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第7章 駆歩の姿勢が悪い編 ブログトップ
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220鞍目 ジムカーナ練習開始 [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-11-28(Mon) ジムカーナ練習会1 通算220鞍目
クリスマスのクラブ競技会にむけて練習が始まった。
今回は、初級クラス以上が障害60cmで馬場は2課目、
誰でも参加できるのが〈駆歩しないジムカーナ〉
気軽に参加できる内容になっている。
■もちろん私は、ジムカーナで優勝を狙う。
ところが、これまで一度も横木を跨いだことがないのである。
横木で仕切ってあるところは、決して踏み越えてはいけない所と刷り込まれている。
大丈夫なのだろうか。
■今日のお相手は【杏爺】トレーナーは4%先生。
まずはウォーミングアップで、並足軽速歩。
さすがに4%先生だけあって、手綱にはうるさい。
「もうすこし手綱を短く」
「拳が前に出過ぎ、鞍にもっと近づけて、肘は脇につけて」
「馬がせっかくハミをくわえようと思っても、ふわふわ頼りないとハミに出て行けない」
「口の中で逃げるハミに【杏爺】はイライラしちゃいますからね」
「もっと手応えを強く感じるくらいでいいんですよ」
前回の〈馬を支える〉で気がついたのだが、
馬の口をぎゅうと引っ張ってはいけないと考えるあまり、
手綱をブラブラに弛ませるまではいかないが、柳に風と抵抗せずに手綱をゆるめていた。
【杏爺】のハミは合成樹脂の一本棒なので、かなりクリアに口の中が感じられる。
ハミをかぷっとくわえ直しする感触や
イヤイヤとかぶりを振るとハミが口の中から放り出されて左右にガツガツ動く感触。
4%先生に言われてみて、確かにハミがふらふらして頼りないような気がしてきた。
肘を脇につけるようにして手綱を短めに持ち、手綱の抵抗を強めに感じられるよう
強気に出た。
うーん、手綱を通して生き物の感触が濃厚に感じられる。
この感触を感じ取りながら、馬の力と同じ力で均衡を保つのだ。
これまで口の感触を感じ取るセンサーがないまま手綱を持っていたのかと思うと
空恐ろしくなる。
■ジムカーナの練習は、まず3本の横木跨ぎ。
並足からはじめて軽速歩へ。
まっすぐまん中に向けて脚で推進。
途中でスピードが落ちたり、人がつまづいたり。
いったいどんな体勢になっているのか、これで大丈夫なのか?
■さらに、スラロームや目印を周囲を巻乗りしたりと盛りだくさん。
4%先生は優勝狙っているならスピードが勝負とせき立てる。
最後は、スラロームと左右の巻乗りを組み合わせた複合になる。
一脚ごとに丁寧に推進とか、内側に傾かないで姿勢よくとか、手綱をしっかり張ってなんて
すべて吹っ飛び「それ行け〜!」になる。
■【杏爺】曰く「人が焦って先に出ると動きづらいのじゃ」
確かにそのとおりで巻乗りでスピードが落ちてしまった。
馬がすんなり前に出て行けるようにいつでも基本を忘れずにいるのが大事なこと。
■それにしても、ジムカーナって面白い!
クリスマスの競技には、本当の初心者は教官がひき馬して経路を回ってくれるらしい。
障害のコースを回っているような上級者もエントリーできるらしいから、敵は多い。
コスチュームに凝ってオスカルやリボンの騎士の格好で走ったら
アーティスティックポイントが加算されるよう働きかけてみようかな。


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221鞍目 物見デー [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-11-30(Wed) ジムカーナ練習のつもりが初級クラス 通算221鞍目
■寒気団が通り過ぎたということらしく、風にのって赤や黄色の落ち葉が舞い散る。
馬場では敷き詰められた枯れ葉がカサカサ音をたてている。
ロマンチックな風景だが、馬乗りには注意を要する日である。
■中級クラスでは、リードのない犬が馬場の横を通り過ぎたのに端を発して
【トラ】ちゃんや【山桜】が跳ねている。
さすがに落馬することはないが、同じ場所に来るとヒンと飛び上がる馬。
苦笑いしながら「今日はダメですねえ」とレッスンを終える会員の方。
まさか同じ運命が待っていると、この時は思いもしなかった。
■今日も【杏爺】が相手。2騎部班のグリコ先生レッスン。
馬場には、2mくらいの間を空けて横木4本が縦に並べてある。
私たちが蹄跡を行進している間に、
先生は横木の間を縫うきれいな波形のラインを引く。
並足で波形に進む練習。
「手で曲げるのではなく、脚で馬をラインに乗せて行くように」と指示がとぶ。
ジムカーナの練習会では、いかに早くスラロームを抜けるかに価値があったので
〈まっすぐに走らせて左右にかわす〉感覚で走ると、
「ちゃんとラインに乗って下さい!」と言われる。
グリコ先生は、初級クラスのレッスンのつもりなのだ。
とにかく早く経路を回ればいいお楽しみレッスンではなかった。
がっくり…
■馬場に散り敷く落ち葉を馬が踏みつけてゆく。
ん〜、なかなかいいリズムで軽速歩で出来ないなあと思っていたら、
いきなり飛び出す【杏爺】
わっと前に出るだけで、暴走するわけではないので怖くはない。
しかし、その後何回も問題のコーナーに来ると飛び出してくれる。
見かねてグリコ先生が乗り替わって下さる。
X点で物見をするとキツーイお叱り。
何度も怒られる【杏爺】
しまいには頭をパコーンとたたかれていた。
やがて勝負がついて先生が勝ち。
ちゃんと走った【杏爺】は褒められて、私の所に帰ってきた。
■速歩で波形に走った後は、
駆歩で横木2本分の大きな半円をえがき、いったん速歩に落としてS字の残りの半円をまわって、蹄跡に出たら駆歩というバリバリ初級の課題を練習する。
並足速歩と同様、手綱ではなく脚で馬を左右にコントロールしていかないと
速歩に落ちたり、カーブが曲がりきれなかったりするのだ。
■やはり駆歩に不安のある私では【杏爺】も再び物見したくなるらしい。
飛び出す馬を手綱でグイと抑えこもうとしているうちに、
だんだんコントロールが効かなくなる。
「ほら手綱で押さえ込んでますよ!」
「脚をしっかり使って身体はもっと後に」
「何かしようとする度、馬より先に動いてる」
「馬に覆い被さちゃダメなんです」
一度だけ駆歩で成功したが、
後は反対駆歩がでたり、ブレーキが効かないなど散々な有様。
■怖いと感じる事はないが、慌てて前屈みになるのは無意識のなせるわざか。
「物見するのはそうさせている騎手がいるからですよ」
「コワイと感じて前傾したらますます馬が飛び出していきますよ」
はい、わかっております。
わかることと出来ることには、大きな隔たりがあります。
300鞍を越えるころには、なんとかできるようにしたいと思います。の思いを
「がんばります」の一言に込めた。

