるだよ〉と先生は言いたかったのかもしれない。
■一年前に初級クラスに復帰してからは、馬が前に出てくれないと乗り心地も悪いし図形どころじゃないと推進第一主義でやってきた。
しかしながら「走れ!」と鞍上が暴れても、馬の邪魔をするだけで人馬の幸せにつながらないのがわかったので、騎乗バランス強化に長い時間を費やしてきた。
そして、最近は馬に跨がっている部分(座骨とか内股)が安定していれば、膝から下の部分は前後左右に自由に動かしてスイッチを押したりバランスを取ったりする、言うなれば魚の胸びれのような働きをしている所じゃないかと思えるようになった。
推進力の大元は、お馬さま自身。
脚でこいで馬を動かしているわけじゃない。
なんだか、当たり前のことに気がつくのが遅すぎた。


気落ち 2 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-02-26(Mon) 
■また嫌な場面を見た。
先週と同じく、先が丸くなく短くない拍車。
よそのクラブからいらした方やビジターの方が、当たり前のように拍車をつけているのを見るとぞっとする。
私は初級クラスに上がるまで拍車を使うことはなかったし、
先丸拍車の一番短いものを買うようにと言われた。
しかも、拍車を使ってもいい馬、拍車を使わなければできない運動等のみ、教官から「拍車を付けましょう」と指示が出る。
上手な方もいるので杞憂に終わることもあるが、
明らかに馬が動きにくい状態を騎乗者がつくっているのに、げしげし拍車で蹴り付けているのを見ると胃が痛くなる。
■自分自身バランスが悪く脚も不安定だから人のことは言えないけれど、
それでも「うちのクラブの大切な馬に何をするんだぁ!」
せめて、自分の乗る馬には拍車や鞭が必要なのか確認を取ってから装備を整えて欲しい。


419/420鞍目 収縮? [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-02-24(Sat) 初級クラス99/100 通算419/420鞍目
■昨日は雨だったので騎乗せず。
学生時代からの友人を「ねえ、馬に触ってみない」と乗馬クラブ見学に誘う。
アンチ・メタボ街道を行く姿に説得力があったらしく、
「乗馬かぁ」と興味をもってくれた様子。
あまり一般的でない趣味だけに理解者を増やしたいのが心情である。

■本日も"あなたが頼り"の【山桜】
折り返しの付け外しの方法をもう一度説明してもらうが、
実際やってみると向きが逆だったりねじれたり難しい。
長い紐なので一旦馬の首に巻き付けて、踏みつけられたり絡まったりしないようにするのがポイントとみた。
引き馬の時は4本のひもの何処をもてばいいのか? など、疑問山積。
「折り返しが垂れて馬が踏むと怖いので、手綱とともに首に回したまま多少弛ませて、ハミ環の下で(外側の手綱を除く)3本まとめて持って引き馬しましょうか」と教えてもらう。
なんだか引き馬姿だけ上手な人になった気分。
■私が乗る前に4%先生に下乗りしていただく。
「あれっ3湾曲だな」と眺めていると2課目経路を回っている。
先生の演技を見るいい機会を得た。
長蹄跡で歩度を伸ばそうとして駆歩になりかけるところがあったり、
常歩でも脚を結構使っていたり、先生でもそうなのだと安心した。
ふわぁと中間駆歩になるところなどはスムースで美しい。
■折り返し使用2回目の今日も、手綱と折り返しをテープで固定してもらって騎乗。
初回と違うのは、2本の間に最初から薬指を入れて
正しい持ち方で持つよう指示されたこと。
固定テープが都合良く薬指にひっかかるので、ついついその位置で楽してしまい
手綱の長さを調整する作業を怠りがちになる。
「なるべくテープ位置より短く持てるようにしましょう」と努力目標を示す教官。
■いつもと同様の運動になるが、
「馬が伸びてきましたね」
「もっと短く持って良いですよ」
「その位置で手綱をみてください、折り返しより手綱が弛んでますね」
「そういう時は、拳を手前に、もっと持ち込んで」
と手綱の長さに細かく注文がつく。
普段より手綱にかかる力が大きくて馬が窮屈なのではないかと心配する。
ただし固定テープ部分に指がかかるので、手綱がするすると緩まることがない。
全体的に馬の首をもっと近くに呼び寄せるため、しっかり脚をつかって手綱もグッと持ち込んで人の働きかけを大きくしているような感じになった。
■特に隅角の前では、
「前を持って」
「遅くなるようなら脚を使って」と声がかかる。
駆歩をしている【山桜】がふわっと上にはねる。
絶対こっちのほうがいい!
隅角通過が細かくコントロールできる!
スピードに載せてなだれ込むような駆歩と全然違う。
長蹄跡に向うと「そこで楽にしてあげて前に出して」と言われるまま、
特に何をするでもなく気分だけ「さあどうぞ〜」と先を空けてあげると
ふわんふわんと天翔るペガサスに変身する【山桜】
■意図してやれるわけではないし、長く続けられるものでもない。
しかし〈天翔る乗り心地〉を求める方向と乗馬の上達は同じものだと確信した。
クラスが上になればなるほど馬の乗り心地や操作性が良くなっていくらしい。
あのビギナー/駆歩クラスのジェットコースターのような乗り心地を、我ながらよく耐えたものだ。
「馬に乗るのが怖い」と感じていた私に、ペガサスに乗るような体験をさせてくれたのは【主席】や【アレフ】など往年の名馬たち。
「怖いだけじゃない、こんな乗り心地に出会えるんだ、頑張れ!」と
励ましてくれたようなものだ。
■4%先生がおっしゃるには、
「馬が上にあがるよう感じられるのは収縮という状態」
「隅角通過の質でその後の経路の運動が決まる」
「内方姿勢を求めるのも収縮の一種で、馬場馬術の面白さのはじまり」とのこと。
まだまだ、言葉だけが目の前にごろんと転がっているだけ。
〈馬が伸びる/まとまる〉〈前をもつ〉〈我慢させて〉〈収縮〉etc.
一年前に〈馬を前に出す〉が実感できるようになったのだから、これらの言葉も確かな感触として手に入れていきたい。 
あらたな地平の眺めを垣間みた。

