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第10章 初級2課目挑戦編 ブログトップ
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351鞍目 駆歩で斜めに手前を換え [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-04(Mon) 初級クラス55 通算351鞍目
■「乗れる日は乗る」と能天気に乗馬を続けてきたが、
この初冬には出稼ぎに行かなくてはならない。
寒くなる前になんとか一区切りつけたいと思うようになった。
■本日は【山桜】で4%先生のひとりレッスン
そろそろ「前傾しない」「拳を上げない」「脚を後ろで使わない」などの悪い癖から
足を洗わなければと切羽詰まってきた。
教官から無言の「もうそろそろ…いい加減にして下さい」との圧力を感じる。
たしかに〈どうすれば良いかわからない〉状態から、
〈偶然の一瞬だけ上手くできる〉状態を経て、
〈自分で気をつければ再現できる〉状態にまで到達したのだ。
あとは私の自覚のみ。
指摘されなくても自分で常に気をつけていかねばならない。
■今日の課題は〈内方姿勢〉の手綱。
外側の拳を注意されることは少ないのだが、内方の拳が開き手綱になっているらしい。
「もちぇさんの手綱は、開くと同時に馬の口の方に拳が動いているので、
それでは手綱を許していることになってます」
「内側が楽になれば馬は肩を張ってきますから、内方姿勢と逆になりますよね」
ふむふむ。
「両方の拳を見て! 内方が自分の方に近づいてますか?」
ああだから、内方拳は自分の腰骨に向かって引き寄せて使うのだ。
巻き乗りでは「内方脚を下に伸ばすように使って」と言われる。
「もちぇさん、膝が曲がって膝下が後ろに流れて、踵で合図するのはダメです」
ううむ、力を入れようとすると関節が曲がって脚が短くなってしまう。
ここは逆転の発想で、
脚を使う時は力を入れるのではなく、力を抜いて脚を長くぺたーと馬体につける。
「もっと強く蹴って」と言われ続けた時代に別れを告げなくては…
何度も繰り返し言われていることだが、
ビギナー時代に言われたことと逆の動きを求められているのだ。
長過ぎるビギナー修行はある意味で無駄なのかも。
身体に染み付いた癖が取れにくくなるのだから。
■駆歩中に手綱の長さを注意される。
「左右が同じ長さですか? 外側がたるんでますよ」
【山桜】の絶品駆歩に乗っていると、駆歩しながらでも手綱の長さ調整ができる。
外側をしっかり張っておいたつもりでも、実際に視線を向けてみて見るとかなりズルズル。
自分のやったつもりはあてにならない。
■輪乗りで駆歩を出して、蹄跡に出て斜めに手前を換えて速歩に落とすなんて、
ちょっとこれまでにない複雑な練習もやってみる。
さすが【山桜】、駆歩の回転運動を楽々とこなしてくれるので幸せな気分に浸れる。
「これからは経路の練習もしてみましょうか」と4%先生から魅惑のお誘い。
こりゃあ、ていへんだ。
期末試験の準備をしましょうと言われているようなもの。
『乗馬ライフ』に2課目経路の詳しい解説が載っていたはず、
まずは机上の準備から始めなきゃ!


352/353鞍目 準備すること [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-06(Wed) 初級クラス56/初級障害クラス8 通算352/353鞍目
■2課目経路に関する特集記事を読んでいたら、
〈馬の運動のクオリティ〉〈図形の正確さ〉〈経路での着眼点〉など
審査される項目は多い。
ただ、決められたルートを回ってくればいいというものではないらしい。
まっすぐ歩かせるとか、正確な移行とか、輪乗りでは必ず蹄跡を1歩は踏むとか…
だいたい綺麗に停止させることすら出来ないではないか。
ご機嫌うるわしい馬に乗せてもらって、なんでもいいから動いてくれればOKと考える私にはできるわけないと逃げ腰になる。
■本日は【毒うま】くんで4%先生のひとりレッスン
このところの彼には、楽しい思いをさせてもらっているのでルンルン気分で馬装する。
準備運動、速歩での3湾曲までは良かったのだが、
何かの拍子にヒョッと物見した。
この辺りからちょっと上滑りの走りの傾向がでてきて、
駆歩から速歩、そして並足への移行の練習では、なかなか止められない状態になる。
上方への移行はいいのだが、ブレーキをかけようとすると頚を上げたりして落ち着かない。
例の如く、馬と一緒になってパニックになる私は、頚を上げてコントロールから逃れようとする馬になす術がない。
とりあえず馬と落ち着いたリズムで運動をしたくて蹄跡を軽速歩で走らせてもらう。
「馬が頚を上げるのが怖いというのは、そうだと思います」
「ただそこは根性で…」その先を私にいっても無理と思ったのか先を濁す教官。
馬がコントロール下にない時ほど、しっかり座って前傾せず脚を使って推進しなければならないのだが、そこができない。
先の【霧丸】のブレーキがかからない時と同じ状況。
■人馬ともに落ち着いた後は、速歩の運動。
3湾曲では「次の行く先、次のカーブの形を思い描いて」と注意される。
輪乗りでは「どこにどんな円を描くのか、ちゃんとイメージして」
「円の中心を見て! それによって、もちぇさんの姿勢も輪乗りの姿勢になりますから」
「前傾になっていると、自分の肩越しに円の中心を見れませんよ」
「身体を起こしてもっと遠くを見ましょう、頭が前に出てきちゃってる」と言われる。
号令が聞こえるとその場でグイと扶助を出してしまう、出たとこ勝負人生。
そうではなくて、ここを通りたいという仮想のルート設定して、
それに合わせて人馬ともに準備していくのがスムースな運動につながるのだ。
決められた運動に至る前にどれだけ人馬が準備をできるか。
移行する前の段階で、気持ちのいい運動ができているか否かが次の移行の出来を左右する。
何も難しいことをやっていない時にどれだけ運動の質を上げられるかなのだ。
はあ〜、道は険しい。

