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第8章 初級復帰・推進編 ブログトップ
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244鞍目 初級クラス再開 [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-15(Wed) ドキドキ初級クラス1 通算244鞍目
■これまで、元いたクラスに戻ろうかと考えたこともあった。
しかし、馬によって駆歩がうまくいかないこともあり、
〈初級クラスに進級して最初の課題である駆歩の巻乗り〉ができたら
初級クラスにもどると心に決めていた。
教官に相談して許可をもらってから原級復帰すると「やっぱりやめた」と
言えなくなるので、ちょっとコソコソしながら初級クラスにでる。
■障害をバンバン跳んでいるような超ベテランの方などに混じって、
3騎部班。私は【ベルベットシート嬢】相方は【山桜の君】と【とらちゃん】
指導はお館先生。
■やはり、ぽたぽた走る初心者クラスとは迫力が違う。
【ベル】は、前にくっ付いてドカドカ走りをしてくれる。
もっと落ち着いた気持ちのいい走りをして欲しいものである。
「どお〜」と声をかけながらバランスバック。
手綱を外、内と握り込んでブレーキをかける。
軽速歩は努めてリズムを遅らせてゆっくりと立ち座りする。
「肩、後にして」
「手綱ばかりだと馬が嫌がりますからね」と注意が飛んでくる。
軽速歩で腰を落とすタイミングを一瞬遅らせて、背骨の後側に体重を落とすようにする。
すると、ふわあとブレーキがかかって
続けて行くうちに頭が下がってきて、気持ちのいいリズムになる。
「グゥート」
いいねえ【ベル】ちゃん、その調子♡
だが、ちょっと曲がったり違う運動をするとすぐドカドカ走りにもどる。
少しも気が休まる時がない。
■軽速歩で中央線で巻乗りとか、山型乗りとか図形の種類もバージョンアップ。
途中で姿勢の入れ替えの指示などがでるが、【ベル】ちゃんのご機嫌に左右される。
ばっちり入れ替えが出来るときもあれば、
どかどか走りに焦って先生の声も聞こえない時もある。
■「はい、順次駆歩」の声に内心「どきっ」
前につられるように、駆歩してくれる。
手前を換えて、輪乗りで軽速歩をしているあたりから
神経戦の様相を呈する。
内側に入るのを押し出しながらだと、駆歩発進が上手くいかない。
出ないのではなく、勝手に発進してしまう。
「キュ〜」とないて前に飛び出す。
ああ、速歩までならワガママされても戦意を維持できるのに、
駆歩で制御不能というのは、苦しい。
■とうとう、輪乗りのまん中で一休み。
「速歩まででいいから、一周ちゃんと走らせて」とお館先生。
【ベル】単独で蹄跡にでる。
ドカドカ走って駆歩で飛び出そうとする彼女に、
軽速歩のリズムを一瞬遅らせて、バランスバック。
ゆっくりと私のリズムにあわせてもらうように頑張る。
すると、最初の時のようにふぁあと落ち着きを取り戻す【ベル】
「そう、できるじゃない」「いいよ」と OK がでる。
■こんなにも、リズムが馬の落ち着きを取り戻すのに有効なのか。
あまりの効き目に驚いてしまった。
手綱でぐいと止めると「キイ〜」と頭に血が上ってしまうような【ベル】が、
すうと落ち着く様子になるのが不思議。
お館先生からは「馬のリズムにただ合わせるのではなく人がリズムをつくれ!」と講評される。

■駆歩クラスでは、駆歩発進して維持できれば、それでOK.
しかし初級クラスでは、駆歩してさらに次が求められる。
今の私は、駆歩することに全エネルギーを費やしており、
駆歩が無事にできればホッとしてしまい、さらに次のことを求められても余力がない。
今日のように駆歩でワガママされた日には、あっという間に電池切れ。
■あまりの消耗の激しさにやっぱり駆歩クラスにもどろうかと弱気になりかける。
「クラスが上がると知らない出来ないことが沢山あって、大変だけど」
「できないなりに繰り返していれば、だんだんゆとりも出てくるから」と励まされる。
やはり、駆歩で何かあると怖いのだ。
その怖さに耐えて騎乗するにはものすごいエネルギーが必要。
ただ、どこかで踏ん切りをつけて、挑戦していかなければとも思う。
■明日は雨で馬に乗らなくていい日になれば、いいのに…
とちょっぴり逃げ腰になる私であった。


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245鞍目 輪乗りの開閉 [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-16(Thr) ドキドキ初級クラス2 通算245鞍目
レッスンが終わった今、ぐったりの極み。
例えるなら、抜歯に行きさんざん「抜けないおかしい」とグリグリやられたあげく、
「まだ抜け切らないからもう一度来て」と言われた気分。
■私にとって初級復帰は、不安定でままならない駆歩でさらに次を求められる
精神的負荷との闘いなのだ。
「もう怖くて怖くて、死にそうなんだよう〜」
〈駆歩を安定してできるようになってから〉という言い訳は、
これまでの逃げ道に使ってきたので今となっては使えない。
部班で駆歩して、飛び出したり遅れたりせず調整しながら乗る練習は、
この初級クラスでしかできない。
「今日乗らなかったら、明日はさらに乗れなくなる」
「今逃げたら、これから逃げ続けることになる」
「受けて立て!立ち向かえ!」と、どこか遠い所から声がする。
「行きたくない」「もう休みたい」の気持ちが、雨模様の空に応援されて
キャンセルの電話をするつもりになってしまう。
ところが時間になると、身体は自動的ににんじんを刻み乗馬用の服に着替えてしまう。
なんで〜、こうなるの?
準備が整ったところで、喉の奥がつまったような息苦しさを感じる。
精神的な負荷にたいするまっとうな反応。
私の場合は、フワラーエッッセンスのレスキュー・レメディをコーヒーにたらして飲む。
強力メントール入りのリップクリームをつける。
などの緩和行動をとって、やるだけのことはやったから後は大丈夫と無理矢理納得させてしまう。
しかし、レスキュー・レメディを再び使うとは… 
捨てずにとっておいてよかった。