■せっかく仮装ジムカーナの練習にと、オペラ座の怪人の黒マントを用意して行ったが、
「ひらひら物は馬が怖がるので馴致が必要ですね」とバッサリ。
今日の一件で早々にドレス・マント系はあきらめた。
とすると、全身タイツで出るか? ちょっとこれも如何なものか…


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222鞍目 ふくらはぎは離さない [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-01(Thr) ジムカーナがやりたい初級クラス2 通算222鞍目
■配馬表を見たら【杏爺】でグリコ先生のマンツーマンになっていた。
物見しがちな【杏爺】を御すことが課題なのだと自分なりに解釈した。
バランスが悪かったり脚が十分に使えてないから馬が騎手に集中できない。
馬に「私が乗っているのよ!」と強く訴えられるようにならなくては。
■いつものごとく並足軽速歩。蹄跡より1m内側を歩かせる。
重くはないが、リズムよく気持ちのいい走りにならない。
首をカチャカチャ振ったり外を向いたり。
手綱も外側が頼りなく緩んでくる。
内方脚が弱いのかと強めに使うと、
一瞬外側の手綱に張りがもどり、顔も内側を向くのだがすぐダメになる。
■今日は汗取り用のバンダナを忘れ、ヘルメットがゆるゆる状態。
目の前にずり落ちてくるヘルメットを直しながらの騎乗だったため、
よけいに手綱を持つ手元がずれやすい。
■連続して【杏爺】に相手をしてもらっているが、
ふらふらする頼りないハミに彼がイライラしていることは、よーく感じられる。
ということで、問題のコーナにくるとダッシュ!
「違う!! 私が乗っているのよ!!」と勝手な動きをしたことに対して NO を出す。
と言っても、バランスバックして強気で手綱を引くだけだが。
怖がるのでもなく怒るでもなく強くNO とだけ言える自分になれたが、
では次にどうしたらいいかがわからない。
軽速歩にもどっても次にまた来るぞと構えてしまう。
「手綱で馬を押さえつけないで」
「馬に前に行く自由をあげて」
「肘を外に広げないで、脇を締めて肘は腰に!」
「肘が外に張り出すと自然と親指が寝てくる」
「ほら、親指は天井に向けて!」
「手綱は自分のお腹にむかって引く分にはいいですけど、
手で下に押さえつけるようにしてはダメ」
■これまで何度が「押さえつけないで」と言われていたが
今日初めてその意味がわかった。
手綱を引くといっても、初心者があわてて引けば、
1. 身体が前傾、
2. 肘が外に張り出し手の甲が上を向いて手綱を握る状態になりやすいので
自然と手綱は下向きの力で引かれることになる。
これでは、馬は頭からでんぐり返しをさせられるような状態になり困るのだ。
なるほど、だから「肘は腰の脇につけて親指を天井に向けて握れ」と注意されるわけだ。
騎乗姿勢の原理に納得がいったが、わかることと出来ることは違う。
やはり何度も飛び出されてしまう。
■今日のレッスン内容は、軽速歩で横木の通過。
1本から始めて2本、3本に増える。
脚でしっかり推進し、騎手がリズムを変えずにいれば、
揺れは大きくなるがスムースに通過できる。
ところが、まっすぐに誘導できなかったり脚が弱いと
馬は横木を覗き込んだりコンと横木に蹄を当てたりしてしまう。
■さらに前回と同じく縦に並べた横木の間をスラローム。
馬の耳の間から先を見るようにして、馬のまん中に乗り続けられるようにする。
そして、脚でラインに乗せてゆく。
はじめは大きく波形のラインをえがいて乗るが、
最後はジムカーナ向きの左右に振るだけのほぼ直線走行をやってみる。
(私はこっちの方が好き)
■後半になると【杏爺】の飛び出す頻度も減って、駆歩の練習。
蹄跡行進と巻乗りに挑戦するが、途中で速歩に落ちてしまう。
まあ、今日の所は駆歩に多くを求めないでおこう。
■グリコ先生の総評。
手綱が緩んで伸びてくるので【杏爺】は口に当たるふらふらのハミに我慢できなくなっている。
合成樹脂のハミを使っているのは、それだけ口が敏感だから。
物見をして跳ねるベースには、限界を超えた我慢をさせていることにある。
次に手綱のコンタクトが取れないのは、脚の推進が足りないから。
横木通過でうまくできた時などは、
しっかりと脚が使えていてその時は手綱が緩んだりしてなかったはず。
特に、ふくらはぎがついたり離れたりしていると十分な推進にならない。
ふくらはぎは常につけておく。
つけた状態からギュウと押し付ける時間の長さが、脚の強さとなる。
馬のお腹にバンと当たる衝撃の強さが脚の強さではない。
かえって馬を緊張させるだけ。
膝から下を安定して使えるように、腰、股関節、膝の使い方を覚えてほしい。
ふくらはぎを馬体につけていれば、膝から下は後には流れないはず。
膝をあけてふくらはぎを前に押し出すような脚の使い方をすると、
太腿の内側から後にかけての筋肉が使われるようになる。
確かに、先生にいわれたように脚を動かしみると、
内股の奥の筋肉がつりそうになる。
■最後にさらに、
【杏爺】が跳ねたとき、わっと馬の首や地面を見てしまうと落馬する。
跳ねる事自体、馬が前に進めなくて上に動いてしまう現象なのだから、
前傾したり手綱を押さえつけたりしては、状況は改善しない。
見える所は馬の肩と首や頭だけだが、人は馬の後肢に運んでもらっている。
馬の後に乗ることを心がけるようにしてほしい。
「もちぇさんは【杏爺】が跳ねても怖がらなくなったところがいいです」と先生。
はい、長い修行の末にようやくここまでたどり着きましたから。