■午後からは雨の予報。
「あの〜、夕方の障害のレッスンは雨の予報がでているので…」と4%先生に相談に行くと
「じゃあ今のうちに乗っちゃいますか」とびっくりするような答えが返ってきた。
私の中では、馬場の状態が悪くなるので延期 or 馬場のレッスンに振替る or 多少の雨なら決行するから心配しないでいい の3つの答しか予想していなかった。 
週1回しか受けない障害レッスンだから、雨の降らないうちに乗ってしまえるのなら
渡りに舟である。
■お相手は【時鮭】
いつものように4%先生に見てもらって、メインアリーナ独占。
広い所は、軽速歩でどんなに早く走っても物足りない。
やっぱりパカラン、パカランと駆歩に限る。
右手前の駆歩は、【時鮭】の右肩が中に入ってきて頚が外側を向いた乗り心地の悪い駆歩。
頚を内側に向かせようとすると、限りなく内側に入ってくる。
無理してぐいぐいやっていると速歩に落ちる。
「先生、こういう時はどうしたらいいのでしょう?」と悩みをぶつける。
「内側に入り出しているなら、まずは外に持ち出してそれから内側を向かせてみて」
ふうむ、やはり最初から手綱をグイグイと操作してもあかんのやわ。
■蹄跡を軽駆歩で走って、クロスバーに向けて回転した所から3ポイント。
「身体を起こして!」
「障害を跳ぶ瞬間以外は馬場姿勢と同じですから」と向こうから叫ぶ声。
【時鮭】は駆歩を一瞬ゆるめてどっこいしょとクロスバーを飛び越えてくれる。
「馬が駆歩をそのまま続けて飛び越えないのは、
障害の前で馬が自由に動けるすきがあるからです」
「クロスバーの真下までまっすぐスピードを保って連れてくる気持ちでいいです」
「まっすぐ走って跳び越える以外できないように、脚や手綱で誘導するんです」
障害の真正面にきたら後は馬に「まかせた!」と邪魔をしないようにすればいいと
思っていたが、まかせたと手綱を許してしまうと、馬は左右に避けたり速歩に落としたりする自由が生じる。
「障害の前に来ると、飛越姿勢をどう取ろうかなどと自分のことを一生懸命考えはじめちゃってますよね」
お見通しである。
本当は、馬と一体になって障害に集中しているのが理想なのだろうな。
■なるべくまっすぐ障害に向かえるように蹄跡を大回りして走っていると、
「そんなに大きく走ったら、馬が疲れてしまいますから」と苦言。
そうなのだ、障害は本来いかに小回りをきかせて走るかが大切な競技だったのだ。
ちょっと早めに回ってクロスバーに向かうと、あれれ、斜めに進入。
「これは飛び越えられのか」と心中不安に思うと、
ちゃんと速歩に落としてくれる【時鮭】
しかし、そこでもう一度アプローチし直しするのがバカらしくなって、
そのまま速歩でバーを飛び越すと駆歩になっているのが不思議。
「膝下くらいの高さまでなら速歩でも十分飛び越せますから、大丈夫ですよ」と教えてもらった。
■最後に気合いを入れて気持ちよく飛べた所で終了。
障害は、2ポイントの前傾姿勢のイメージが強かったが、
アプローチでは、身体を起こして手綱もしっかり張って「馬場姿勢と同じです」
止まるんじゃないかなと感じて、
手綱もゆるめでおまかせしますとしていたのは違うらしい。
身体を起こして駆歩していると、ボワンボワン上に向かって弾む感じになってしまうのだが。
まだまだ、わからないことだらけ。


354鞍目 次の運動のために [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-07(Thr) 復習レッスン 通算354鞍目
■30℃を越える暑さだったり、朝方には20℃を割り込んだり。
気温の変動が激しいので身体がついていかない。
■本日はお久しぶりの【アレフゼロ】
3騎部班で【毒うま】【とら】ちゃんと一緒の復習レッスン。
高速馬たちに遅れをとらないよう叱咤激励しながら最後尾を走る。
かつての推進至上主義がよみがえる。
あの頃と違うのは、馬の反応がなければ次々と段階を上げた扶助を送って、
むやみに強い合図を繰り返さなくなったことだろうか。
■なんとか頑張って走ってもらうが、【アレフ】の頚は長い。
もっと近くに来て欲しくて、
脚で推進してようやく口を手元にもってきたと思うところでふっと手綱を弛ませてしまう私。
同じ場所で手綱をもっていたいのに、できない… 情けない。
「遅れないようにっと手綱を短く」だけしか考えられない騎乗になった。
■駆歩に入ったところで飛び出す【アレフ】
物音に驚いたらしいが、そのベースには雑な扶助に対するイライラがあったのだと思う。
不思議と【アレフ】のロケットダッシュは怖い気がしないので、
「あー、はいはい」と乗っていられる。
ただし、駆歩は各個に練習することになった。
■スタンダードな並足および速歩からの発進。
駆歩から速歩および並足への下方移行。
駆歩での巻き乗りが練習課題。
【アレフ】は、右手前での駆歩巻き乗りが上手くいかない。
「内方脚もっと前で使って」「外方脚で推進」と言われるが、
駆歩の勢いがすぐ衰えてしまう。
障害の練習で「それ以上遅くしないで」と言われていたことを思い出して、
とにかくしっかり駆歩してもらうことに全神経を注ぐ。
「必ず巻き乗りしてもらう」という気合いを込めると
【アレフ】はこれまでとまったく違う力強い駆歩をしてくれる。
この馬は、人の気持ちがわかるのかも。
教官にも舌鼓等の応援をしてもらって、なんとか右手前の巻き乗り成功。
■「【アレフ】の駆歩があそこまで出せるなんて」とおっしゃる教官。
昨日の障害レッスンの余韻が残っていて、強気の扶助が功を奏したのか。
障害を飛び越すのは目に見えてわかりやすい目標だが、
巻き乗りも馬にとってやりにくい運動をあえてやるわけだから、その前の姿勢や勢いを人が整えてあげることが大切なのは同じかも。
バランストレーニングとして始めた障害レッスンだが、
次の運動のために馬の状態を整えるという騎手の意識づけにも役立った。