■クラブに行く前にエネルギーの大半を使い果たす。
と、今日は【アレフゼロ】
よかった、彼なら跳ねても飛び出しても何とかできそうという安心感がある。
障害クラスのベテランの方と2騎部班。
お館先生のレッスンとなる。
■レッスンの組み立ては、
元気のいい並足で馬の身体をほぐし
まず最初に並足からの停止をして、馬との約束事の確認をする。
軽速歩でさらに馬の背中を使わせるよう、軽く座って歩幅の大きい走りをさせる。
ときどき巻乗りを入れつつ、歩度の詰め伸ばし。
さらに、速歩から停止、速歩発進の移行を確認する。
隅角や巻乗り時をきっかけに馬に内方姿勢をとらせるようにして、
外側の手綱は常にピンと張っておく。
手前の交換の時には、左右同じバランスで脚や拳を使い馬をまっすぐにして、
それから姿勢の入れ替えができるよう、丁寧な扶助を行う。
そして、駆歩。
蹄跡駆歩から輪乗りへ。
駆歩の歩度の詰め伸ばしや巻乗り。と
ここまでが、準備運動なんだそうだ。
■馬との約束事をしっかり確認して、馬の身体をしっかり動かしてほぐしてあげて
最後に本運動をほんの少し。
本日は、輪乗りの開閉。
■はじめに軽速歩で輪乗り。
馬の頭から突っ込む感じで、まん中に立つ先生の回りを渦巻いてゆく。
内側への意識が強過ぎると、外方脚で押すはずが内方へ倒れ込んできてしまうので
「内側に乗らない!」「外方で押す」と言われる。
【アレフ】はどちらかと言えば省エネタイプなので、内側に入れるのは楽。
相方の【とら】ちゃんと身を寄せるようにして、小さな輪乗りを続ける。
と、「はい、外に開いて」の声。
「内方脚で押して、ドンと蹴ってもいいから!」
「外方の手綱がきついと外に出て行けませんよ、開くように緩めてあげて」
【とら】ちゃんの後をついて【アレフ】が蹄跡まで出てくれる。
ベテランの人馬の後続は、こういう時にはとても楽になる。
■さらに、軽速歩の輪乗りが続く。
脚を使いながら、バランスバックと手綱をコンタクトをわずかに強めて歩度を詰める。
「並足に落ちるぎりぎりまでですよ」
「脚をサボると並足に落ちますよ」
あっ【アレフ】ったら並足になっちゃうんだから…
舌鼓と軽く蹴るようにして速歩を続けるよう頼み込む。
「脚使って!バランスバック」
「もちぇさん、肩うしろ!腰から!」
「馬も苦しいんです、でも人も頑張って」
「脚使いながら、もっと落として、もっと歩度詰めて!」
アクセル踏みながらブレーキかけている状態になる。
ゆっくりした軽速歩だが、ものすごくふくらはぎを使っている。
「はい、そこで外側の手綱をふわあと解き放つ感じで」といわれ、
「さあ、どうぞ〜」と外の手綱を開きつつ弛めると、
遠心力で押し出されるように、輪乗りが開いて歩度が伸びる。
準備運動では、あちこちよそ見をしてカラスの飛び立ちに驚いて駆け出してくれた【アレフ】だったが、脚や手綱を使った分ちゃんと動いてくれる。
細かな苦しい運動をやっている分、騎乗者への集中力が高まるのかも。
■「さて今度は、これを駆歩やってみましょう!」と言われる。
今の【アレフ】なら駆歩で輪乗りぐらいなら平気かも…と勇気を出す。
前を走る【とら】ちゃんがいるので、楽に駆歩を出してくれる。
途中、ドカドカと駆歩が速くなっても、何とか乗っていられる。
輪乗りに入るのも難なくできた。ほっ…
「速歩の時と同じですよ」
「外側の脚で押して」
どんどん、輪乗りが小さくなる。
駆歩しながら前の馬と半分並ぶように近接する。
なんだか、ぶつかりそう〜
まん中に立つお館先生が、手に持っている銀色のレーキを持ち替えた。
ひゃ〜、レーキの先に馬の鼻がぶつかるかも! と思ったとたん、
前の【とら】ちゃんが「ブブっ」と避けたと同時に【アレフ】も飛び退く!
ついでに私も「ワオっ」と叫んでしまいました。
「そこで叫ばないでください」とお叱りを受ける。
〈跳ねても飛んでも、何事もなかったかのようにもとのリズムに人が戻す!〉という鉄則に従って、何事もなかったようにレッスンが続く。
「ご迷惑かけました」とひと言、頭を下げて私も平気な顔で続ける。
駆歩で輪乗りを閉じて行く。
今度は、小さな円を駆歩できる。
「はい、外側に出してあげて」と輪乗りを開く。
外方の手綱を動かすと【アレフ】はブレーキと思ったらしく、駆歩のリズムが狂う。
ごめん、つまずかせてしまった。
「内方から押してあげて」
とスピードを上げて突進して行く。
ちがうちがう、どおーゆっくりでいいんだよ。
内、外の押し方引き方のバランスがとれていないのだ。
それでも【アレフ】は経験豊かだから、前の【とら】ちゃんについて
求められる運動をしようと頑張ってくれる。
ありがたい。
「もちぇさん、まん中に乗って!」と声が飛ぶ。
多分、私の姿勢もバランスもめちゃめちゃになっているんだろうな。
どっかんどっかんと左右に振れる大きな荷物を背負って、
「何を言ってるんだかわかんない」とキレることもなく
頑張ってくれる【アレフ】
■しかし、
駆歩で「はい、巻乗りして」「そこから、斜めに手前を換えて」
「中央で速歩に落として、またそこから駆歩〜」の号令を聞いて、
逆の手前で再び駆歩輪乗りの開閉だなと思ったとたん、
「もうだめです」とへたり込む私。
右手前の駆歩の方が安定しているので、楽にできるはずなのだが
もう頑張れない。もうエネルギーが持たない。
運動の途中では、跳ねてもスピード上げて走っても頑張っていられた。
ただ、一区切りついてさて次となると、もう続けられなくなる。
「はい、じゃあ中央で」と【とら】ちゃんのみで右手前の輪乗りの開閉となる。
■ああ、ヘタレ者。
でも、初めてやったのだ。
駆歩の輪乗りであんなに馬どうしがくっ付いて走っているのは…
駆歩しながら、外の拳や内方脚の微調整なんてまだ10年早いような…
飛び出したり、イレギュラーな動きは、やっぱり怖い。
それを必死に耐えているのだ。
「歩幅の大きな【とら】について行くのは大変なのに【アレフ】はしっかり言うことを聞いていたじゃないですか」
「落ち着いて集中していたから、あのまま続けても大丈夫だったんですよ」
「何かしそうな時はやりませんから」とお館先生は言ってくれる。が、
これから行う運動に対する予期不安で乗れないのではなく、
頑張って耐えてきたのが、一息ついたらもうこれ以上動けないという状況なのだ。
■自分で初級クラスに復帰すると決めたのだから、だれにも文句は言えない。
無理そうなら、駆歩クラスに出戻る方法もあるけれど、今は退路を断たねばと考えている。
【アレフ】が頑張ってくれる限り、ここは我慢のしどころ。
それにしても、なんで明日の予約を入れてしまったのか。
今になって後悔する私である。


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246鞍目 初級の入り口 [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-17(Fri) ドキドキ初級クラス 3 通算246鞍目
■朝起きたら、上半身が筋肉痛でグギグギ。
昨日の駆歩の後遺症だ。
このまま疲れが蓄積すると落馬のリスクが高くなる。気をつけねば。

■ところで、初級クラスの新入生担当は【アレフゼロ】がつとめているのだ。
同時に進級する人がいると彼の争奪戦になるが、
この寒さでは、新たな参入者は無く【アレフ】の独り占めが可能になる。
今日は、優しい4%教官のご指導のもと2騎部班。
相方はこの夏に進級した方で【毒うま】君、私はもちろん【アレフ】。
この組み合わせなら、本来の初級入門編にしてもらえそう。ほっと安心。
初級再開の1・2回目が、あまりにハードな内容だったのだ。
レッスンの内容は、並足から駆歩の輪乗りまで。
【毒うま】君は、かっとび系。【アレフ】は省エネ系。
ショートカットしながら「頑張れ!」と脚を使い続ける。
■教官から「もうすこし前に出して」と言われた時と
「いいですよ」と OK を出してもらえた時の乗り心地に
明らかな一線が引けることに気がついた。
ダメな時は、堅くて薄いベニア板に乗っている感じで乗り心地悪し。
ところが、OK が出る時はふわっ、ボムっと弾力のあるサスペンションに支えられて
鐙も鞍もぴったりとはまるのだ。
■逆に、前々回の【ベル】のようにドカドカ走っている時も、
砂利道の坂を自転車で下るようで乗り心地が悪い。
軽速歩のリズムを一呼吸遅らせて、ゆったりとしたリズムにすることで
本来のベルベットシートにもどる。
教官の言う「前に出す」「抑えて」は、スピードのコントロールだけでなく
乗り心地や操作性を向上させることも含まれているらしい。
■「馬が走らない止まらない曲がらない」「自分の姿勢が安定しない」という悩みは
馬が悪い or 人が悪いとどちらか一方に問題があるのではなく、
人馬のペアが気持ちよく走る状態になっていないという総合的な問題なのだ。
私達(馬と人)がどうあるべきかという視点で考えないとダメなのだろうな…
■今回は運動の種類はいつも通りだが、
省エネ走法の【アレフ】に気持ちよく走ってもらう術をあれこれ考えるレッスンとなった。