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223鞍目 息切れ [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-05(Mon) ジムカーナの練習のつもりの駆歩レッスン 通算223鞍目
■寒い。行きたくないなあ。休もうかな。
身体の芯が冷え込んでいて、テンションが上がらない。
思いっきり着込んでクラブに出かける。
レッスンに来ている人の姿がまばら。みんな同じ気分なのだ。
寒い中、朝一番でお仕事にかり出される馬だって大変だ。
■今日も【杏爺】
もしかしたら、ジムカーナの相棒として練習はいつでもペアを組むよう配馬しているのか。
■準備運動の並足速歩は、いつになく調子がいい。
首も振らないし、脚への反応が鈍い時に鞭を使えばすうと前にでる。
自分の中で、これまでの基本のおさらいをする。
内方の脚で押してあげるとちゃんと外側に出てくるのがわかる。
隅角の手前から内側の鐙にのりつつ肩を引くようにして姿勢を崩さない とか、
馬に覆いかぶさらないよう脚で推進して〈馬が自分の前に出てくる感じ〉を掴むとか、
ちゃんと確認できる気持ちのいい練習になった。
ふくらはぎを常につけるようにして、手綱も緩まないよう気をつけているからか…
■ところが、ジムカーナの練習で調子が狂う。
はっきり言ってしまおう!
コースが、私にはできない代物だったのだ。
縦に並べた横木や低い柵をスラロームし巻乗りせよというコース。
向かって行く方向に横に置いた物なら、その周囲をまわるに必要な半径はすぐわかる。
ところが、スラロームの先に縦方向に置いてある柵の周囲を巻乗りするのは、
コース取りが難しい。
巻乗りの大きさを決める手がかりがない進行方向縦向きの柵をまわるには、
乗っている人間のイマジネーションだけで馬を進めなければならない。
スラロームの勢いで柵に近い所にコースをとると、
回り込んで帰ってくるのに大きく膨らむか、ターンの所で並足に落ちてしまう。
「これはコース取りに頭を使わなければ…」と気がつくが、
「ジムカーナは時間がすべてですからね、ビリになっちゃいますよ」と言われる。
■落ち込んでしまった。
私はこれまで、どうやったら馬と一緒にスムースに走れるかを考えながら練習してきた。
目印のないコースをどんな風にまわろうかと考えている時に「遅い」とは…
雰囲気つくりに「ジムカーナの優勝狙っています」とは言ったが、
早くコースを回ることを課題にレッスンしているわけではない。
蹄跡行進や簡単な図形だけの練習に比べれば新鮮で楽しいジムカーナ練習ではあるが。

■息切れしてきた。
上達したいと「今の課題は何か」に焦点を当てて、レッスンしてきた。
こうやって日記をつけ次回のレッスンにつないできた。
なのに「それじゃビリになるよ」って。
これは、心臓の冠動脈のバイパス手術中に心臓が動いてないと怒られているようなもの。
確かに大局は心臓が動くことだけど、今は細い動脈のつなぎ合わせに集中させてくれ!

■私がレッスンにのぞむことは、上手くいかない原因を見つけられるよう、
自分の悪い所をなおすヒントがもらえること。
人の悪い所を糾弾するなんて誰でもできる。
かつて「脚、脚!」だけしか言わない教官にうんざりしていたが、
「遅いよ」の教官にもめまいがしてくる。
■【杏爺】は珍しく首も振らず飛び出しもせず、がんばってくれただけに
胸の中に収まらない物がある。