355鞍目 再び口が遠い [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-08(Fri) 初級クラス57 通算355鞍目
■去年の今頃はクラブのスタッフ数が足りなくて大変だった。
体調を崩した【主席】が心配で、毎日様子を見に行っていたのだった。
あのころのやるせなさに較べたら、
今はどうやったら上手く乗れるようになるのかと自分の事だけを考えていられる。
ひとときのしあわせを大切にしなくては…
■本日【アレフゼロ】で2騎部班、お相手はいつもの【毒うま】@マダム。
【アレフ】は経験豊かな練習馬だから、部班の後ろに付いていれば、
何をすべきかは彼がわかっている。
その反面、省エネモードに入ると動かなくなることもある。
こんな彼と再びペアを組むのは
「何でも知っている彼に教えてもらえ」
「手綱を短く、そしてゆずれるように」がメインテーマというところか。
高速馬と一緒なので、今回から短鞭から長鞭に持ち替えてみる。
先丸拍車と100cmの長鞭の初心者用フル装備。
■重いわけではないが【アレフ】の口が遠い。
なんでこんなに頚が伸びていくのよ〜
昔は手綱の長さに何の違和感も感じなかったのだが、今は耐えられないほど。
他の馬でも「手綱の操作がもどかしい」と思う時があって、
4%先生の「短く持ちましょう」の注意と同期して、手綱を持ち直す場面が多々ある。
しかし【アレフ】の頚の長さは、ろくろ首なみ。
推進が足りないから頚が起きてこない。
必至に推進してようやく起きてきても、何かの拍子にするりと手綱が伸びる。
「鞭を持ち替えたりして弛むスキに、
馬がまたグイと手綱を持っていってしまうんですね」
「手綱でぐいっと首を持ち上げてもいいですから」と4%先生に言われるが、
すぐ腰が浮いてしまう私には、馬の首は持ち上げられないのが現状。
情けない…
巻き乗りを多くして、馬をまとめるきっかけにしようと配慮していただくが、
今度は小回りされて推進不足で並足に落ちてしまう。
前の馬について何となく動いてくれるが、
「こんな走りはイヤだ〜」と私が心の中で叫ぶ。
■馬が動いていないのが一番の問題。
フル装備で臨んだので「拍車でぐいぐい押すよりも鞭を使って!」と4%先生の指示。
あれ? 鞭が馬のお尻に届いていない様子。
確か、長鞭は手首のスナップをきかせて馬の後駆にあてるはず。
鞭を振っても何の手応えもない。 
ラッシュを取り外しておいたのがまずかったか?
(なんだが仰々しくて馬が怖がりそうだったから、つい外してしまった)
「鞭を使おうかなどうしようかなと躊躇しないで使う時は使ってください」と言われる。
ためらっているのではなくて、鞭を使っているつもりで手応えがないだけです。
しょうがない、短鞭と同じように肩鞭として使う。
「もちぇさんお尻に鞭を当てても大丈夫だから」と言われて、
とうとう片手手綱にして大きくピシと当てて、ようやく動き出す。
長鞭を短鞭と同じように使う人なんていないだろうに… 
近くに別の馬がいたら危険きわまりない。
「馬の注意を向けるための合図ですから」
そうでした、こっちを向かせるまでは声の音量を上げていくけれど
いったんこちらに注目したら、後は小声で足りるのだった。
■馬を動かすために蹴ったり鞭を振ったりして、騎乗者が大きく動いてしまうと
人のバランスが崩れてかえって馬の動きの邪魔をしてしまう。
可能な限り小さな動きで馬に合図を送れるようにと、拍車や長鞭を使っているのだ。
いったいいつになったら、馬の背でバタバタ暴れずに済むのだろう。
今の私は「もっと動いて【アレフ】」と必死になればなるほど、
膝が上がり脚が後ろに流れて踵で馬を押している。
必然的に拍車は当たりっぱなしで、かえって脚に鈍感にさせている。
鞭を振れば、手綱は弛んだり引かれたりと馬には何の合図かわからない。
こんな推進をしていて、手綱を短く馬の首を近くにもってくるのは無理。
前の馬の後について駆歩の輪乗りをしていても、
頭の中は「こんな乗り方はいや」で一杯。
内側に切れ込む馬を、外に出しながらのギクシャク輪乗り。
ああ、下手クソ全開。
■「もちぇさん乗り替わりましょう」
「これじゃあ、あまりに大変そうだから」
ピンチを救って下さるヒーロー4%先生の声。
相方が涼しげに輪乗り駆歩をしている横で、【アレフ】に跨がる教官。
私は馬場の隅で待機。
何が悪いのだろう? この状況をを自分でリセットするには何が足りないの?
「よしっ」と小さなつぶやきと共に【アレフ】が戻って来る。
■いつも思うのだが、まるで魔法をかけたように馬が違う。
「まずは馬を前に出す事を考えて」と声をかけられるが、
グングン前に出て内側に切れ込むそぶりも見せない【アレフ】
やる気をそがないようゴチャゴチャした扶助は出さないよう気をつける。
駆歩の輪乗りも先程と全然違う。
輪乗りが大きく膨らみ過ぎるぐらいで「円の中心を見て!」と注意が飛ぶ。
馬が動いてくれると、人も気持ちよく乗っていられて扶助が伝わりやすい。
首も伸びていかないので、肘が腰の脇につけておける。
「手綱をいつでもゆずれるようにしておいて」とこれまで聞いたことのない指令。
「ゆずらなくていいんです、その心づもりだけ」と補足説明する4%先生。
【アレフ】の駆歩は、馬が伸びてしまって速歩に落ちたり、
手綱を持ちすぎてかえって前のめりで走らせてしまったりと問題が多い。
きっと馬を起こして走らせるための対策なのだろう。
馬が伸びてくる感じが今日はよく分かる。
最初は教官の「そこで鞭を使って」の言葉を待って扶助を出していたが、
だんだん言われなくても動けるようになってきた。
こういう状態なら、脚や手綱、姿勢を冷静に整えられる。
駆歩を両手前でまともに走らせた後は、2騎で軽速歩で内方姿勢の確認。
ウソのように優等生に変身する【アレフ】
■だら〜んと伸びっぱなしだった前半にくらべ、
頚が起きてシャキッと動いた後半はまるで天国。
ダメ騎乗スパイラルに陥った人馬を、わずか数分でリセットできる4%先生のマジック
「馬が突っ張っていたので、ほぐしただけなんですよ」とおっしゃるが、
そこは超能力の領域にしか思えない。
■何もかも分かっている練習馬だから、初心者レッスンにも頻繁に出ているが、
〈馬の邪魔をしない効果的な推進〉と〈手綱をズルズル弛めないで短く持つ〉という
難しい課題の先生でもある。
【アレフ】がきちんとハミを取って走ってくれると、それはそれは気持ちのいい走り。
なんとかその境地に到達できるよう頑張ろう。
彼には「まだまだじゃのお〜」と言われ続けそうだが… 


