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第6章 練習馬のおかげ編 ブログトップ
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208/209鞍目 アドレナリンのお陰 [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-10-31(Mon) いつまでも駆歩クラス73/74 通算208/209鞍目
■春の頃は馬に乗っているだけで緊張の連続。
1鞍乗るだけで心身をすり減らしていた。
夏は暑くて30分のレッスンで消耗。
一日に何鞍も乗るのはお金と体力の有り余っている人と思っていた。
それなのに、このところ憑かれたように
「馬に乗りたい!」「乗せて!」と
何鞍も騎乗している。
■本日1鞍目は【ベルベットシート】
4%教官で丸馬場での駆歩レッスン、マンツーマン。
前回わがままの限りを尽くしてくれたので今日こそはと宣戦布告。
■【ベル】はサクサク歩みを進めてくるが、キョロキョロよそ見をしている。
まるで観光旅行に来たかのように右左と見回している。
「注意を向けていただきたいのは周囲ではなく騎手である私!」と
声をかけながら脚や鞭を使って注意を喚起する。
ん〜、半分はこちらに向けても馬の気持ちのあと半分は外向いている。
これは要注意。
「木立の向こうの自動車や放牧中のポニーを見て「はっ」としたでしょ【ベル】ちゃん」
案の定、駆歩で飛び出してくれました。
「はいはい、いいの。そんなものに気を取られなくても」とグイと止めて、私の勝ち!
やった、今日は勝てた!
■駆歩発進で何度かつまづく。
4%先生は無理に追い立てず「いいですよ、そのまま軽速歩してましょう」と
リラックスさせてくれる。
課題は〈発進時に拳を上げないこと〉
そこで、軽速歩のままどんどん歩度を伸ばしていく。
鞭を使ってグワッと前に出た時に、拳を下に置いておける練習をする。
「拳は鞍に触っているつもりで」
「両手の小指を自分の腿(股関節と膝の中間点)に向けて」
「拳を立てて」と
馬がどんなに速くなっても拳を下に置いておくよう声がかかる。
言われて初めて、馬がグワッと出ると「うわっ」と慌てて拳が上がる自分に気がついた。
■かなり速い軽速歩を続けると、
「そのまま駆歩しましょう」と鞭と教官の舌鼓で【ベル】を追いだした。
「大丈夫かな」という思いがふっと浮かぶと速歩の勢いが衰えてしまう。
何度かトライして高速速歩から駆歩に離陸。
この時も拳を上げないでいることが目標。
■【主席】のフワッとした発進も素敵だが、
高速に滑走して駆歩に離陸するのも、なかなか捨てがたい。
並足から無理矢理出すのとはちがって、騎手もスピードの乗っているので軽くついていける。
最後には姿勢も安定して気持ちよく終了。
■4%先生には、手綱を教わる事が多い。
自由自在に手綱を操るには、人も馬も自分の為にだけ手綱を使っていけない。
自分と馬の均衡した接点であるべき。
その為には、手綱に頼らず馬上でバランスを保たなければならない。
まだまだ、加速度がかかった時には難しい。
■手綱に関してもう一つ。
このレッスンではネックストレッチを使わなかった。
馬があちこちよそ見をして手綱に手応えのないときの〈怖いくらいのこころ細さ〉
並足、速歩、駆歩と速度が速くなるにつれて〈より強いコンタクトが欲しい気持ち〉
気持ちよく速歩していると首を下げてくる【ベル】の〈心強い一定の張り〉
なんだか小さな子供になって親に手をつないでもらっている気持ちになる。
グイと引かれるのは嫌だけど、いつもしっかりつながっていたい。
手綱のコンタクトについて感じたことである。

■本日2鞍目も【ベル】
2騎部班でグリコ先生のレッスンになる。
今度はネックストレッチを付けてちょっと窮屈そうな【ベル】
こういう時は、脚を使ってずんずん歩かせないとかえって辛そうに見える。
1鞍目で準備運動は済んでいるので、人馬ともにエンジン快調!