■並足から停止をすると【アレフ】はその場で90度の回転。
最近、停止するとその場でクルリとする彼に何度か驚かされている。
「どうして回転しちゃうのよ?」と馬に話しかけていると
「手綱の右側だけが強くなっているだと思いますよ」と 4%先生が即答してくれる。
これまでと極端に違うことはしていないのになあ、
でも確かに左の手綱がすぐ弛んでくる気持ち悪さがある。と手綱をたぐっていると、
なんと、滑り止めのゴムの左2番目だけがとれている!
今になって気がつくなんて…
しっかり小指薬指で握っているつもりでも、ゴムのお陰で滑らずにいたのだ。
■以降は、手綱が気になりだす。
同じように握っていては、右だけ強くなる。
持っていかれないように左の小指に力を入れ、それでも弛んでくるので
親指で蓋をするように拳を握る。
気を抜くことができない。
■4%先生は「前やったようにハミを左右に動かしながら手綱を短めにもって」と
声をかけてくる。
鏡を見ると、うわあ、私が思っているよりかなり馬の口が遠くにある。
あんなに先にあるハミだと、巻乗りなんて上手く伝わるわけないなあと納得。
手綱を2番めのゴムで持っているのは、想像以上に馬の首が伸びている状態なのだ。
かっこわる〜い
〈手綱の長さ、馬の口までの距離、馬との一体感〉が私の中で像を結び始めた。
馬と会話できる距離まで、もっと近寄らなければ。
4%先生が手綱を短く持つように声をかけてくれる訳がだんだんわかってきた。
とはいえ、グイと引っ張っても手綱は短くできない。
脚で推進して【アレフ】が首を縮めてくれないと短くならないのだ。
今日は、ネックストレッチなしで乗っているのでこのことが良くわかる。
先生の声かけがなくても、
気持ち悪い手綱の時は、自分で対処してみることができるかもしれない。
そのためにもちゃんと推進できるようにならなくては。

■今日の駆歩は、輪乗りと蹄跡行進のみ。
昨日にくらべると天国。
ひたすら走る【アレフ】の上で、いろいろ考えてみる。
左手前での私のバランスの悪さ。
腰や両脚、両手の具合をじっくり感じ取る。
すると外側の右の鐙にほとんどの体重をかけている。
まっすぐ座れていない。
内側に傾き過ぎなのもよーくわかる。
気がついて直すけれど、すぐまたバランスが崩れてくる。
■「できていない」と指摘することが少ない4%先生だから気楽に乗っているが、
年末の姿勢矯正レッスンならダメ出しの嵐だろうな。
唯一のご指摘は、
「脚が後に流れますね、もっと前で使って下さいね」
「馬が重いと一生懸命脚を使うから、てこの原理で後に振れるんだと思いますが…」
「そういう時は、鞭を使うとか一回ドンと極端に強く蹴るなどで馬をぴりっとさせて」
そうだった、めりはりをつけて分かりやすい扶助が課題だった。
■人馬ともに気持ちよく走るのは、簡単そうでとても難しい。
偶然を求めるのではなく、意図的に作り上げていくのが初級クラスなのだ。
遠い道のりである。


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247/248鞍目 なんぼのもんじゃい [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-20(Mon) 初級クラス4 / お楽しみ騎乗 通算247/248鞍目
■ふと見ると、庭の片隅にクロッカスの花が咲いていた。
昨日まで枯れた芝生にしか見えなかったのに、そこだけ太陽をあつめたような
強烈に輝く黄色。
季節が移り変わってゆくのを実感する。

■本日は、4%先生で【アレフゼロ】の2騎部班レッスン
相方は【ベルベットシート嬢】
4%先生は、無理をさせない、助け舟をだしてくれる、馬の調整ができると
3拍子そろった偉い先生なので安心してレッスンできる。
駆歩をする時には、この馬、この先生なら大丈夫という基本的信頼感が必要なのだ。
■運動の図形は、輪乗りや3湾曲などが加わり、
隅角も内方姿勢を確認する機会として、きちんと通過するようにと注意される。
初級の最初は、綺麗に馬を曲げて運動するためのとりかかり。
とはいえ、馬が前に進んでくれないとお話にならないので、
脚を正しい位置で使って馬の邪魔をしないことが、私の課題に変わりない。
きれいな輪乗り巻乗りができないのは、今のところ問題視しないことにした。
■「ふくらはぎの上部を馬体にあてて」「馬の毛を逆立てるように押して」
バランスボールを挟むように馬体をつかみあげて」とイメージしやすい言葉が並ぶ。
ふっと馬が前に出てくれる時がある。
「そう、それでいいよ」と褒めるが【アレフ】は続けてくれない。
私の言わんとする所は伝わるのだが、別の所で邪魔をしてるから続けられないのかも。
■これまでも〈とりあえず動くけど重い〉状態はあった。
駆歩クラスなら動いている馬に乗れればよかったので、あまり気にならなかったが、
現在は気持ちよく前に出てもらうのが最低条件になっている。
馬の省エネ走法にはまって、内側に入ってこられると
手綱の手応えどころの話ではない。
なんとか、蹄跡に戻そうと悪戦苦闘していると、
「もちぇさんの開き手綱は、開く時に拳が前に出ているので効いていませんよ」
「それじゃ手綱を許していることになってます」
「開き手綱は肘から引いてください」
「ちょっと手綱を操作しただけで向いてくれる時もあります、でも」
「向かないなら向くまで、馬の口をこちらに向けてあげないと通じません」
開き手綱をしても押し手綱をしても、言うことを聞いてくれないと焦っていた。
これは、大間違い。
曲がるまで曲げ続ける。動くまで動かし続けるのが、鉄則だった。
開き手綱の使い方が曖昧で伝わっていなかったわけ。
うまくいかないけど、まあいいやと流してしまうから、
「何を言いたいのかわからない人」と馬も混乱して無視せざるを得なくなる。
■なんとも、ギアがかみあわず力が上手く伝わらないもどかしさ。
あともうちょっとなのに届かない。