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356鞍目 一定のリズム [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-11(Mon) 初級レッスン58 通算356鞍目
■前線が通り過ぎて秋の空気に入れ替わるでしょうと天気予報は伝えるが、
いまだに蒸し暑い!
■今日は4%先生の3騎部班。
珍しく私が【毒うま】くんで、
【とら】ちゃん@マダムと【チャンドラ・グプタ】の組み合わせ。
【アレフ】のレッスンを受けて〈推進と手綱〉が課題だなと思っていたが、
彼が相手なら〈リズムと減却〉を考えなければならない。
いつもゆったりとした一定のリズムで走ってもらうことと
スムースな下方移行が目標。
■【毒うま】くんは軽いし速くなりやすい。
今回は並足をしている時から小さな小さな舌鼓でリズムをとる。
自分がメトロノームになったつもりで4拍子の表打ち。
脚をぐいぐい動かして推進するのではなく、
馬の邪魔をしない姿勢を保てるよう気をつける。
肩を後ろに骨盤を立てて、脚は長ーく伸ばす。
■軽速歩でも「ゆったり、ゆったり」
速くなる気配には、手綱を一瞬控えるだけに心がけて、
重心を後ろに持っていくように自分の立ち座りのリズムをひと呼吸遅らせる。
今日の【毒うま】くんは、私のゆったリズムによく応えてくれる。(ほっ…)
「馬なりで速くしないで」と4%先生の声。
輪乗りから蹄跡に出る時に速くなりやすい。
運動の切れ目は要注意である。
■「8mの巻き乗りをしましょう」と言われるが、大きさの目安が分からない。
「蹄跡の柵の間隔が2mですから4個分ですよ」
「どこに馬を連れて行くか、目標を定めて下さい」と出たとこ勝負をいさめられる。
馬上にいると8mが思いのほか小さい。
【毒うま】君の馬体、このスピードでスムースに動けると思う輪は、
要求よりずいぶん大きい直径になる。
4%先生が8mになる位置に立ってくださるが、気がつくと飛び出している。
「外方の脚を使ってみて」とアドバイスいただくが
馬が膨らんでいるというよりは、私が目安を持たずに動かしているせいだと反省する。
図形も精密に描かなくちゃいけないのだ。
斜めに手前を換えや3湾曲、輪乗りを換えと馬の姿勢を入れ替える練習も続く。
「馬の内側の目が見えてますか?」
「内方の拳が自分の方に近づくように」
「直線では左右の拳脚をまっすぐにして、進む方向をしっかり見て!」
基本的な事だが声をかけられてその都度、セルフチェックしていく。
馬がそれらしく動いていれば良しとされた時期は過ぎて、
ひとつひとつの運動をより厳密に丁寧に行うことが求められている。
気が抜けませぬ。
■駆歩は輪乗りと蹄跡行進。
これまでになく落ち着いた走りをしてくれたお陰で、馬の動きがよく分かる。
ここでも一定に走ることを最優先。
定まったリズムがあると、そこから飛び出した時にどう戻すかを考えることができる。
うふうふ、なんだか細かなことがいつになく感じ取れる。
馬が首を伸ばして前のめりになっていく感じ。
脚に反応して馬体がくっとまとまる感じ。
輪乗りが膨らむのを外方で抑えて、外側の手綱と脚に馬が寄りかかる感じ。
一定のリズムで輪乗りを続けていると馬が飽きてきて、ふと外側によそ見をしたり…
面白い!
■レッスン後の教官コメントは「いつになく肩や腕の力が抜けていましたよ」
そう、ようやくこの境地に至る。
落ち着いて走ってくれた【毒うま】くんのお陰なのだ。