並足を極限まで大股に歩かせようと、右左と脚を使う。
ところが、「腰で押さないで!」と注意が飛ぶ。
脚をぐうと押し付けているつもりが、腰で押してしまっているのか…
馬の動きを感じ取ろうとする前にこちらの都合で強く合図すると、
結局馬の動きの邪魔になるということか。
■このレッスンでも、発進時の姿勢を静かにが課題。
グリコ先生のお見立ては、
上半身がいったん前屈みになり、それから後に振られて両手が挙がるとのこと。
外方脚を後に引くために、振り子のように身体を使うので身体が前に倒れる。
脚は股関節からのみ後に引くべし。とアドバイスされる。
■駆歩発進を何度も練習する。
だんだん駆歩している時間が長くなると、スピードに慣れて楽になる。
本当にすっと動いただけで駆歩に乗れている自分が壮快。
よかった。
■アドレナリンが適度に分泌されて、いけいけモードになれると駆歩が楽に感じられる。
いつまでも並足、速歩だけのリラックスモードに限定していると身体が動かない。
これからはワクワクドキドキを大切にがんばろうっと。


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210鞍目 秋晴れの駆歩 [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-02(Wed) いつまでも駆歩クラス75 通算210鞍目
■爽やかな秋晴れ。
空気が澄んで柔らかな日差しに木立が照り映える。
いいですな、まさに乗馬日和。
■今日のお相手は【杏爺】
削蹄の時に深く切りすぎたとかで1ヶ月近く休養していた。
ようやくレッスンに復帰。
グリコ先生と丸馬場でマンツーマン。
■激重で泣かされたのがウソのように気持ちよく動いてくれる。
歩度を伸ばすのに脚だけでは多少反応が鈍い。
「脚に反応しなければすかさず肩に鞭!」
「それでもダメなら腰に鞭を」
「いつまでも強い脚ばかり使うと免疫ができて反応しなくなる」
と人間側の素早い反応を求められる。
ちょっと前までは〈蹴る〉とか〈鞭をあてる〉のに抵抗があった。
馬を虐待しているような気になって、どうしてもクリアに使えなかった。
また人の能力も未熟で、鞭を当てるだけで「せーの!」と
ためや力みが入ってバランスを崩していた。
それが200鞍も越えると合図の一つとして「ハイよ」「パチ!」と使えるようになってきた。
お陰で「ぱち」「スウ」と合図がスムースに伝わるようになり、
以降は脚だけで前に出るようになってくれた。
■下方移行の練習も、バランスバックと手綱を控えるだけ。
ズルズルと抵抗されずに瞬時に移行できるよう求められる。
準備としてのバランスバックを明確に行い馬にわかるように手綱を控える。
ここでも控えただけでは反応しないときは、すかさず手綱を引く。
合図のボリュームを素早く段階的に上げていくことが、課題となる。
以前にも言われてことだったが、
今日は【杏爺】の反応がよくて「なるほどこういうことね」と納得できた。
■馬が扶助に反応してくれないと
「私が下手だから」
「正しい合図を送れていないから」
「合図が弱すぎて伝わってないのか」と
より強く合図を繰りかえしてしまう癖がついてしまった。
しかし、この段階は卒業して次のステップへ。
求める運動の準備→馬の反応の確認→合図→反応がなければ→次の段階の合図と
意識しなくても一瞬のうちにできるように。
そうすると小さな扶助でもしっかり動いてくれる。
最終目標は、馬も人も楽に運動することなのだから。
■駆歩を出す準備として、
丸馬場の外周(楕円の走路)を思いっきり歩度を伸ばして軽速歩。
そして詰める。
【杏爺】の反応がとてもいい。
駆歩はスムースに乗れた。
特に右手前は【杏爺】の静かな駆歩。
ぶれずに安定して乗れる。
こうなると脚を〈タカタン〉のリズムに合わせてグッと踏み込む練習もできる。
内方脚を後に流さないように前の方で使って〈タン〉の時に脚の指を「パー」に開く。
もうちょっと続けたいのだが、
「はい、バランスバック、速歩、軽速歩」の号令になる。
まあ、号令がかかるまで駆歩維持できたのだからよしとするか。
今日の天気のような爽快なひと時であった。
■グリコ先生からは、
「まだ駆歩発進の前に緊張が残るので、次の駆歩のイメージを自分の中につくっておく」
「そのイメージにあわせて滑らかに動きについていければOK」
「合図は明確に、メリハリをつける」のコメントをもらった。
■よくできたのは、小さな合図で気持ちよく動いてくれた【杏爺】のおかげ。
こんなひと鞍があるから、乗馬はやめられない。