■雨が降りそうな空模様もあって、今日は新たに予約を入れる人がいないらしい。
それなら、この広い馬場とよりどりみどりの練習馬で、
馬に乗ることだけを楽しむレッスンにできないだろうかとわがまま言ってみた。
すると、すんなりOKがでる。
■247鞍目と同じ教官、相方で〈お楽しみ騎乗〉となる。
私は【杏爺】相方は【霧丸】
■ドレッザージュアリーナ全面を使って「細かいことは気にせず」乗る。
地上横木を跨いだり、3湾曲から5湾曲まであっちこっち乗り回す。
【杏爺】に久しぶりに乗ると、あまりの堅さにビックリ。
馴れるまでに時間がかかる。
■途中、やっぱり省エネ走法をされてしまう私だが、
教官のアドバイスで【霧丸】の後を追いかけさせて、スピードアップ。
ところが今度はドカドカ走り。
これを落ち着かせるには、少し拳の間をあけて手綱を引くといいと教えられる。
リズムをゆっくり、しっかり座って、声も使ってとできることはすべてやる。
かつて、この【杏爺】の焦ったような走り方について行けず
途中で下馬してしまったことを思い出す。
「これくらい平気だわさ」
手綱をグイ〜と持って引きつるだけの私から、大変身。
あれこれ試してみて、馬がふっと楽になる瞬間をさがすゆとりがある。
■「じゃあ、駆歩もやってみましょうか」と声がかかる。
出足はいいのだが【杏爺】の追いかけ駆歩は結構きつい。
「乗っているのはもちぇさんだとわかってもらいましょう」と優しいご指摘。
はい、前の馬を追いかけるのではなく、私の指示に従ってもらえるよう仕切り直し。
その後、何度も駆歩発進失敗。
「輪乗りに入ってみましょうか」
「軽速歩でどんどん追って駆歩出させてもいいですよ」と、優しいアドバイス。
教官からの発進だの、馬の首だの、止まれなどの指示をまって動くのではなく、
自分の意志で【杏爺】を駆歩させる。
「やったるで」と強気な私で、【杏爺】発進!
■ドレッサージュアリーナの長蹄跡をどんどん走る馬。
ものすごく手綱に力がかかる。
「拳ひとつ分手綱を伸ばして!」と声が飛ぶ。
ああ、早い駆歩で緊張した私は手綱を短く引っ張っているんだと頭の片隅で思う。
私にとって、広々アリーナをどどっと走る駆歩は恐怖だ。
一年前「もうダメ」「ぶつかる」と対衝撃体勢に入ったことを思い出す。
手綱にものすごい力がかかる。
上半身が力こぶだらけになって、腰が浮きそうになる。
■ここに至って、ようやく
「たかが駆歩、なんぼのもんじゃい!」と腹をくくる。
身体を起こしていれば大丈夫のはず。
腕の力をぬく。
手綱をあきらめて緩める。
すると【杏爺】もふっと力を抜く。
あれっ、楽になった。
「もちぇさん、もっと回りを見ましょう。馬場の外まで視野に入れて」と声がする。
楽な駆歩になっている。
前につんのめるような転がって行くような駆歩ではなくなっている。
ドレッサージュアリーナ一周の駆歩ができた。
■〈身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ〉というひと言が浮かんできた。
だめ〜と押しとどめるようにするからさらに強い力で走られる。
こちらが先に緩めれば、馬もリラックスする。
「無事でいよう楽でいよう」ということをあきらめて、自分を手放してしまえて
初めて手にできる境地なのかもしれない。
「なんぼのもんじゃい」いい呪文だ…
■「駆歩で内側に入られる時は、外の手綱で連れ出しましょう」
「馬の顔が外を向いても大丈夫ですから」
「左手前では、内側の手綱がきつくなっていますね」など、
馬のコントロールについても教えてもらったが、今日はそれどころではなかった。
まだまだ、乗っているだけで精一杯。
■「回りを見てといって駆歩してた時はきれいに乗れてましたよ」と
4%先生のお言葉。
先生、そのほめ言葉はビンゴ!
歴史的転換点を飾るコメントなのだから。
■まさに〈楽しい騎乗〉クラスだった。


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249鞍目 拳回しの秘密 [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-22(Wed) 初級クラス5 通算249鞍目
■春らしく空気が軽やかだが、馬場はどろどろ。
レッスン中の馬がバシャバシャ水たまりを蹴散らしている。
■2月は【アレフゼロ】と4%先生が専任コーチという感じになっている。
今日も初級入門編の2騎部班のレッスン。
相方は【ベルベットシート嬢】
■レッスンは、【アレフ】に気持ちよく前に進んでもらうことに悩みつづけた。
本当は巻乗りや輪乗りをしながら内方姿勢をとらせる練習なのだが、
省エネ走法の【アレフ】では、内側に入っているのを外に出すために
反対の姿勢をとらせる始末。
「馬の口から肘まで一直線になるように手綱を操作しましょう」
「開き手綱で外に連れ出して下さい」と何度も注意をされる。
ところが、私の頭の中で進む方向はほとんどノーマーク、
前に出てもらうことが8割方を占めているので、先生の注意にも反応が遅れがち。
(何度も同じことを注される生徒で申し訳ない…)
動いてはくれるのだが気持ちよさがない。
舌鼓や肩鞭は常に使い続けになってしまう。
〈反応してくれるまで徐々に合図を大きくしていき少しでも反応したら即座に止める〉
〈合図は再び小さな刺激から始める〉という大切なルールが守れない。
つい、大声で怒鳴り続けるような扶助になってしまう。
輪乗りも巻乗りもまったくいびつな形のまま。
馬に姿勢をとらせようにも私の姿勢や手綱がめちゃくちゃなのだ。
■【アレフ】は本日はネックストレッチをつけているので、
首がのびて手綱が頼りないほど長くなることは、ないはず。
だが、今度は首をがっくり下に落とした姿勢で歩みを進めるので、
やはり手綱は長くなって声が届かない。
4%先生から「この間と同じように手綱を短くできるようにしてみて下さい」と
声がかかる。
右左と馬の首を左右に振るようにして合図をおくるのだが、
プシュ〜と力が脇から抜けていく感じで【アレフ】は止まりかける。
あっ脚が足りなかったかと慌てて蹴ったり舌鼓を使って手綱の手応えを待つが、
一瞬首を縮めてくれたかと思ったが、ぐだぐだっとなる。
【アレフ】のパワーの流れを、そうめんの束に例えると
途中で何本も折れていて、力が伝わってこなかったり、あらぬ方に向かったり。
ゴムまりのようにズンズン進むドライブモードになってくれないと
初級クラスでは何もできないのではないかと気が滅入る。
■駆歩でも同様、継続させることだけに意識が集中するから
「内側に入ってくる時は外側の手綱で出して上げて下さいね」と声がした時だけ
小回りしている【アレフ】を蹄跡にもどさねばと思う。
やはり、馬の首が下にがっくり落ちて走っている。
「そこで鞭を使いましょう」と速歩に落ちることを警告される。
「馬の首を持ち上げて下さい」と言われ、ついグイと持ち上げる。
ちがうちがう、脚を使ってエンジンの回転数を上げてから手綱の操作をしないと
見事に速歩に落ちてしまうではないか。
わかっていてもできないんだな、これが…
■形は動いているけれど、エンジンの回転数が省エネモードの【アレフ】
私が何か変に動く度にスピードが落ちたり下方移行したり。
【アレフ】の馬エンジンの回転数を恒常的に高くするには、どうすればいいのか。
「今度は拍車を使いましょう」と4%先生の提案を受けて次回に期待をつなぐ。