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224鞍目 「〜しない」じゃない [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-07(Wed) ジムカーナの練習5 通算224鞍目
■専用馬と化した【杏爺】 今日はお館さまに教えを受ける。
いつも同じ馬でマンツーマンレッスンを受けていたら、
上達するのも早いのではと期待するが、
思い通り行かないのが世の常。
■レッスンの前にお館先生は、調馬索で【杏爺】の準備運動をして下さる。
輪乗りのラインに横木を置いて駆歩で跳ばせている。
「へ〜珍しいことをしているな」という感じがした。
■いよいよ、私の番。
先週のお手入れ講習会で習った
〈ご褒美は騎乗後すぐと下馬直前が乗せてくれたお礼としては効果的〉を実践する。
ポケットに忍ばせた氷砂糖を鞍の上から口元に差し出す。
案の定、ぽろっとこぼれてしまった。
初心者は格好をつけない方がよろしいということか…
■並足でしっかり歩かせて、停止再発進をおりまぜる。
きちんと止まったらほめる。すっと発進したら満足を伝える。
「よーし、いい子ね」「グウート」「グッボーイ」とあらん限りのほめ言葉を並べる。
お館先生が並足の扶助を「右っ、左、右っ、左」とタイミングで教えて下さる。
あれっ、なんだか私の脚をいれるタイミングと半拍ずれている?
馬のお腹の凹みはじめに脚を押し込むのでなく、
もうこれ以上凹まない所でだめ押しを入れるのか? わからん。
■軽速歩にして前に出す。
巻乗りでは、前半部分が急角度で入り過ぎと言われる。
そうなのだ、どのくらいの大きさになるか巻き始めないと見当がつかないので
私はいつも途中で慌てて調整しているのだ。
駆歩では、安定しているはずの右手前で発進がもたつく。
きれいなグワンとした一歩が出ず、ちょぼと出してくれるので
「行くぞ」と構えた身体が空振りになり上半身が大きく動いてしまう。
お館先生は「手で邪魔してる」「身体をもまない,動かさない」「前のめりだよ」と
注意して下さるが、
このちょぼちょぼ駆歩はかえって乗り難いのだ。
懐の深い【杏爺】だけにそれでも駆歩はもらえるが、ドカドカ鞍の上で動いてしまう。
「首を振っているでしょ、それだけ手綱が邪魔して馬がつらいの」
「どかどか背中をたたいているからだよ」と言われてしまう。
そう言われるとナイフで刺されるように心が痛い。
馬に苦痛を与えていることが自分に許せないのだから。
「拳を動かすな」「上半身が動き過ぎ」「腰でもむな」と
たくさんの〈 Don't 〉を浴びせられるが、意識してやっていることはやめられても、
意識せずにやっていることはどうにもならない。
〈 Do not 〉ではなく〈 Do 〉が欲しい。
何かあるはず。ある動きを意識することで無駄な力が抜ける〈特異点〉があるはず。
軽速歩なら、自分で立ち上がるのではなく
〈ふわっと持ち上げられる感覚〉で腰を浮かせる。
速歩正反撞なら、揺れないように落ちないようにしがみつくのではなく
〈馬の上下動に同期して〉自分も上下動する。
駆歩なら、後から前に抜けて行く力に乗れば楽になるはずなのに、
ちょぼちょぼ駆歩だと力のベクトルが短かすぎてイメージしていた動きにならないのだ。
■とはいえ、落ち込む間もなくジムカーナのコースをまわる。
今日は、縦並べ3本横木のスラロームと、低い柵を平行に並べた間をすりぬける(橋)
方向をかえて横木の跨ぎ越しを蛇乗りしながら3連続。などなど。
「スラロームを抜けて蹄跡を右に出た所で、駆歩!」
「駆歩のまま、3本目横木に進んで」と思いもよらぬ指示が出る。
下手クソのドカドカ駆歩なのだが
「つぎにあのコーナーを曲がって横木を越して」と思うとなんだか楽しい。
単純に蹄跡行進したり輪乗りをしているだけでは、
「ああ失敗」「きれいにできない」と不満足感だらけなのだが、
コースを回っていると「よっしゃあ、次!」と気持ちが解放される。
もしかすると障害レッスンも面白いかも…
■せっかく、お館先生が調馬索で〈駆歩で横木通過〉できるよう【杏爺】の準備を
してくださったが、乗っている人間の準備ができていなかった。
駆歩で曲がるのが精一杯。
駆歩のまま何かを跨ぐなんて「まさか、できません」と騎手が反抗。
【杏爺】は察して横木を避けてくれた。
■ジムカーナのコース走行は、駆歩であっても楽しい。
なんだか気持ちがのびのびした別の次元に移るのだ。
「もっとリラックスして下さいね」とレッスンの最後に言われたが、
「できない、ダメ」を繰り返していたら馬でなくても荒んでくるかも。
もっとクビをあげて広く世界を見てみる必要があるかもしれない。


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225鞍目 訳ありクラスで学ぶ [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-08(Thu) なぜか駆歩クラス 通算225鞍目
■専用馬料金をとられない専用馬の【杏爺】
お館さまの指導で2騎部班 
相方はすばらしい経歴の持ち主。
自馬まで持って競技会に出ていた人なのに駆歩コワイ病になったらしい。
ということで、今日は "わけあり駆歩レッスン" でジムカーナ練習はなし。
■【杏爺】は省エネ運転モードで、並足軽速歩が遅い。
必死に脚で前に出そうとするが、後の【ベル】に追いつかれてしまう。
相方は技術のある人なので巻乗りをして調整してもらう。
お館先生曰く
「【杏爺】はわかっていてもしら〜とした態度をとることがありますからね」
「無視されたのをそのままにしてしまうと増々動かなくなります」
なるほど、だからグリコ先生は次々にレベルをあげた合図を繰り出せと言うのか。
■まずウォーミングアップの運動は、
馬の背中を柔らかく使わせてあげることに主眼が置かれる。
「人ががんがんと動けば馬は緊張して背中を固くします」
「馬は後肢からパワーを送って進む動物です」 
「途中の背中が固く緊張するとパワーが前に伝えられなくなります」
「どんなに大きなエンジンを摘んでいても動力を伝えられないと走れませんからね」
と跨がった場所(シート)が馬と喧嘩しないよう扶助をおくる練習となる。
■「並足は後肢が空中にあるときに脚を入れます」
後肢を覗き込むことができないので、イマジネーションに頼る。
馬の後肢が地を離れるのは、前に蹴り出して着地するまで。
ということは、馬の腰は前に送られて同時モンローウォークする私の腰が持ち上がる時。
ただし持ち上りを感知してから合図を送ると半拍ずれるから、
持ち上がる直前から用意して、前に送られると同時にぐっとふくらはぎを押し込む。
つまり昨日のタイミングのズレは、こういうことだったのだ。
馬のお腹の揺れ(凹み)にあわせて押していると、
後肢が地についている時だけの合図になる。
空中に出る瞬間は凹みきった次の瞬間なのだから、凹んでいるときは用意の時期。
〈凹みきった時のだめ押しの脚〉が最もタイミングのいい並足の扶助というわけだ。
お館先生の「左、右っ」に調子を合わせることができるし、
同じ力の脚でも驚く程すうと前に出てくれる。 本当にふしぎ不思議。
■速歩軽速歩でも同様、馬の邪魔をしない練習。
踵ではなくふくらはぎを使う。座った時にぎゅっと脚。リズムは一定。
馬のリズムが求めるリズムと違う時には、脚や手綱で蹴ったり引いたりするのではなく、
人が求めるリズムを刻んであげる。
軽速歩なら、立ち座りのリズムにわずかなズレをつくってあげる。
馬は不思議と人にリズムに合わせてくれるようになる。
■【杏爺】は動かないわけではないが、省エネモード全開。
これは私が邪魔をしているらしい。
お館先生は「手綱をもっと軽く」「前に行かせてあげて」と求める。
これまで緩んだ手綱でハミが当たり馬を苛つかせていたので、
少し強めに前を持っていた。
それをもう少しだけ軽くする。
すぐズルズルと緩んでくる手綱をしっかり持ちながら、さらに軽く保つのは職人芸だ。
肩を引いて胸を開くようにして手綱のアンカーをしっかり打ち込む。
とにかく肩から手首までリラックス
緩まないように、手綱は小指薬指を意識してしっかりはさむ。
それでいながら中指から小指までの指全体は釣り糸を垂らす時のように、ふんわりそっーと。
首の大きな動きには肘の動きで対応する。
腕から先のそれぞれのパーツに違う種類の仕事をさせるのは難しい。
でも、ぐうと力のかかっているハミを心持ち「そっ」と緩めると
【杏爺】はふうと前に出ていく。
ああ、こんなに繊細なことを馬は感じ取っているのだ。
一瞬しかできない未熟者の私。
■いつものように馬場の周囲に物見をする【杏爺】
これまでは跳ねられてから対処してきた。落馬しないことで満足していた節もある。
しかし感覚が細かくなると、馬の耳や顔の向き、前後肢の踏み込み具合などの
挙動不審がすぐわかるようになる。
まず最初はリズムが崩れるのだ。そして耳、次によそ見。
ここで警戒して手綱を押し付けるように強く握っていたのがこれまでの私。
お館先生は「前を押さえつけない」「手綱より脚!」とグリコ先生と同じことを言う。
予兆で脚を使い対処すれば跳ねない。と言うことで予防に力を入れる。
■それにしても、手綱は脚で馬が前に出ているから、
細かい感覚が感じ取れて操作が出来るのだと実感した。
パワーの流れの調整弁なのだ。
馬が前に進もうとする力は後肢から。背中を伝わって前脚、首、ハミをくわえる口元まで。
人は馬の背中でパワーの伝達を邪魔しちゃいけない。
手綱の先のハミを馬がくわえて押し出して行く感覚が、パワーの指標なのだ。
■上手に馬に乗るためには、
1. バランスよく座れて手綱や鞍、鐙に寄りかからずいられること。
2. 脚が使えるようになって、タイミングや場所がピンポイントで狙えるようになること。
3. 馬のパワーの流れをハミで捉えて手綱を釣り糸の感覚で使えるようになること。
と段階があるのだ。
最初の一段目が出来ていないのに上には重ねられない。
バランスが悪いうちは脚はピンポイントで使えないし、
脚で馬が前に出て行かなければ、手綱には何も感じる物がない。
あ〜、先は長い。
固める土台は広すぎる。