357鞍目 一歩目から [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-13(Wed) 復習レッスン 通算357鞍目
■秋雨の季節になった。
先週末は32℃の蒸し暑さに辟易していたのに、今朝は17℃の肌寒さ。
今日は長袖のシャツにベストを着込む。
■クラブの服装規定では
伝統あるスポーツにふさわしい装いを楽しむように」
「指導の都合上、背中のラインが分かるような服を着るように」
「極力襟付きの上着を着るように」と定められている。
真夏でもTシャツを着るわけにいかない。
そんなわけで襟や袖が邪魔にならない涼しい季節になると、心底ホッとする。
■配馬表を見ると【チャンドラ・グプタ】
本日はひとり復習レッスンなり。
「拍車と鞭、両方用意して下さいね」と馬装時に言われる。
「はい」と応えたものの、
これまでは〈重い馬だから、拍車の練習に、長鞭の練習に〉など条件付きで使うことはあっても、フル装備をあえて指定されたのは初めての経験。
「【グプタ】は拍車や鞭に驚いて飛び出したりしないし、
扶助に素直に従うのでいろいろ教わることがありますよ」と教官がにこやかに言う。
このところ、運動の厳密さが求められるようになってきて
〈取りあえず〉とか〈なんちゃって〉を見逃してもらえない雰囲気になりつつある。
長鞭も拍車も正しく使えるように練習しなさいということか。
■小さめの馬場で、移行と姿勢の入れ替えの練習となる。
「停止から並足発進はくぅと圧迫」
「速歩発進はトンと強めに軽打」
「駆歩は姿勢を作ってぎゅううと圧迫してみて下さい」とそれぞれニュアンスの違う合図を出すよう指示される。
扶助に素直な【グプタ】なので、わざと踵を当てるようにトンと合図を送ると
停止から速歩で発進する。
わお、すごい。
一歩目から速歩で出てくれるなんて、びっくり。
これまで速歩発進は、強めに合図はするものの並足とニュアンスを変えるといった考えはなくて
グイグイ押したり動いたりしては「馬が出る前から速歩のリズムを取らないように」と注意されていた。
敏感素直な【グプタ】に拍車をきちんと使ってあげると、
ここまで合図を聞き分けてくれるのか?
2湾曲の中央で停止、速歩発進の練習を繰り返す。
■「つま先がちょっと外向いてますよ」と何度か注意をいただく。
つま先だけを正面に向けるのではく、
左右の座骨荷重が偏っていないか、股関節が柔らかく広がっているかを意識して、
脚全部をだらんと下に伸ばす。
ふくらはぎで【グプタ】のお腹を捕まえると、つま先も自動的に正面を向く。
手足の先端の問題は、その付け根に解決の糸口ありなのだ。
こうやって、拍車が無意識に入りっぱなしになる状態を避ける。
■軽速歩で歩度を伸ばすのに、意識してつま先を開いてくるぶしを馬体につけると
確実に馬が前に出る。
拍車が効いているのが実感できる。
【グプタ】先生に拍車の使い方を教えてもらった。
■2湾曲の中央で、速歩から停止するのがうまくできない。
どうしても右拳が強いせいか、右斜めに向いて止まることが多い。
また、腰をグッと入れてから拳を止める一連の動作ができなくて、
腕が先に動いて後肢が踏み込んでこなかったり、
拳の止めがあやふやで前肢がフラと出てしまったり。
そのつど【グプタ】先生が教えてくれる。
タンタンタンのリズムの中に停止の扶助がまとまりきれない。
一番の課題は、停止の最初にグッと腰を入れること。
そして左右の手脚を均等に使うこと。
難しい…
■駆歩発進も一歩目から出るように、ギュウうと圧迫する。
【グプタ】の得意な左手前なので内方姿勢を取らせるのも楽だから何回に1回は
ポンと一歩目にでる。
右手前は軽速歩で蹄跡行進をしている途中から、内方姿勢を取らせるのに苦労する。
かなり強引に右を向けて姿勢を取らせると一瞬楽になるのだが、すぐ元に戻る。
というわけで右手前の駆歩はせずに終わった。
■今日は移行というパートを丁寧に練習するレッスンであった。
これまでの、取りあえずやってみて出来ればラッキーという態度ではダメなのだ。
確実にできるようになるという強い気持ちで臨まなくては…
丁寧に練習するというのは、かなり神経を使うものである。


358鞍目 体調不良 [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-14(Thr) 初級クラス59 通算358鞍目
■秋雨シーズンは身体に悪い。
気をつけていたが、このところの冷えと湿気であっという間に体調が下降線をたどる。
目,喉,鼻の粘膜がぼわんとして過敏性が増しているところに、
馬房のホコリや馬の毛,ふけが襲いかかる。
馬のよだれがついた腕が痒くなった時点で「まずい…」と思うが後の祭り、
アレルギー性の呼吸困難を抱えてレッスンとなった。
■「今度また乗せて下さい」と熱いラブコールを送っていた【アウグスティヌス】が
登場したのに、まともに乗れず。
4%先生に下乗りしてもらって準備は万端だったのだが、
巻き乗りなどのもう一息脚で押してという頑張りどころが、息苦しくなってしまう。
力が入らず不必要なこわばりだけが残ると【アウグス】は「どうしたの?ちょっと休む?」とばかりに止まってしまう。
「大丈夫だから、さあ頑張ろう」と再度試みるが、
蹄跡から離れた中央線は直進すらできない。
■4%先生から「【アウグス】はちょっと重かったですか?」と尋ねられるが、
今日は馬ではなく私の身体が動かないのだ。
■ぼんやりしてしまってレッスンの内容をきちんと思い出せない。
覚えているのは【アウグス】の乗り心地が、次元の違う心地よさだったこと。
アスファルトの道を走るのに、普通のスニーカーランニングシューズを履くぐらいの違いがある。
速歩が快適なので、あえて軽速歩したくないと思えるほど。
■レッスンはお粗末な結果に終わったが、お手入れはしっかりさせてもらった。
はじめの頃は、洗い場で落ち着きがなくて手入れしにくいと言われていた彼も、
だんだんとこなれてきた。
ハエを気にして地団駄を踏んでいたが、温かいシャワーをかけながら腰マッサージをするとゆったり落ち着いた雰囲気になり、額や耳の後ろをタオルでゴシゴシ拭くと「もっとお願い」とばかりに頭を差し出してくる。
お手入れは、馬と気持ちを通い合わせる絶好の機会。
上手く乗れなくても最後に「あ〜気持ちよかった」と馬房に帰すことができれば、それで充分に満足できる。
■とはいえ【アウグス】に乗るのが楽しいし、乗りこなせるようになりたい。
はやく体調を戻して、また騎乗させてもらえるよう頑張ろう!