■初級になると駆歩の時間が長くなる。
すると駆歩しながら、いろいろ感じたり考えたりできるようなる。
前回の【杏爺】の駆歩では、手にものすごい力がかかっていた。
拳を鞍の前に置いて動かさないようにすると、
馬が前に進む度にグイイと引かれるのだ。
【アレフ】の駆歩でもグイイ、グイイと前に出るたび引かれて、
きちんと持っていられない拳の間から、手綱が伸びていくのがわかる。
■年末に「拳をまわさないで!」と怒鳴られていた時、
私の中では拳を回している意識はなかった。
それよりも「前を持ち過ぎ」「手綱がゆるゆる」と様々に注意されて、
馬の口にあたらないよう細心の注意を払って、馬の動きにあわせてそうっと手綱をもっていたのだった。
実は今週に入って、馬の首の動きにあわせるつもりで手綱を持っていると自然に拳がまわるということに気がついた。
逆に拳を一定の位置に置いておくと、一歩ごとに手綱を持っていかれるのだ。
このことを4%先生に話すと、
「馬の口に合わせて手綱を持つのはもっと上級になってからできればいいです」
「駆歩の手綱は、ゴム製で伸びたり縮んだりしていると考えればいいですよ」と
ようやく明快な解答をいただけた。
「手綱が長かったり、ゆるゆるになっているとハミがガツンとあたりますから
いつでも同じ位置にあって、馬が前に出ようとした時に支えてあげて下さい」
なるほど「拳を回すな」と注意されるより
「拳を動かさずに馬の前に出る力を感じ取って支えてあげて」と言われたほうが
自分の感じていることと乖離せず、すんなり納得できる。
■初級に上がってから、首の後や背中筋肉痛に悩ませられている。
これは馬の前に出る力を支えてあげているからなのか?
とてつもない重労働に感じるが、上達すればもう少し楽になるだろうか。
疲労をためず、無理せず慣れていくしかない。


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250鞍目 頬がゆるむ [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-23(Thu) 初級クラス6 通算250鞍目
■切りのいい鞍数に達した。
1鞍目より10鞍、さらには100鞍目と上達度に歴然たる差があって、
ここまできたぞと感慨にひたれるのだが、
100鞍以降は出来不出来の変動が激しくて、
上達度より使ったお金の額の目安にしかならない。
騎乗技術の質的転換点は、対数で考えないといけないのかも。
めざせ1000鞍! あと5、6年はかかる…なあ。
■今日は、2ヶ月ぶりのグリコ先生。
【杏爺】に乗って【ベルベットシート嬢】と2騎部班。
相方は訳あり駆歩クラスで御一緒した方なので、
無理せず馬の細かい動きや姿勢等を学べるレッスンになりそう。
■【杏爺】は重い時もあるが、前の馬を追いかける癖があるので、
ドカドカ速歩になりがち。
「馬を焦らせないで、もっと身体うしろにして」
「脚はしっかり使って、人のリズムで軽速歩」
とここまでは、いつもと同じ。
「もちぇさん、手前はあってますか?」
あれれ、あってない。
「手前が合っていれば、前脚が出た時にぐっと拳が握れるでしょう」
ああ、そうか〜。
慌てて手前を合わせる。
内側の肩が上がっている時に立っているから、
座ったタイミングで内側の手綱を握れば、内方拳でブレーキをかけられるのだ。
「拳はぐいと引くんじゃないですよ」
「握って離しては、コンタクトがはずれますからね」
「ぐっぐっと、握って握ってと使うんですよ」
うわあ、ブレーキの効きが違う。
■「もっと、身体の前を開く感じで」
「どうしても、肩が丸まってきて前傾になりがちですからね」
「脚をもう少し前で使って」とおなじみの注意を受ける。
■今日のメインは、駆歩発進をスムースに出すための見極め。
これまでも、内方脚で馬エンジンを回し、馬の首を内に向け外方で合図という手順を組んでいたが、さらに綿密に馬の準備をする。
まず軽速歩で気持ちよく前に出てもらう。
【杏爺】の馬体をふくらはぎで確保。バランスボールを挟み上げる感触と同じ。
ぐいんと出たところで、
「頭あげさせない!」
「内方姿勢とらせて」と声が飛んでくる。
「内側の拳をグッグッと握って」
「外側弛ませないで!」
スピードにのっているので、実際に自分がどうしたのかはっきり覚えていないのだが、
いきなり馬のパワーがまっすぐ束になって前に進み始めたような、
「ひゃあ〜気持ちいい〜」走りになる。
どこにも無理や無駄がないクリアな走り。
砂利道のリアカーのようなごつごつした走りのイメージだった【杏爺】が、
リニアモーターカーに変身した。
「はい、そこで駆歩」
失敗。
理由は、私が悪い。
【杏爺】の駆歩発進は小股なのに、つい大きな動きを予想して
上半身を振りかぶってしまったのだ。
駆歩発進前の馬の準備を入念にして、何度がトライするうちにフワッと発進成功。
■今度は、相方の駆歩準備を輪乗りの内側に入って観察する。
しっかり推進したところで、
「内方姿勢をしっかり」
相方も拳をぐっぐっぐっと断続的に握って内側を向かせている。
と【ベル】の頬の筋肉の張りがふうっと弛んで、わずかに首をかしげた。
「そうっ!」
「そこで駆歩」とグリコ先生が号令。見事に発進する。
「先生がそうと言う時って、馬のほっぺたがゆるんでふうっとなるんですね」と
思わずつぶやくと、
「【杏爺】の時もそうなってますよ」との答え。
■前に出すことに苦労しなかったためか、
今日は外方手綱が弛んで気持ち悪いということもなく、
内方姿勢もとってもらえた。
ただ、スピードにのってグリコ先生の指示通り身体を動かしていたら、
うまくいっただけなので、何をどうしたらという実感がない。
■とは言え、駆歩前にがむしゃらに馬エンジンの回転数をあげるのではなく
頭を下げさせて、馬のパワーを澱みなく前に向かわせてから駆歩発進すると
さらにふわっと気持ちよく走れることがわかった。
「あまり早い時期から手綱のことを言うと、それだけになっちゃうので」
と乱用を慎むよう釘を刺される。

■今日も一瞬の〈走りの官能〉を味わせてもらう。
勢いでしか馬を走らせられなかった頃の乗り心地と雲泥の差がある。
同じ馬でもウソのように変身してしまうのだ。
馬のせいではなく、人がどう乗るかにかかっているのだろうな。