■駆歩は日に日に悪化している。
昨日はジムカーナのコースでは右手前でもなんとか走ってくれた。
ところが、今日は右手前の発進は全滅。
先生が追ってくれても、反対手前でしか出ない。
以前は【杏爺】の右手前駆歩は「静かな駆歩」としてピタリと決まっていたのに。
なぜなのだろう?
■左手前は「拳が動き過ぎ」と注意されながらも、なんとか走ってもらえた。
まあ、馬に乗り始めてからの滞駆歩時間はまだまだ100分程度。
速歩軽速歩が225鞍の80%を占めると考えたら、8100分も乗っている。
81分の1だから、比べて下手なのは当然か。
ダメだけれど特効薬は見つからない。
身体が「ああそうか」と覚えてくれるまで滞駆歩時間を延ばすしかないだろう。
■駆歩の後はテンションが上がるらしい【杏爺】
省エネからスーパードライブモードにスイッチが入れ替わる。
スイスイと軽速歩で回りながら、姿勢リズムを整え、片足づつ鐙を脱いで軽速歩。
最後は鐙あげ軽速歩でしめる。
「脱いだらやり難い側がありませんでしたか?」
「そちら側に体重がかかっている可能性があります」
私の場合は、右手前で右を脱ぐとグラグラくる。
やっぱり右に乗って左に傾いているわけだ。意識していかないければ。
■「もちぇさんは駆歩も鐙あげでやった方が上手にいくと思えるんですけど」
「まだお二人とも駆歩が心もとないから、もう少し上達したらやってみましょう」と
お館先生。
私、鐙あげは好きです。
駆歩でも鐙が無いほうがいいと思うことが多い。
「ヨーロッパの騎士とかインディアンには、鐙という道具はなかったんですよ」
「普通に乗っている時はいいけれど、馬が跳ねたとか立ち上がるなどの急な動きの時には、鐙に立ってしのぐ必要があるのでまったくないと不便」と楽しい話も聞かせてもらえた。
■駆歩コワイの陰を引きずり無意識のうちに緊張する" 訳ありクラス受講生 "
無意識の身体の動きをコントロールするのは、一朝一夕にはいかないが
回り道する分だけ別の収穫も多いと思いたい。


