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乗馬を始めた頃のこと [はじめに]

今日は日記ではなくて昔話。
■04年夏のこと。ジュニアスクールでわが子が自転車に乗るように騎乗する姿を見て驚いた。「子供は覚えるの早いですから。まあ、おばさんはその3倍かかるかな…」とインストラクターの方がつぶやいた。
■その時、スキーも山登りも出来ないのは『運動神経・体力・気力のないお母さん』だけという我が家族の構図が浮かび上がった。「このままだと子供に馬上から見下ろされるだけになる」という危機感が押し寄せた。なんとかスポーツ弱者の立場から抜け出すべく、「子供が学校に行っている間、こっそり3倍練習して同じようにうまくなろう」というアイディアが浮かんだ。そして、8月から本格的レッスン開始。騎乗回数を3で割れば標準的な到達度を比べられる。
■はじめは、騎馬パレードのように馬の背中で優雅に手をふっていられた。だか、レッスンを重ねていくうち〈お馬さまに乗せていただくのではなく馬に乗ること〉を求められていると知って愕然とした。「えー、私そこまで望んでいません」 しかし、レッスンはおかまいなく進む。
■危機は、駆歩クラスのレッスンでやって来た。もっとゆっくりのんびり歩いてほしいのに、馬には駆け出せと合図を出さなければならない。当然、スピードがあがればパニック。「もういやー!とめてー!」と心の中で叫んでる私を察して馬は止まってくれるが、すかさず教官の叱咤が飛ぶ「そこで止めない! はい、かけあし!」 優秀な練習馬だと駆歩レッスンと知って、「とまあ、しっかりつかまっておいで」と何があっても走り続けてくれる。でもこれがいちばん怖かった。
■この危機をいかに脱したかについては、また後日。  


中高年から始める乗馬 [はじめに]

■先日乗馬クラブで、「もちぇさん、後ろ姿がずいぶんすっきりしましたねえ」と声をかけられた。去年夏に始めた頃の私を知っている女性インストラクターだから、「えっ?わかります?お陰さまでかなり体脂肪も減って筋肉もついたんですよ!」と盛り上がる。
■このブログの記事でわかるように、乗馬の上達はおぼつかない。私は怖がりなので何かあるとすぐレッスンのクラスを変更して、できる事だけをやろうとする。でも、馬に乗るのは大好きで騎乗回数だけは自慢できる。
■この8ヶ月で大きく変わったのは、健康診断の質問項目:運動習慣があるに堂々と○が付けられるようになったこと。そして、筋肉がついたこと。子供達に自慢して見せびらかすのは、上腕のボコッとした力こぶ。肩から前腕にかけてボディビルダーのような姿になってしまった。乗馬で腕が鍛えられるというのは、手綱にしがみついている証拠なのだろうけど…
■見えないところでは、背中や腰回りが〈ルーブルのダビデ像〉のように角張ってきた。おしりの下や内股にはまだまだたっぷりの皮下脂肪が残っているが、これは馬の反撞をうけるための特製ジェルパットなので上達するまでは黙認してしまおう。さらに、内股の筋肉が鍛えられたのか〈ヂューク更家のウォーキング〉が無理なくできるようになっていた。モデル歩きは骨盤がだらしなく開いたかつての私には不可能だった。

■かつて落馬して「下手だからやめようかな」と考えていた時に障害者乗馬のHPをみて驚いた。【乗馬は、腕がなくても両脚が麻痺していても盲目でもできる】と。脚のない人が特製の鞍に乗っている写真を見て、「各人の特性にあわせればいいだけのこと。そのための努力を怠らなければいいのだ」と開き直れた。
■乗馬関連のブログをみるとすいすい上達していく方々の記事が多い。同じ鞍数で私はできないとがっかりすることもあった。だから私は、運動能力が低く、筋肉や骨の量が少なく、どんくさくて怖がりな人間の乗馬日記を書く事に決めたのだ。


予期せぬ効果を求めて(2) [はじめに]