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251/252鞍目 手綱の手応え [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-24(Fri) 初級クラス7/お楽しみ騎乗 通算251/252鞍目
■2月のカレンダーには、平日(定休日以外)にすべて丸がついている。
馬断ちの反動で「そこに馬がいるかぎり馬にのる」つもりでいるからだ。
本日は【杏爺】で4%先生のマンツーマン。
贅沢なレッスンである。
■【杏爺】はいつになく軽快な出足。
並足もぽくぽくと首を大きく動かして歩いてくれる。
「今日は手綱をゆるゆるにして軽速歩しましょう」と人馬ともにウォームアップ。
しっかりと動いてくれるので気持ちよくジョギングをする気分。
かなり時間をかけて身体がほぐれた所で、手綱をしっかり張れるまで短く持ちなおす。
■軽速歩を続ける中で、拳を馬の首の付け根にくっつけるようにして固定。
「跳び箱を跳ぶ時に手をつく感じで、馬にくっつけていいですから」
拳の位置が固定されていると、握っている手綱に馬の動きが伝わってくる。
「どんな風に動きが伝わって来るか感じてみて下さい」
省エネモードの時のように気持ち悪いほどの頼りなさはないが、
1,2cmのところを出たり入ったりしているような感じがある。
もっとぐうと力がかかってくれると気持ちいいのに。
軽速歩のスピードが落ちるとしゅう〜うとメーターの針が落ちるように
手綱が頼りなくなる。
あ"〜気持ち悪〜い思わず教官に訴える。
「手にかかる力が頼りなくなるんですけれど」
「それは馬の推進力が弱くなってスピードが落ちたんですね」
そうか、馬エンジンの回転数をあげてやれということだ。
遠慮なく脚を入れてどんどん走ってもらう。
手のなかで出たり入ったりする感じが少なくなり、
力のかかり具合が一定になってくる。
長蹄跡をさらにスピードに乗せていくと、これこれ!この感じ♡
気持ちよく押し出して行く感触。
高速道路をグイーンと加速していく車のような、安定した伸びの感触。
これぞ走りの官能。
「ああ、いいですね」と4%教官。
しかし、この気持ちいい手綱の感触を得るには、
かくも馬を走らせなければならないのか。
走られるのが怖いスピードが怖いとのんびり走っていては感じられないのだ。
■「では今度は目をつぶって馬の動きを感じ取ってみましょうか」と
長蹄跡に入ったところで目を閉じ、隅角の手前で開けての合図をしてもらう。
ちょっとドキドキしながら挑戦。
乗って感じている程、馬は大きく動いていないのだなあ。
手綱は馬の速歩の振動に合わせて上下にも力がかかっている。
あらあ、右と左にかかってくる力が違う!
内側の手綱の方が頼りない感じ。
目を開けるとこれまたすぐに、教官に報告。
「ん〜、蹄跡沿いを走っているから微妙に外側に傾いているのかな?」と
今度は中央線を進んで手綱の感覚を確かめる。
鏡に向かってまっすぐに進んでいると両側は同じ力のようだが、
先程のまっすぐ押し出して行く感じが弱くなっているのが残念。
■次は、輪乗りで体勢を整えて駆歩。
駆歩でも馬の首のつけねに手を置くように指示がでる。
さらに「鐙に立ち上がってみましょう」
ひえ〜、2ポイント駆歩ですか?
やりたいとは思っていましたが、今回が初めて(おそるおそる…)
「跳び箱を跳ぶつもりで手をついて腰を浮かして」
【杏爺】の安定した駆歩だったので、2ポイント成功。
「顔を上げて進行方向見て」
「競馬の騎手になったつもりで」
たっ楽しい!!! ゴキゲン♡
脚の下で馬がパカランパカランと動いているのに、乗っている自分はほとんど動かず。
■「それではね、すこしづつ腰を落としていきましょう」
最初は踏ん張りが利かず、ストンと腰を落としてしまう。
再度2ポイントから少しづつ腰を落として、骨盤が立つようにして鞍に座る。
拳を起点にして、そこに合わせて座る。
「鞍から離れないように座ろうとすると、かえって腰が固まって身体が振れるですよ」
なるほど、お尻が滑らないようにと鞍にピッタリ座ろうと意識しすぎるのが
かえって悪さをしてしまうのだ。
拳を定点にできるよう身体の他の部分をそれに合わせて動かすという発想の転換。
駆歩にもう少し慣れてくれば、もっとスムースに身体の調整ができるだろう。
「最後の方では楽に乗れてましたよ」と
4%先生のあたたかい励ましを受ける。
■この後、輪乗り2つをつないだ〈輪乗りを換え〉で姿勢の入れ替えも練習。
本日は【杏爺】がドライブモード一直線で頑張ってくれたおかげで、
2ポイント駆歩や走りの官能を味わえた。
私は幸せ♪

■お楽しみ騎乗は、【アレフゼロ】で。
ところがドライブモード【杏爺】の後では、重かった。
一生懸命走ってくれるのだが、2鞍目の疲労もあって汗をかいただけで終わった。
やはり、拍車をつけないとだめなのかも。
騎乗後の手入れでブラッシングしていると、
拍車のあたる位置の毛が薄くなっている。
私がドカドカやりすぎたか、あるいは他の人の拍車痕か。
〈少しでも反応したら即合図をやめて、再度最小の合図から〉のルールが
守れていれば、小さな合図で動いてもらえるのに。
私がうまくできないばかりに【アレフ】が不幸になってしまうのだ。
胸がズキズキ痛む。
■壮快な走りを楽しめなかったかわりに、鏡をみながら脚の位置や向きのチェック。
普通の体勢で、膝下が腹帯よりあいだひとつ開けて後ろ。
前を向いているつもりのつま先がきれいに外を向いている。
自分の感覚よりもずっと内股で膝下を前に出して行かないと、
正しいポジションにならないらしい。
いつか無意識でもきれいに乗れるよう、いつも気をつけよう。