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226鞍目 新しいブーツで [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-12(Mon)  ジムカーナ練習6 通算226鞍目
■ふくらはぎが痩せてチャップスがゆるんでいたので、
新しいサイズを買い替えるかブーツを買うかで悩んでいた。
散々、迷ったあげく下手は道具でカバーするという強気の判断のもと、革長靴注文
6週間待ってようやく出来上がり、本日初使用。
■履くだけで一汗かく。
自分の足にあわせてあるのだから、決して履けないわけがないのだがキツい。
ようやく両足が入ったら、今度はギプス固定状態。
足首が前屈できるように折り目がつけられているので、
スキー靴のように膝を曲げる動作のみ可能。
足首周囲に出来たしわの内側が、くるぶしにあたって痛い。
歩くためではない靴なのだ。
■本日も【杏爺】 この冬は11鞍も彼と一緒にレッスンを受けている。
ジムカーナ出場予定の上手な方々と3騎部班。
「私が先頭なんて、ご迷惑かけてます」状態になる。
■新しいブーツでは鐙を踏んだが最後、膝から下はギプスで固められたようで
動けないし感覚がつかみにくい。
並足でタイミングを合わせて扶助を送ると、思ったより前に出てくれる。
【杏爺】の調子がいいのか、それとも
自分ではよくわからないままギプスが上手く合図を送ってくれるのか。
ブーツ足首のしわが、やや内側に飛び出しているので
革製の拍車代わりになってくれているのかもしれない。
■軽速歩になると靴の中で足が前後する。
わずか5ミリほどの動きなのだが靴は動かず足が動くので、鐙を踏んでいる脚は不動なのだ。
でも、これでいいのだろうか。
【杏爺】は調子よく動いてくれる。
鞭を使わずにすむ。
■ジムカーナのコースには、赤いコーンが置いてある。
これまで横木で代用していたので、ようやく本来のスラロームができる。
本日は、2本の低い柵の間を通る〈橋〉と4本の〈横木跨ぎ〉〈スラローム〉、柵周囲の〈巻乗り〉の4種目。
スタートとゴール地点も決めて、それらしく体裁を整える。
何回か部班でコースを回って、いよいよ1騎づつ練習。
■スタートを切る前に蹄跡を一周、軽速歩でアップ。
これまでの省エネ【杏爺】とは思えない軽やかな足取りでコースを回る。
「おぬし知っておるな!」とお館先生から声がかかる。
【杏爺】の方が何十倍も経験豊富なのだ。
ジムカーナが何かも彼の方がよく知っている。
〈横木跨ぎ〉も〈スラローム〉も力強くリズムよく回ってくれる。
「うわあ、すごい」と喜んでいたら、最後の巻乗りの手前でスピードダウン。
もうこれで終わりと思ったか。
■私ではなく【杏爺】が回ってくれたのだが、あまりの鮮やかさに驚嘆、楽しい!
もうこの一回で十分楽しめたと思えた。
上級者の相方は、今日が初回の練習とは思えないスムースな走り。
やはり、横木前で止まられたり、巻乗りで並足に落ちるのは
馬でなく私の下手さが原因なのだ。
■ついでお館先生は、
「本番は駆歩出したら減点ですが、今日は駆歩も混ぜてコースを回ってみましょう」と
高度な要求。
私は駆歩出そうとすると結局、オタオタしてリズムが崩れのろのろの軽速歩のコース走行となった。
■最後は、蹄跡で駆歩練習。
新しいブーツでは外方脚を引く動作に違和感があって
「ちゃんと押せているのか」といろいろ考えてしまう。
まだまだ、ぐにゃぐにゃ動いてしまう。
「お腹を前に出して、拳を静かに」とお決まりの注意が跳ぶ。
いつも同じ注意されるということは、
もう自分の中に「駆歩はこうやる」という無意識の型が出来ているに違いない。
その型は都合の悪い型なのだから、なんとか変えていく方策を練らないと、と焦る。
■先週に比べて、物見することがなくなった【杏爺】
本当は何でもわかっているのだろうな。

■一生懸命馬に乗っていたら、新しいブーツのことを一時忘れていた。
馬から降りた途端にギプス足であったことに気がつく。
歩くと革があたって痛い。
馬装もといて、ようやく自分もブーツを脱ぐ。
「履けた以上必ず脱げる」と言われるが、脱げない!
ブーツジャックに引っ掛けて力を入れるが転びそう。
近くの会員の方に踵を持って引っ張ってもらう。
「そう、この方向に引っ張ってもらえば脱げそう」と力を入れていると
ふくらはぎがぎゅう〜とつってしまった。涙が出る。
反対側も踵をもって引いてもらう。と
こちらもつってしまう。あ”〜両ふくらはぎの災難。
「今日は寒かったから、無理な形に力を入れたからね〜」とお館先生が同情。
■ブーツは足首の革が馴れて柔らかくなれば、痛みもなくなるのだろうが
脱ぐ度につってしまうと履くのが怖くなる。
【杏爺】の動きを見ている限り、脚が効いていると考えられるが
ギプス状態で実感できず。
これも慣れるしかないのだ。


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227鞍目 動くな! [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-14(Wed)  あいもかわらず駆歩クラス 通算227鞍目
■「動かないの!」「上半身がもうこーんなに動いちゃって」
「ついて行けばいいだけなのに」「腰でリズムとらない」
「馬より先に出ないで!」「自分勝手に駆歩のリズムとるから」
「今度ビデオとってみるといいですよ、恥ずかしいくらいだから」
「拳が上がってる!口角にあたるから馬は嫌がるよ」
「駆歩がでれば動いて邪魔するし、でなければ今度は人間の方が力んじゃって」
お館先生は、私の駆歩のどこがどれほど悪いかを言い並べて下さる。
今日はかなり落ち込む。
「動いている自覚はないんです、動くなと言われてもどうすればいいか…」と
弱音を吐くと、
「うん、でもここの所は助けてあげられないから」
「乗り越えて行かなくちゃ」と一刀両断。
■1年程前に【アレフ】で味わった、
メリーゴーランドに乗っているような安定した駆歩とか、
先月の【主席】の伸びやかな駆歩とか動かずにいられる時もあるのに。
200鞍を越えてもなお、駆歩が上手く出来ない自分にひどく情けない思いがする。

■今日も【杏爺】 お館先生がマンツーマンでレッスンを見て下さる。
先週の全滅した右手前駆歩発進を今日はなんとかしてみようという練習になる。
■たまたま他の会員が乗っている姿を見ていると、
【杏爺】は右手前の発進がちょこちょことした小さな動きで始まっている。
きっとこの小さな動きにあわせられず「せーの」と大きく構えてしまうことが
発進の邪魔をしているのではと考えていた。
■実際やってみると「出ているのに〜 邪魔しない!」の連続。
先に前に出るのはやめようと後に控えているつもりが、
「手綱で抑えている」「手綱にぶら下がって自分を支えちゃだめ!」
それなら手綱は引かないよう極力注意と緩めに持っていると
「ああハミをはずしちゃだめ」「ハミが外れると駆歩出せないよ」
発進の最初の一歩が小さすぎるなら、強めに合図してグワッとでてもらおうと
外方の脚に力を入れると、
「だめ〜、拳があがる」「どうして脚と同時に拳が動くかね〜」
もう情けないです…
■ようやく駆歩発進しても、
お館先生が「拳〜、身体動かさない〜」と叫んだとたんに速歩に落ちる。
何かしようと意識した途端に、駆歩が続かなくなる。
■とうとう私のダイッ嫌いな調馬索登場。
手綱と一緒にホルダー持っていていいからと始まる。
どんどん小さな円になってくる。
「ほらね内側に入ってくるということは、内方脚が全然効いていないから」
もうため息しかでません。
なんとか追い鞭で【杏爺】にがんばってもらい、ホルターを掴んだ手を離して駆歩する。
「いいじゃない」「そう、ホルターの位置に固定していればいいんだから」と
一カ所でも褒める所を見つけてお館先生は、必死にほめて下さる。
できたという感動が伴わないと空しい。先生のご配慮は痛み入りますが…