 (1)からつづく

●夏から秋にかけては、何も考えず純粋に馬に乗る事を楽しんでいられた美しい時期でした。
●しかし、軽速歩のバランスがとれてきた所で駆歩のレッスンが始まると一転します。もとから、スキー・スケート等の急激な動きの中でバランスをとるスポーツは苦手で(つまり、どんくさい)ゆったりした動きに慣れているので、駆歩は一度は経験してみれば十分と思っていました。それなのに、走り出せと合図を出さなければいけないレッスンです。
●駆歩発進がうまく行かないと、速い速歩が出ます。それを止めて再度合図。成功するまで、何度でもやるように教官は求めます。しかし、繰り返すうちに馬は興奮して暴走、止める事も出来なくなりました。
●怖いと思った最初でした。私はペガサスに乗って、ふわっふわっと軽速歩できれば十分だったのに、「か・け・あ・し !!! 」とプレッシャーを与えられ追われる身になりました。怖さに緊張してくるとますます馬が早く走るようになり、何もしていないうちから馬が勝手に駆歩をはじめたり、倒れそうな角度でカーブを曲がったり…
●ブレーキやハンドルの使い方のわからない暴走車に乗せられているようで生きた心地がしませんでした。でも、この時の私は「大丈夫です」と笑っていたのです。自分がどのように感じ、どう行動すればよいかわからず、「相手を心配させたくない・レッスン生として教官の期待に応えたい」と咄嗟に応対したからだと思います。
●うまく行かない駆歩クラスを20鞍ほど続けた所で、頑張っていた糸が切れました。これ以上できないと身体の方が SOS を出してきたのです。涙がこぼれました。
●ビギナークラスに戻ることにしました。秋から冬にかけて、雑誌インターネットをいろいろ探し乗馬について勉強をはじめました。「なるほど」と新しい知識を得る事も出来た反面、同じ鞍数で自分には到達しがたい所まで上達している人の日記に落ち込む事も多かったのです。
●クラブでは、「鞍数が増えるうちにわかるようになる」というスタンスで、テクニックの原理を詳しく説明するレッスンはありません。確かに自転車に乗れるようになるために事細かに講義する人はいないだろうし、「ペダルをこいで100回倒れるうちに自転車に乗れるようになる」と同じ事なのねと納得はできます。
●自分で調べて理解できるところを騎乗した時に試してみる。その時々に感じた事、はっと思いあたった事を大事にする。というかたつむりの学びを続けました。自分が乗る事に夢中になっていて私を乗せてくれている馬のことを感じ取ろうとしなかったことが反省点。また、自分の体の動きにも無頓着でどこをどう動かしているかもわからなかったのには驚きました。
●年が明けて1月。そろそろ駆歩やってみたらという勧めもあって、再度駆歩クラスに挑戦。教官の配慮もあって、上手な人との部班レッスンで馬が前の馬について駆歩をしてくれて、駆歩発進で拘泥していた場面をすんなりクリア。「うまくいかない」というストレス抜きで乗る駆歩の気持ちのよさ。馬とのリズムもぴったりあって、メリーポピンズがメリーゴーランドのお馬ちゃんに乗るような風情で魔法のひとときを過ごしました。
●いったん気持ちのよい騎乗ができるとトントン拍子に駆歩が出るようになって、初級クラスへスッテプアップ。
●それ以降のさらなる波乱は、この blog の記事のとおりです。

●ひとつの行動が次の出来事に結びつき、当初には予想もしなかった展開になってしまいました。調子良くいってると思ったら、いきなり不調の波が押し寄せもみくちゃにされて溺れかけの繰り返しです。でも、動いている中でさらに動けるようになっていることは事実です。
●若さの勢いがなくなり体力気力にも自信がなくなってきた(もとから無いんですが)今日この頃、これまでの自分とは違う殻をかぶると予期せぬ効果がもたらされるようです。


予期せぬ効果を求めて(1) [はじめに]

●このblog をご訪問いただきありがとうございます。日々の記事だけでは全体像がつかみにくいと感じ、乗馬をはじめたきっかけから blog 最初の記事までの流れをまとめてみました。

●【生き方の改造】に想い至った始まりは、3年前、夫が急にランニングを始めたことにあります。これまで彼は「仕事が忙しくて運動が出来ない」と言っていたのに、帰宅後や休日のわずかな時間を見つけて走っているのです。みるみるうちにスリムになり、これまでに3回もの大会でマラソンを完走してしまいました。
●同居している家族が一人だけスリムになって、アクティブに自己実現している姿は、かなり大きな影響を与えます。背中で語る暮らし方が最も雄弁なのです。
●〈女性の体型が崩れ始めるのは38歳から〉なんて、危機感を煽る女性誌の記事を読んだり、体脂肪が30%の大台に乗ったりと「まずい、なんとかしなきゃ!! 」と感じていた矢先の事でした。すすめられたわけでもないのに、気がついたら自分も近所を走るようになっていました。「ええ?! まねして走っているの?」と夫に苦笑いされながらも、朝走る生活が3日、3週間、3ヶ月と続くにつれ、身体や気持ちが変わっていくのを実感できました。

●そして近所の乗馬クラブで体験乗馬をしたのが、ちょうど1年前の 2004 年4月30日。その後何回かビジターで通って8月初めに本格的に始めることになりました。
●これまでスポーツとは無縁の生活を送ってきました。運動は疲れるし苦しいから大嫌いでした。〈そんなわたしがランニングをしている不思議〉が後押しして、乗馬クラブ入会という〈あり得ない奇行〉になった訳です。
●「おばさんは人の3倍かかるよ」と口の悪い教官に言われたとおり、「いや〜ん」「あれっ」「あー情けない」を口癖にして馬に乗ること1年。
●最初は、軽速歩で「あら、ごめん」と言いつつ馬の背中で尻餅つきっぱなし。少し速くなれば、「おっと」と手綱を引っ張ってバランスをとる。今にして思えば、どれだけ馬の背中や口に苦痛を与えていたか… 罪深い事です。
●猛暑の夏も過ぎ去り涼風が立つ頃、馬の反撞に押し上げてもらって〈ふわっと腰を浮かせる〉タイミングがようやくわかったのです。その時の感動は、ふわっと宙を跳ぶ感覚がまるでペガサスに乗っているように感じられたものです。
●何度も上陸する台風の合間をぬって騎乗するので、馬場は泥沼化。最初の落馬は、泥に肢をとられた馬がガクンと膝をついた時に放り出されました。この時着ていたお気に入りのポロシャツは泥が染み付きアウト。以来、乗馬用の服はユニクロと決めました。

 つづく


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