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253鞍目 巻乗りの手綱 [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-02-27(Mon) 初級クラス8 通算253鞍目
■昨日の雨で馬場が田んぼ状態。
皆様が遠慮して下さるので、独り占めする。
クラブに通い続けると、強風でも雨模様でも出かける習慣ができてしまう。
極寒酷暑なんのそので外に出かける生活、2年前には考えられなかった。
■本日も贅沢レッスン
【アレフゼロ】で4%先生のマンツーマン。
前回のアドバイスに従って、先丸拍車をつけて【アレフ】に乗る。
■脚を引きすぎていたり、つま先が外を向いていると不用意に拍車が入るので
鏡をちらちら見て脚の位置を確認する。
普通の姿勢でいると腹帯と私の膝下に広い間があいている。
「馬の前脚を刺激してあげるつもりで」と言われ、
膝から下を前に投げ出すようにして鐙を踏む。
リクライニングシートに座ってよいと言われないと、こんな姿勢はとれないだろうな。
■「並足の脚は、振り子のように使って下さいね」といつものアドバイス。
オンとオフのめりはりをつけると急に進みだす【アレフ】
今日は拍車をつけていることもあって、格段に反応がいい。
【アレフ】が動いてくれるので、今日はようやく巻乗りの練習となる。
■「はいそこで、巻乗り」の号令がかかる。
と、人の頭から巻乗りの渦中に飛び込むような格好になる。
当然、きれいな巻乗りはできませね。
「巻乗りに入る前に、巻乗りの大きさの目安をつけましょう」
「半周先を見て、馬をどこに連れて行くかを示してあげて」
「内方脚は、今度は離さずに馬体に付けたままで馬を支えるように」
「蹄跡から入ってきたところに戻れるように」
「戻るべきところより手前に入りそうなら外方脚で」と
ギクシャクする円を止まりそうになりながら並足させる。
「勢いがないと難しいかな、速歩でやってみましょう」と助け舟をだしてもらう。
■そして今度は、
「巻乗りのように円を描く動きに乗せていくには、
〈外方の手綱を張って脚もつけて壁をつくる〉と聞いたことがあると思います」
「そして内側の拳を控えて内側を向かせる内方姿勢をとらせるわけです」
ふむふむ、内方脚を使って手綱で内側向かせるという単純なことなら、
見よう見まねでやっております。
「もちぇさん、外側を張って内側を控えたら馬は苦しくなると思いませんか?」
言われてみると確かにそう。
というより内側に向けるのに外側をガチッと持っているのはあり得ないと
自然に外方を緩めていたのが真実かも… 
「馬の首の位置がそのままなら苦しいんですよ」
「でも、かしげるようにして首の位置が上がれば、その分ゆとりができる」
「ねっ」と馬を止めて、馬の首を動かして実演してくださる4%先生。
「だから内方の手綱は、内側に引くだけじゃなくて持ち上げるように」
「馬の顔を〈すくいあげるように使う〉んです」
なるほど、だから以前巻乗りでは開き手綱はやめましょうと言われたのだ。
それに、これまで外方を弛ませずにきっちり持つという意識がなさすぎた。
「やってみましょうか」
軽速歩でトライするも、巻乗りに入るところはすんなりだが、途中から膠着する。
「ずーと引っ張ってなくていいんです」
「馬が内側を向いたら、手綱は譲ってあげて下さい」
思わず頑張り過ぎる私と、いい迷惑の【アレフ】
「馬が巻乗りに入ったことが、それでOKという合図ですから」
何度も練習してみる。
途中まではスルスルとまわるのだが、半周過ぎからぎくしゃくしがち。
馬が違う方向に向いてしまうことが多く、再度内側を向かせているうちにスピードが落ちる。
とはいえ前半部分のスムースさは、これまでになく気持ちよい。
まるでレールに沿って走っている感じ。
巻乗りは、これから練習を重ねていくしかない。
乗馬が上達するということは、
スムースに無駄なく気持ち良く馬を走らせることに他ならない。
これなら、早く上達した者の勝ちということになる。
下手なままで、ガッコンガッコンと馬の上で振り回されている時が
最も危険だし乗り心地も最悪。
上手い人はますます上手く、下手な人は下手なままという構図。
「ううむ」と唸ってしまう。
■そして、次は駆歩の練習に移る。
ちょっと休憩モードの【アレフ】に拍車でドンと合図(ごめんね)
問題なく駆歩に入る。
「さて、今日も鐙に立ってみましょうか」
ラリホ〜♪ 2ポイントキャンターって好き!という自分に驚く。
駆歩で振り落とされそうになりながらしがみついているより100倍も楽で気持ちいい。
「じゃあ馬に気付かれないように少しづつ腰を落として」
「腰を落とすとその分拳が上にきていいですよ」
「身体も起こして」「後ろに寄りかかるように」
「その分の手綱を少し長くして」と
立ち乗りから普通の駆歩姿勢にスムースに移れるよう微調整。
座るところから身体を起こすところで何度も速歩に落ちる。
隅角を利用して駆歩発進し、立ち乗りの状態から再度やり直し。
立ち乗りが気持ちいいので駆歩のストレスなしだが、
普通に座って駆歩するどこかで、まだ馬の邪魔をしているのだろう。
鐙を踏んで立つところからスタートするので、鐙が脱げるということはなく
左右の脚をしっかり伸ばして、ふくらはぎをつける感覚も維持しやすい。
内側の座骨が鞍にゴチ〜とあたっている感じも良く分かるのだが…
■4%先生によれば、
「駆歩中に馬が伸びてきているので、維持が難しい」
「手綱が重くなってきたら、脚や鞭などを使って推進するとよい」
「伸びてきている馬を起こすには、手綱で馬の首を持ち上げてあげる+推進」と
解説していただくのだが、
自分自身の感覚では、ぼんやりとしかわからない。
またこれも、精進あるのみ!

「」


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254鞍目 股関節の動き [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-03-02(Thu) 初級クラス9 通算254鞍目
■梅もちらほら咲き出したのに、このところ雨が続いて寒い。
「春遠からじ」とつぶやきつつクラブに通う。
と、競走馬から転向した新入りさんと初顔合わせする。
東京の乗馬倶楽部に転勤した【かれん】ちゃんの異母弟だそうで、
目の辺りがそっくり。
乗馬としての名前はまだ決まっていないので何と呼べばいいのか。
雰囲気はカタカナ名が似合いそう。
トリノ五輪の金メダルを記念して【イナバウアー】なんてどうだろう?(笑)
■オフシーズン・不良馬場ゆえに贅沢なレッスン。
【杏爺】で4%先生のマンツーマン。
■今日も手綱ぶらぶらでジョギング(軽速歩)から。
どんどん走ってもらう。
【杏爺】および私の両方のエンジンが暖まった頃合いをみて、
手綱を短く持って拳を鞍の前に静定して、さらに軽速歩を続ける。
「どうですか?」
「馬がハミをくわえて走ろうとするのを感じ取れますか?」と教官から声がかかる。
まずい、私がさぼっていて規定出力の8割程度しか出していない。
脚と舌鼓と鞭も使って、どんどん前に出てもらう。
ようやくエンジンの回転数が上がって、トップギアに入れた時のような
すうと前に押し出していく感じになる。
「いいですね」とOKがでる。
「その状態なら手が軽くなっているはずですが」
確かにその通り、何の苦労もない。
■次は駆歩。
私の姿勢を安定させて、隅角もきっちりまわらせる事を課題とする。
これまでは駆歩が怖い事もあって、前に進んでいればそれでよしとしていたが、
馬の勝手でショートカットしないように姿勢や手綱の操作にも挑戦できるよう
意識改革を実行中。
■お気に入りの
〈駆歩発進ー立ち乗りー腰を降ろしていくー座った駆歩での姿勢や手綱の操作〉の
流れで練習。
今日の【杏爺】はいつになく首をグワングワン振って駆歩する。
立ち乗りしていても首の動きに合わせて腕がもっていかれそうになる。
座ってからの駆歩でもなかなか落ち着かない。
「馬が伸びていますから、縮めて乗って」と声をかけられるが
馬の伸び縮みは雰囲気としてはわかるが、どこがどうなのか?
ましてや、伸びた馬を縮めるための方策は私のマニュアルには(まだ)ない。
もう、首をふってうるさいな〜と今できそうなことをすべてやってみる。
身体を起こして乗る、拳を持っていかれない、肘を引いて、脚も入れて…
ほんの一瞬、楽になる。
首も手前に来て落ち着いた走りになる。
「そうですね」と4%先生からのOK。
瞬く間に変化する馬の状態なので、
教官からすかさず「OK」の反応をもらえないと何か良くて悪いのかわからない。
その点、ベテランの先生はちゃんと見て返してくれるので学びが大きい。
首を振るのはどこか私の乗り方や手綱に問題があって、
【杏爺】のいやいやサインなのだと思うが、今回はスルーしてしまった。(許してね)
■2ポイント→3ポイントの駆歩のいい点は、とにかく鐙を踏み続けるので
脚を馬体につけていられる。
これまでの駆歩クラスでは、乗り続けるうちに脚が縮んで膝で締め付け、
鐙が脱げたり、お尻が浮いたり。
ちょっと速く走られると振り落とされそうになっていた。
それが、ない!
首を振られても、ちょっとぐらい速くなっても鐙を踏んでいる限り大丈夫と思える。
こんな〈駆歩苦手への特効薬〉があるなんてと言えば、
「ある程度駆歩ができないと腰を浮かせられないんですよ」と教官がのたまわく。
ああやっぱり、真っ向駆歩クラス100回受講は無駄ではなかったと思いたい!
「2ポイントをすると股関節の動きが良くなるんです」
「駆歩についていくには股関節の動きが大事ですから」
あれっ、これって去年の夏の〈股関節の回外〉で気がついていた事じゃ…
巡り巡って、再びここへというわけだ。
■今日は、内側に入りたがる【杏爺】にわずかだが抵抗できた。
駆歩しながら外側の手綱を開いたり、内方脚を強く使ってみたり。
すこしづつ駆歩に余裕が出てきたということか。
見学の方が「かっこいいですね」と声をかけて下さるのにも、笑顔で応えられる。
■レッスン後半は、正反撞速歩。
これはどちらかと言えば得意♡
【主席】や【ベルベットシート】でのバランスレッスンで鍛えられているので、
腰の後ろの筋肉を柔らかくすると楽に座れるという秘策があるのだ。
「速歩で馬のまん中に座っている時は、肘を引いて拳を身体に近づけましょう」
「肘を伸ばすと重心が集まらずに、
お尻を後ろに引いてバランスをとってしまうんです」
なるほど。
速歩中は、内股の筋肉を意識して使う。
すると鐙がガチャガチャいわず足先にくっ付いてくれる。
【杏爺】の馬体を濃厚に感じるのが、速歩。
脚の間に暖かい脇腹が感じられて、前や左右に動くさまが伝わってくる。
■馬に乗っていても、鞍やサドルホルダーしか感じられなかった時期があったり
馬の胴体の暖かさや息づかいまで細かく感じられる時もある。
一筋縄でいかない乗馬である。