■動かずにいられる、静かで気持ちいい駆歩は
つかめそうなのにつかめないのだ。
3Dのマジカルアイで一瞬映像が結んだ後に再び、どうがんばっても見えてこない時の感覚。
がんばって力めば力む程、どうにもならなくなる。
そこにダメだしの嵐。
「もう私ってダメなんだ、一生懸命乗ってもちっともうまくならない」と
お決まりのどん底コース。
■革長靴は2回目で着脱が楽になった。
鞍と長靴で下半身を留めている感覚。
駆歩発進失敗で荒れた速歩になる時など、自由になるのは内股だけなので
自然と内股を挟み込むようになり腰が浮く感じがなくなった。
しかし、馬が埒ぎりぎりに回り込んだ時に長靴に派手な擦り傷ができた。
「あ〜あ、もったいない初心者マーク♡」とお館先生にはやし立てられ、
受け止めるゆとりもなく、どん底にさらに穴を掘って落ち込んでしまった。

■もー、どうしてこうも上達しないんだ〜


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228鞍目 内方脚外方拳 [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-15(Thu) いつまでも駆歩クラス86 通算228鞍目
■一通りやれば必要以上に予行演習をしないというのが定石なのか。
月曜日にやったきりのジムカーナ。
楽しみにしていたのに昨日今日と普通の駆歩レッスン
■3週間連続【杏爺】
15鞍近くお相手をしていただくが、私はこの馬から学ぶべきことを学んでいるのか。
いつも上手くいかないという不満で終わっている。
■今日もお館先生で3騎部班。
省エネモードの【杏爺】だから、先頭はつらいのだ。
「もっと元気よく」と煽られる。
ふくらはぎの圧迫ででなければ、肩に鞭、腰に鞭と合図を強めていく。
もしかすると前を持ち過ぎ?と緩めるつもりで拳を前に出すと
「拳があがっている!」「腕を前に出さない!」
「肘は脇につける、脇ですよ!」と声が飛ぶ。
意図したこととやっていることには大きな隔たりあり。
■並足・速歩から停止、再発進の練習になる。
「はいお尻つけて座って」「脚はつけたままで!」「背はまっすぐ」
「肘たたんで」「拳はスポンジを握るように外、内」「人も停止、動かない」と
ステップを踏んで停止させる。
脚で馬をはさんでおくのは、馬に左右に逃げられないため。
前にしか出られない所で、馬の前進にあわせていたハミが動きを止めたら
どこにも行く所がなくて止まる以外になくなる。
これを脚がふらふらのままで手綱を引いて止まると、
いきなり口が痛いので、反抗してもっと前に出たり左右に逃げたりと
きれいに止まれないらしい。
再発進は、ほら動けとドカドカ動いてはいけない。
「脚使って」「馬が動き出すまで待って」
特に停止から速歩発進は、動き出す前のエンジンの回転数を上げることがポイント
つい速歩だからとちょっとでも動くと速歩のリズムをとろうとしてしまう私。
これが、馬には大迷惑らしい。
「馬より先に動かない」「後からついて行く」と怒られる。
この〈やってもらいたいことがあるけど馬より先にでない〉というさじ加減が難しい。
■次は3騎で輪乗り。先生のまわりを小さく回る。
最初は「内方姿勢をとりましょう」と声がかかる。
内方の脚を強く使って、外方脚はやや後に置く。
馬の内側のまつげが見える所まで内を向かせる。
内側後肢が斜め前に出てくると、その力は外側のハミにかかってくるそうな。
私の場合、外方の手綱に張りが感じられるのは一瞬。
かえって所在なく弛んでしまうことが常である。
この左右の手綱に意図した通りの力がかかってこないのは、ものすごく気持ち悪い。
直進している時に左右同じように張っていないとか、
内方姿勢をとらせているつもりなのに外方がゆるんでしまうとか。
きっと内方脚が弱くて効いていないのだろうと思うのだが、
気持ち悪いままレッスンは進む。
そこで「外方の手綱は許してあげて」と言われるが、許すも何も…
「内方脚で押して!」「内側のお尻に乗って!(内側の)鐙を強く踏んで」と
押して行くと輪乗りが大きく開いて蹄跡に出て行く。
先週の月曜日は、押すとすうと出ていく感じがはっきりあったのに
本日はウンウン押してようやく蹄跡まで出るといった感じですっきりしない。
蹄跡の1m手前でそれ以上外に出さずに直進という課題は、
本来なら外方手綱を張ってそれ以上でないように押しとどめる働きをさせるのだが、
【杏爺】は内方脚を押し込むのをやめたらすんなり直進になってしまう。
■まったくもって私は何をしているのか。
脚が効いていないから、外方の手綱の張りがなくなってしまうのだろう。
気持ち悪すぎるこの感触。
馬が勝手にあっち向いたり、こちらが無理矢理手綱を引いて内側を向かせたり。
自転車のハンドルの留め金が弛んでフラフラしているようなもの。
「わかりましたか、この内方脚外方拳はこれからの基本となりますからね」と
お館先生は総括してくださるが、わかったのは「気持ち悪さ」のみ。
■内方姿勢をしっかりとれれば、駆歩発進はもっと楽にでるはず。と
1騎づつ蹄跡で駆歩の練習。
「拳はホルターの位置で動かすな」といつもの注意。
全然進歩のない駆歩である。
■脚が使えなきゃダメなのだ。
物理的な力が足りないのではなく、
合図して要求したとおりの反応が返ってくるまで
馬に楽をさせない(つまり人も楽じゃない)という態度が取れていないのだ。
反応を返さなければ人が扶助を出すのを諦めてしまうとなれば、
無視した方が楽だと馬が学習する。
この3週間で「適当に動いて面倒なことはサボればいいと、お前さんに教わったよ」と
【杏爺】にお礼を言われているかもしれない。
■これまでも何回も〈馬を動かす意志が大切〉と言い聞かせてきた。
でも、下手なのに馬につらい思いをさせてもと遠慮したり、
なんとかしようと焦るだけ身体が固まりパニックになったり。
すっきり、はっきり、明るくリラックスは、難しい。