359鞍目 ときめきの間(ま) [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-15(Fri) 初級クラス60 通算359鞍目
■「昨日は雨がひどかったですね、キャンセルしちゃいましたよ」
「あんな日でも来る方はいらっしゃるんですか?」と
いつもの初級メンバーが教官と会話している。
4%先生は「午後からは来てましたね、もちぇさんとか…」と遠くから視線を送ってくる。
私はぺろっと舌を出して「はははは…」、馬中毒の哀れな人間である。
■今日は【ときめき】くん。今週は若衆3頭組に連続騎乗。
彼らも日に日に練習馬らしくなってきて乗るのが楽しい。
4%先生の3騎部班で、【ベルベットシート】@マダム、【とら】@元馬術部監督の
初級朝組常連メンバーとなる。
■【めっきー】とは2ヶ月ぶり。
扶助に素直に従ってくれるので、自分のやっていることが馬にどう伝わるのかがよくわかる。
並足では、脚をあれこれ動かすよりも上半身の姿勢がいちばん影響がある。
前傾にならずに座骨を起点に腰からついていくようにすると、
馬の後肢がぐいんぐいんと私を前に運んでくれる。
停止の時は、この運んでもらっている腰を敢えて動かさないように固めて、
拳を軽く握るだけでポロンと止まる。
速歩軽速歩では、先日の教えられたようにニュアンスの違う合図を送ってみる。
ぐいとふくらはぎを押し付けるのではなく、くるぶしでトンと強めの合図で発進。
脚も手綱も座り方も全身の雰囲気で速歩を伝える。
馬よりも先に速歩の随伴で動いてしまってはいけないのだが、
次は速歩以外にないという間(ま)の取り方があるような気がする。
移行するには「より強く合図して」「深く座って脚を付けて手綱をピンと張って準備」と
やるべきことを教えられるが、本当は間(ま)をどう取るかという凝縮された瞬間のほうが大切なのかも… と素直な【めっきー】を相手にして思う。
■軽速歩をしていると、
「ねじれて立っていますよ、まっすぐに」と4%先生の声がかかる。
がーん!! ショック !!!!!!!
軽速歩で身体をひねって立ち上がる姿は、騎乗姿勢の中で最も醜いものと思っているので
〈キュロットのお尻が破れている〉並みに恥じ入る。
もしかして、これまでもねじれていたのに指摘されなかっただけ? 
落とし穴にずどんと落ちた気分。
自分の肩と腰骨の左右を結ぶ四角がきれいな長方形を維持できるよう、心を砕く。
横から見た身体のラインも大切だが、正面から見た身体のフレームが歪まないことも重要。
「よくなりましたよ」と取りあえずOKをもらうが、気をつけなければ…
■今日は、輪乗りをメインにして内方姿勢の練習。
内方脚を馬の肩から外側の拳の方向につかう。
馬が内側を向いてまつげがいつも見えているように。
外方の手綱が弛まないようしっかり張って。
ここまではいつもの手順だが、
「馬がちゃんと姿勢を取れていたら、内方は楽にしてあげて」
「また外側向きだしたら内方を握って」
「内方姿勢を維持できるように、常に規制したり譲ったりし続けて」と
馬と会話しつづけることを求められる。
さらに「馬の頚と手綱で弓の形をつくるように」と個別のご指導。
あらら、私の内方拳が中心に向かってではなく、開いて譲る向きになっているのか。
もう初心者仕様の開き手綱が無意識の癖になっている模様。
くう〜、意識して直すべきところが多過ぎる。
軽速歩で輪乗りが安定してきたら、速歩で同じように内方姿勢の練習。
乗り手の姿勢が不安定だと馬が緊張して反撞がきつくなる。
やや後傾した腰を落としたところにバランスの取れるポイントがあるので、
そこに柔らかく座るようにすると【めっきー】の緊張もふうと取れる。
人も馬もお互いを信頼して力を抜くと、柔らかく楽に速歩できる。
ボールに入った水がこぼれないように支えるつもりで、手綱を保つ。
準備が整えば、左右の手綱と脚でそれぞれ支える2軸感覚で輪乗りのレールを走る。
時にレールからはずれると、脚で押して外側に出したり外方で抑えてみたりと微調整。
つねに馬に働きかけ反応を受け取る感じが、新鮮。
■駆歩は、各個に練習。
新馬3頭のうち【めっきー】の駆歩だけはまだ出したことがない。
「すぐ速くなっちゃうんだよ」など難しいとの噂を聞いていたので、ちょっとドキドキ。
ご多分にもれず、発進失敗で高速速歩になってしまう。
小股のピッチ走法になるので乗りにくい。
「もちぇさんの体勢を整えてから!」
「いったん止めて!」と強く言われる。
ついつい勢いに乗せて発進させようとしてしまうが、なだれ込むような発進は厳禁。
なんどか挑戦して、速歩なのか駆歩なのかよく分からない跳ね上がるような走りになる。
「これって、いったい何ですかー?」と思わず訊いてしまう。
「大丈夫、駆歩になりますから」と答えが返るうちに、ようやく駆歩の反撞。
どんな走りになるのか分からない馬の駆歩は、乗っていて心臓バクバク。
だって、これまで駆歩トラブルで落馬しているのは、すべて初駆歩の馬なのだから。
駆歩に乗っているうちに、落ち着いてくる。
ちょっとストライドの小さいカツカツした感じは【杏爺】に似てなくもないかな。
とは言え、初級レッスンとは言いがたい駆歩で皆さんに迷惑をかけてしまった。
■これで若衆3頭組の駆歩すべてに乗ったことになる。
いずれも1回で出せたためしがなく、かなり苦労して発進してもらっている。
「駆歩発進時に手綱でとっかかりを作ってあげられると、スムースに出られるじゃないかな」
「速い速歩になるのは、合図は伝わっているからなんです」
「前に行こうとする力を一瞬ハミで止めて、ポンと出す」
「拳があがって上半身が固まるのとは違うけれど、
一瞬前を止めてとっかかりを作るということ」
「だんだん、出来るようになりますよ」と4%先生がコメントを下さる。
■経験豊かな練習馬たちは、外方脚を引いただけとか号令が聞こえただけでも
駆歩発進してくれる。
だから、発進時の馬の動きに慣れて人が邪魔をしなければスムースに駆歩できる。
ところが若衆たちは、力をためて開放するという動きに
人がきちんと乗らないと発進できないのだと思う。
これまで手綱に掴まらなくても維持できるバランスを強化してきたが、
最後に間(ま)を合わせるところで足踏み状態。
なんとなくわかっているのだ「んっと」という質的転換点。
それなのに構え過ぎて「えーーと、うんと」と間抜けになっているのだ。
バランスの次の課題は、間(ま)だな…
若衆のみなさん、よろしく!