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255鞍目 馬の内側の眼 [第8章 初級復帰・推進編]

 2006-03-03(Fri)ひな祭り 初級クラス10 通算255鞍目
■ようやく日差しが戻ってきた。
朝の光にあたると気持ちが上向く。
家事を完了させてから、乗馬クラブに出かけるなんて何日ぶりだろう。
■本日は【杏爺】、4%先生の2騎部班レッスン
相方は【ベルベットシート】
■部班レッスンなので【杏爺】をしっかり歩かせようとあせったのが
のちのちの災いの種となった。
「追いつかれちゃうよ早く早く」と追い立てて脚や鞭を使っていた。
「もちぇさん、馬はいく方向を向かせて下さいね」
「逆を言えば、進行方向以外を向かせないように手綱や脚を使ってね」と
教官から注意を受ける。
ああ、また前に進む事だけに躍起になっていて他が見えなくなっている。
巻乗りをするが、きれいな円にならない。
輪乗りも円ではなくいびつな台形になっている。
角を曲がる度に速度が遅くなっていく。
速歩が並足に落ちて、ぎくしゃくの極み。
「もちぇさん内側の手綱がきついようです」
「こっち向けもっともっと」と引きずり込んでいる私。
あ"〜、自分の事だけになって馬を無視していたのだ。(今になって反省)
この辺りから【杏爺】のご機嫌が悪くなってきた。
急な飛び出し! どお〜どお〜。
鞍上は平気だが、4%先生は落ち着くチャンスをくれる。
■「馬の首を右向かせたり左向かせたりしてしてください」
軽速歩のリズムに乗せて、右向いて左向いてと気分転換する。
「右に向いたらそれ以上引っ張らなくていいんですよ〜」
そうそう、手綱は方向付けの合図なんだから
いつまでもハンドルきりっぱなしじゃいけないんだった。
右向いたらフッと柔らかく。左向いたらフッと柔らかく。
目配せだけで左右を向くような軽い感じで首が左右に振れるようになりだしたら、
「はい、いいですね」とOKがでる。
■「じゃあ、輪乗りに入りましょう」と号令。
「内側の馬の目が見えるまで手綱を使って、見えたらそれで譲って」
「また見えなくなったら手綱を使いましょう」
先程の目配せの感覚で、目が見えたらフッと柔らかく、
見えなくなったらコッチコッチと手綱を握って内側を向かせる。
馬の可愛い瞳ばかりをのぞき込んでいたが、軽〜くカーブを曲がることができる。
やはりレール沿いを走るようにスムースな走りになる。
やや輪乗りが小さくなってしまうが、
レッスン初めのいびつな輪乗りの乗り心地とは雲泥の差。
4%先生のガイドがないとできないのが悔しい。
■私には、馬が曲がっても要求し続けるという鈍いところがあるのだ。
曲がろうとしたところ、馬が内側の向いたところで手綱を緩めるを知らず、
曲がり終えるまで引っ張り続けているのだ。
「巻乗りの入り方が急である」「ひとつ先の目標を見るように」と言われるのは
目先の動きにとらわれすぎて過剰に手綱を操作していることに他ならない。
気持ちよく走っている時の軽さと、思い通り動かないとジタバタしている時の堅い感じ。
どうしてこうも違うのだろう。
■「では、並足」と号令がかかり、次は駆歩だなと準備をはじめたところ
馬場の大鏡の脇に、チョコレート色の大きなラブラドールを連れた見学者が出現。
馬より先に物見する私! 
肉食獣(雑食獣か?)が馬場のすぐ傍に来るなんて。
外来者の犬は何をするかわからないから怖い。急に走ったり吠えたりするかも…
心拍数が上がる。
リードがついているのを見て「大丈夫だから」と【杏爺】に声をかけるものの、
駆歩発進は連続で失敗。
駆歩を出しても、浮き足立つ私。
それを受けて【杏爺】もバラバラな感じになり、つい手綱を強く持ってしまう。
とうとう「ワシはもう我慢ならん!」と爆発したかのように跳ねる【杏爺】
一度では収まらず、首をブンブン振ってあちこちで跳ねてくれる。
これはもうダメかなと観念しかけたところで、収まる。
「私は落ちないからね!!!」と馬に向かって強がりを言う私。
■「大丈夫でした?」「ここで並足してましょうか」と
おだやかに声をかけてくれる教官。
今回は私が物見をしたのだ。
私が犬を怖がって手綱を必要以上に強く持っていたからだろうなと思える。
「怖かったですか?」とレッスンが終わってから聞かれたが、
馬の跳ねが怖いよりも〈落ちずにいた自分〉に座布団一枚という気分。
あの田んぼのような馬場で落ちたら悲惨だ。
■とんだハプニングの起きたレッスンであったが、
最後に再び馬の首を左右に向かせて軽速歩をする。
リズムに合わせて右向いて左向いてをさせる。
あっち向いてホイの要領で軽く合図するだけで、右左と首を振ってくれる。
振っているうちに首が起きてきて、手綱をひとつふたつと短くすることができる。
「レッスン中でもやってみて下さい」
「右左するハミに馬がついてくるでしょ、馬だって遊びたいんですから」
「馬とコンタクトをとる事が大事なんです」
「拳を動かさないでグッと持っていても馬とコミュニケーションできないですから」
■怖いと思ってグイイと強く持った手綱では、爆発してしまった。
あっち向いてホイと軽く示した手綱で、気持ちよく走ってくれる。
本日は両極端を味わわせてもらった、ふう〜。

〈馬の口を左右に引く〉について
4%先生からは、馬にハミを注目させるお遊びとして習っている。
初めの頃は「馬の口を壊すからやってはいけない事」と他で聞いていて躊躇した。
おそるおそるやるものだから、
右をグイイ左をグイイと手綱を引くことが目的になっていた感じ。
今日は「馬の首をみぎ、ひだりに向けて」と言われて、
手綱より首の振りの方に意識がいっていた。
そのせいかグイと引くより、クッと握ってふっと向くという
あっち向いてホイ遊びの感覚で、気楽にできたところがある。
馬とのコンタクトの取り方を学ぶ途中(入門編)なので、
これからもっともっと勉強しなければならないところである。


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