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229鞍目 目を閉じる [第7章 駆歩の姿勢が悪い編]

 2005-12-17(Sat) ジムカーナ練習7 通算229鞍目
■だめ押しで競技会前日の午後にレッスンをとる。
当然のように【杏爺】が配馬されるが、彼は本日3鞍目のお仕事。
競技会前にちょっと負担かなと心配になる。
■にぎわいを見せる週末だが、本格的な馬場や障害に人が集まっているので
私はマンツーマンでジムカーナの練習になる。ラッキー
■【杏爺】を前に出すことに全力を出す。
脚だけでぐいぐいやっても、肩に力が入る分空回りになるので
肩鞭や腰鞭でピンと合図を送る。
スピードとしては出ているのだが〈外側の手綱が所在ない〉のが気持ち悪い。
「外側の手綱だけが弛んで気持ち悪いんですが」と訴えるが、
今日の担当教官は「指に力が入っていないから弛んでくるのでは」と
気持ち悪さの中身を勘違いしている様子。
だめだ、お館先生のレッスンで解決するしかないか。
隅角を回る時だけ一瞬、外側にもちゃんと力がかかる。
■【杏爺】としっくりこないままコースを回る。
柵にはさまれた細い〈橋〉と4本の〈横木跨ぎ〉コーン周囲の〈巻乗り〉
そして、スラローム。
障害間のコース取りが難しい。
急カーブで横木に向かえば、斜めに入ってしまうし、
Uターンしてスラロームに進入すれば、2つ目のコーンを大きく回り込んでしまう。
結果として、横木は並足に落ちてコツンとつまづかせてしまう。
スラロームも大幅なスピードダウン。
「これじゃあねえ」と教官も苦笑い。
えっちらおっちら歩いていたのでは、競技にならない。
■「もう一度軽速歩からやらせて下さい」とアップのやり直し。
「いくよ!」と【杏爺】に声をかける。
あらら、ふうと馬が前に出る。
省エネモードからスーパードライブモードに変わった!
左右の手綱に同じように力がかかる。
それもかなりぐいぐいと前に出る感じが伝わってくる。
「そう、最初からそのくらいで走ってくれないとね」と教官から一言。
「それじゃキャバレッティに向けて」とゴーサイン。
強い磁石に吸い寄せられているように横木に向かう【杏爺】
嫌がるのを無理矢理押し出す感じの前半とは違い、自分からぐいぐい向かって行く。
こんなにスピードあげても跨ぎ越せるのか?と一瞬不安になると、
「拳を前に出して、前を楽にしてあげて」
「馬のいくぞという気持ちの邪魔をしない!」と声が飛ぶ。
4本の横木をフワン,フワン,フワンと速歩で跨ぎ越す。
ん〜、気持ちいい。何度か繰り返す。
【杏爺】が「いくぞ!」と向かって行く力強さを十分に堪能できた。私は幸せ。
■馬のエンジンが暖まったところで、蹄跡に戻り駆歩の練習。
いつもと同じ、駆歩発進では右側で難航する。
駆歩が出てしまえば、右側の方が姿勢は安定するがいつもの「動くな」の注意。
「動かしているつもりがないから、動くなと言われても」とあいも変わらぬ泣き言。
外側の手綱はホルターと一緒に持つとか、鞍に小指をつけておくなど
「やるな」ではなく「やれ」という指示に必死で従う。
■いつもと同じように駆歩をしていたら進歩がない。
馬の動きを感じ取らなければ。
「ええい、ままよ」と私は目を閉じることにした。
タタタン、タタタン、タタタン
なんだかね、思ったより馬が動いていないのだ。
もっと大きく揺さぶられていると思っていた。
勝手に目をつぶって振り落とされでもしたらまずいかなと目を開ける。
「そう、そんな感じで」と教官。
目を閉じているほうが、かえって良いのか。
■駆歩を続けるうちに混乱してきた。
目を開けて「警戒警報」全開で馬に乗っているのが本当の世界なのか、
〈馬に跨がっている〉だけの状態で、
どうして振り跳ばされたり落ちたりしないのだろう?
自分が構えて必死になっている状態と現実が噛み合っていない。
跨がっているだけで平気なのかな…と大丈夫なのだと100%信頼する所まではいかない。
目をつぶったせいで、今日は混乱したまま駆歩を中止する。
「ダメです、今日はこれ以上駆歩できません」
■わがままを聞いてもらって、最後に再びジムカーナのコースを回る。
スーパドライブモードの【杏爺】はぐいぐい前に出て行く。
コース取りの未熟さで多少スピードが落ちた所があったが、
「そう、こんな感じで回ればいいですね」と0Kがでる。
私の場合は、障害を抜けるとホッとして馬の勢いを止めてしまう所が多いらしい。
特に横木跨ぎは歩様が良くなるのでその勢いを保てるようにと、アドバイスをもらった。
「最初からこの調子ならいいのに」と言われるが
調子を上げるまでに時間がかかるのだ。
■前日の練習としては、満足のいく内容。
【杏爺】の磁石に吸い寄せられるような、意志のある走りを体験させてもらった。
省エネモードの馬を「ほらほら」と追い立てる時と
自分から「いくぞ」とやる気を見せる馬のこの違い。
乗馬って奥が深いのだ。


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