360鞍目 移行は難しい [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-18(Mon)敬老の日 復習レッスン 通算360鞍目
■三連休の最終日。
台風13号の影響でところにより強い雨が降ると予報がでていた。
朝一番のレッスンでは小雨がぱらつく程度だったが、
なんとその後、土砂降りになる。
あっという間に馬場は池になり、向こう側は雨粒で霞むほど。
し・か・し、
「乗りましょ」と悩むことなく、時間25mmの雨量の中に出て行く5組の人馬。
「せっかく来たのだから」というビジターの方には、
繊細な馬から何があっても動じない練習馬に鞍をつけ換えて、いざ!
いや〜、すごい光景を見せてもらった。
ことの是非は問わないが、やるつもりならやれるというわけだ。
■私は、豪雨前の早朝時間枠。
【山桜】くんにお相手願って、復習レッスン。
ほどよく水分を吸った砂地では足跡が白っぽく残る。
ラチのないところで蛇行したり、巻き乗りが楕円になるのがよく分かる。
何となく動くのではダメで、きちんとした図形がかけるようにもっと注意しなければ。
中央線で左右の巻き乗りや斜め横足をするが、
【山桜】はのったりとした動きでリズムが保てない。
「もっと元気よく動いてね」と拍車や長鞭をあてて励ますが、エンジンの回転数があがるのは一瞬のみ。
■そこでいったん駆歩に。
蹄跡から中央線に入って駆歩から停止の練習。
さすが【山桜】、ちゃんと止まってくれる♡
【ベル】や【毒うま】では、ズルズルあれ〜止まらないという経験しかないので、
自分の技量ではなく【山桜】の愛のお陰なのだと自覚はしているが、やはり嬉しい。
■駆歩後は、ようやくエンジンがかかる。
速歩で蹄跡から中央線に入って、中央で停止の練習。
最初は右によれて止まる。
これは、私の右拳が強いから。
次からは左右同じように使って、まっすぐ止まるがその後にずるずる後退しそうな雰囲気。
手綱が強いままでいた? 座りを確かめようとして前傾になった?
止まっておしまいではなく、停止の状態を保持しなければいけないことを失念していた。
「【山桜】は人の重心に敏感だから、もちぇさんが動いたように動きますよ」
止まってからの自分の姿勢を意識する。
脚を座骨も拳も左右前後にぶれないよう、集中を保つよう。
自分の上半身がすうと空に伸びていくようにまっすぐまん中。
「はい、そこでトンと合図して一歩目から速歩!」と号令。
まん中を意識しすぎると、エンジンをかけるのにちょっともたつく。
脚を使って手綱を許して、ええと と時間がかかる。
【山桜】なので並足を入れず速歩で出てくれるのだが、すっと出せない間抜けな自分が嫌い。
■速歩から停止、再び速歩発進が気持ちよく決まるには、
馬エンジンの回転数を高く保って
前に行こうという気持ちのまま、前後のバランスの微調整で止めたり進めたりが必要。
まるで(昔のマニュアル車での)坂道発進に似ている。
止まってくれれば OK の段階から、まっすぐに4肢を揃えて止まる段階へ、
トントントンと止まって不動を維持し、さらにすっと発進という要求レベルが上がる。
移行って難しい…
そのなかでも一番大事なのが、馬エンジンの回転数を高く保つこと。
運動の練習を速歩で行うことが多くなったため、人がバランスを維持できなくなると
座りがゴチゴチしたり拳が揺れて馬の行く気をそいでしまう。
「やってられないよ〜」と思われて中央線に入ったところで、エンストされたら
停止も回転も何もかもできなくなってしまう。
「馬にやさしく効果的」とお勧めの長鞭も購入して装備に不備はないわけだから、
後は人の技量なんだろうな。
〈馬の邪魔しない、馬にわかりやすい扶助〉結局、いつもそこに戻る。