■ふた鞍目は【アレフ・ゼロ】
「もちぇさん【アレフ】にも折り返し付けましょう」と
馬場の中から声をかける4%先生。
「やってみせ、言って聞かせて…」次はひとりでやらせてみるなんて、
山本五十六並みの教育的配慮じゃござんせんか。
ねじれないように、手綱と絡まないように取り扱うのが難しい。
「よしっ、できた」と思っても、ありゃ〜?どうして変になるのかがわからない。
馬場の入り口で待っていた先生に
「大丈夫、だんだんに慣れますよ」と直してもらう。
3回目はとうとう固定テープなし。
どのくらいの位置で持ったらいいのか不明のまま、取りあえずそのまま持つ。
特にこれと言った指示もないままレッスン進行。
■【アレフ】は【山桜】の1万倍も重い。
「拍車で強く合図するのが見てられない」などど言ってしまった手前、長鞭だけで拍車をはかずに乗ったのが間違いだったかも…
のっそりのっそり動く。
〈ちいさな反応でも返してきてくれたら、すぐに合図を止めて再び小さな合図から〉という黄金の法則なんてくそくらえ!と悪態をつきたくなる。
息切れして低酸素状態で頭痛がしてくる。
■「ゆっくりでいいです」
「【アレフ】が扶助に鈍感になっているだけで、もちぇさんの脚が弱いとか間違っているわけじゃありませんから」と4%先生からフォローしてもらうが、今やっていることを止めたらレッスン時間中馬場のまん中でひなたぼっこになってしまう怖れあり。
それでも駆歩だけはちゃんと発進してくれるのが唯一の救い。
■折り返しを使っているなんて、すっかり意識の外。
前に出てくれない馬では、姿勢も何もあったものではない。
往年の名馬【アレフ】何かの拍子に動いてくれるとすばらしい動きになるのだが。
■最後に2課目経路を回る。
準備馬場で「一度駆歩を出して、それからリズムのいい軽速歩に」
「どのルートで入場すれば無理がないかしっかり考えて馬を進めて」とアドバイス
(先の運動会の準備馬場で、
「駆歩禁、軽速歩も最後の数分だけという規定だったのは【アレフ】を動かす人間にとっては手足をもがれたようなものだったなあ」と遠い過去を思い出す。)
■最初から最後まで、サイドブレーキを引いたままで走るような苦しさ。
「最後の半巻き乗りからG点に入ってくるのは、きちんとX点を通過してからG点へ」
「駆歩が途中で速歩に落ちても焦ってバタバタしないで、次の速歩が完璧にできるように体勢を切り換えて」など注意をいただく。
が、当の本人が酸素不足でハアハアしていてそれどころではない。
ふえ〜、名馬【アレフ】を乗りこなすには、まだまだ修行が足りない。


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