■〈取りあえずできる〉から〈狙った通りにできる〉の間には、大きな隔たりがある。
初級に進級した時に〈馬に乗せてもらう〉から〈馬を動かす〉に練習テーマが変わって、
崖から突き落とされたようなショックを味わったが、今それに匹敵する衝撃。
いくら乗っても「できるようになった、楽になった」と思えない奥深い世界である。

■このレッスンの後、豪雨の中でのレッスンを見学し(単に雨宿り?)
午後からは大相撲9月場所の観戦に行ってきた。
西の花道脇のたまり席だったので、
幕内力士土俵入りの時は、傍でお相撲さんが並んで土俵にあがるのを待っていた。
かすかに汗ばんで隆々とした肩、胸、脚。
「うわあ、大きい! まるで馬みたい」
頭の中に浮かんだのは、運動後の馬のおしりや胸前。
ポンポンと手のひらでたたきたくなる。
やっぱり、何を見ても馬から離れられない。 


 ロボコップ【高見盛関】
 太刀持ちをしている時は固い動きをしないよう気をつけているようでした。
 取り組みでは、時間一杯になったとたんすごい気合いの入れ方! 
 勝った今日は嬉しそうに花道を歩いて帰っていきました。明日もがんばれ!


361鞍目 落ちずにいる [第10章 初級2課目挑戦編]

 2006-09-20(Wed) 復習レッスン 通算361鞍目
■爽やかな秋晴れ。
道ばたには彼岸花の花芽が伸びてきている。
唐突に生える薄緑の茎が、季節が確実に移ろうとしているのを告げる。
なんだか今年の夏は、あっという間に過ぎてしまった…
■本日、ひとりの復習レッスン。
配馬表には【とら】ちゃんの名前。
引き馬では、肩の位置に並んで歩かないと「いや〜ん」と前に進まない。
怖がりで横っ飛びキングの異名をとる彼が、今日のお相手か… いざ!
■速歩が前に出ないと、反撞がものすごい。
「【とら】ちゃん、がんばれ!」と必死に脚と長鞭を使う。
動き出すまでにかなりの時間が経過している。
もっとはっきり強気の扶助を出していたら、もっと短時間で動かせるようになるのか?
弱くて曖昧な指示になりがちな自分に無力感を感じる。
動き出せば、バネの効いた気持ちいい走りになるのだが…
■「じゃあ、駆歩出しましょう」と言われてもたついたところから、悲劇は始まった。
駆歩扶助が超下手クソで「何をどうしろと言うの?」と
【とら】は背中に乗っている人間は信に足りずと見限ったところで、
キッズルームからタンバリンの「シャララララ〜♪」
「わあーい!」と歓声が聞こえてきた。
うきゃ、どわっと横っ跳び。
ブルブル身体を震わせている【とら】
これ以降、音が聞こえた蹄跡沿いは身体が斜め向いて、スクランブル発進待機状態。
並足で何度も通って「ほらね大丈夫でしょ」と安心しかけると、
再び「シャララララ〜♪」
ドッヒューン、横っ跳び!
「やめれ〜、騒ぐな ! 叫ぶな ! 鳴りもの使うな〜!」と内心毒づく。
■危ない箇所を避けて馬場の隅で輪乗りをするが、
【とら】はスクランブル待機を解除しない。
すんなり肢が前に出ないし、逃げようとして身体をくねらせている。
こんな時は、どんどん動かして乗り手に集中させるべきなのだろうが、
なにせ重くて一定のリズムに持っていけない。
情けないが、私には【とら】をリセットさせるだけの技量がない。
結局、時間をかけて嫌がるラチ沿いを走らせて最終的には馬場を一周させるのを目標とする。
「逃げるような時は、内方脚を強く使ってラチに押しやって下さいね」
「いつでも人の脚を感じられる方が、馬も安心しますからね」
必死で内方脚を使って何とかラチ沿いを速歩で走らせるが、
遠く離れた所から戻ろうとすると「いやー」と方向転換を拒否する。
神経戦の様相となった。
脚を使うと何とか進むが、隙をついて逃げようとする気配がありあり。
【とら】の横っ跳びは動きが大きいので、
次に跳ねられた時に馬上に留まっていられる自信はない。
ん〜、胃に穴があきそう。
障害でやったようにいつでも鐙に立てるように、踵を下に落とす。
踵を下に踏み下げて、鐙を見失わないよう、つねにふくらはぎに馬を捕まえておく。
嫌がらない場所から輪乗りを大きくしていって、徐々に馬場全体に広げていく作戦。
単純な軽速歩で蹄跡一周させるまでにレッスン時間すべてを使ってしまった。
■ようやく【とら】の緊張もほぐれて馬場一周できて
「やったね、よし!」と思ったとたん、だめ押しのスクランブル発進〜〜〜。
はう、今度は膝で締めつけたから鐙が外れてしまった。
油断大敵
■馬が横っ跳びを繰り返すのは、私がボスとして信頼されていないからなのだ。
わかりやすい的確な扶助が出せていなかったり、
また跳ねるかもと私自身が不安になっていて、緊張しているのが馬に伝わったのだ。
情けないなあ、どっしりと構えて【とら】を自在に操れる人もいるのに。
まだまだ未熟者なのだ。
■しかしながら、落ちずに乗っていられたというのは自信につながる。
「すごかったですね、180度方向を変えて飛んで行ったのに落ちませんでしたね」
「いや、たいしたもんですよ」と見学していた人に褒められる。
嬉しいけど、ヘタ丸出しのレッスンで恥ずかしい。
まあ、今日は馬を動かすことではなく、
跳ねる馬に落ちずに乗る練習ができたと思うことにする。


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