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211鞍目 私は幸せ [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-03(Thu) 文化の日 いつまでも駆歩クラス76 通算211鞍目
教科書通り。思い描いていた理想通り。
「楽しい嬉しい」を通り越して「幸福」を感じる。
これまで一瞬のきらめきを味わってきたが、今日はレッスン時間のほとんど。
「あまりにまとまっているから時間が余ってしまった」と10分以上早く終了するほど。
■神様、お馬さま、先生方
こころから感謝いたします。
■レッスンは最高の組み合わせ。
【主席】にグリコ先生で、気持ちのいい丸馬場でマンツーマン。
いつもの駆歩シンプルレッスン。
■季節が良いためか【主席】の動きにキレがある。
ズンズン進む並足。
速歩はバネが利いて柔らかくも弾力のある振動。
一定のリズムで人馬ともに気持ちよく走る事ができる。
気をつけるのは、
「軽速歩はふくらはぎが支点、足が定位置に留まるよう」
「膝下を丁寧に使って」
「膝下の外側が伸びるように」
「軽速歩は座るのがメイン、座った時の脚を一回づつ丁寧に」
「並足〜速歩〜駆歩と手綱を持ち替えるときに、前屈みにならない」
「減速の時はまずバランスバックそして手綱」
リクライニングシートに座っている様な角度で)「ちょうどそこで真直ぐです」
「もっとバランスバック! 腰に緊張が残る、もっと腰を楽に」
イメージとしては〈こたつみかん〉の「はあ」とした力の抜き方。
速歩で上手く力が抜けると、
馬の後肢が〈みぎっひだり〉と揺れるのにあわせて私のお尻も〈みぎっひだり〉
調子に乗っていると「左右に身体を揺すらないで」と言われてしまう。
並足ではモンローウォークになるし、
速歩でも「ズンチャ、ズンチャ」とかすかにシェイクヒップ!
馬の後肢の動きが伝わってくるのだろう。
■速歩から並足に移行するのに間があき過ぎと注意を受ける。
バランスバックして、拳を握ってだけでは止めきれない。
「間髪を入れずに肘を引いて!」と言われる。
原因は手綱が長めだから。
緩んでいる訳ではないが、長めだと握っただけでは馬に通じない。
拳だけで止めたいなら、もっと短めに持つこと。
う〜ん、手綱さばきは難しい。
〈腕は馬の口に属するもの〉として独立して使うには、まだまだ修行がいる。
■駆歩発進も内方脚に反応して〈馬エンジンの回転数が上がる〉
フワッと発進してくれるので、身体を前後に振ったり拳が上がる事もない。
夏の終わりの体調不良の頃は、4節の駆歩になっていたりしたので
今回もガッコンガッコンと揺れるのかと心配したが、あにはからんや…
■【主席】の真骨頂というべき伸びやかな駆歩!
馬の腰から肩・首に向けてエネルギーがすうと抜けていくのがわかる。
私は柔らかくて大きなエネルギーの束に乗って、前へ前へ進んでいく。
本当に何の苦労もなく静かに気持ちよく乗っていられる。
脚と腕も自由に使えるから、脚を入れようと思えばグッと力が入る。
グリコ先生の「はい、バランスバック、速歩軽速歩」の号令にがっかりする。
左右両手前の駆歩とも伸びやかな力の動きを感じられて、レッスンは終わってしまった。
■グリコ先生のコメントは、
「力の流れは見てわかるものではない。どれだけ馬から感じ取れるかにかかっている」
「感じ取る力は人馬ともにリラクッスが大事」と
究極の馬術の講義になっていた。
■【主席】は優れた馬場馬だったから、後肢の踏み込みがしっかりしている。
さらに穏やかな性格で賢く、経験を積んでいるからこちらの意図を素早く読み取り
扶助の許容範囲も広い。
そんな主席練習馬のすばらしい所をすべて経験させてもらった。
馬が良いと人も楽。人が楽に乗れると馬も楽。と好循環。
神様が許す限り、元気で長生きして多くの人に「この幸せ」を味あわせてあげてと思う。


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212鞍目 宴のあと [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-05(San)  枠だけ初級クラス 通算212鞍目
教科書のようなレッスンの後は、どうするか?
〈一区切りをつけてバケーションをとる〉
〈同じ設定でもう一度楽しむ〉
〈次のステップに進む〉
■この週末は冷たい雨が降るという予報だったので、馬から離れているつもりだった。
ところがどうだ、おだやかな晴れ。
馬場の状態も良いし、予約の人数も少ない。
となれば、急遽レッスンをとるしかない。
馬の顔を見に行くつもりで家を出たので、
ジーパンタートルネックと体験乗馬の人の格好で馬にのる。
■枠だけ初級。【時鮭】がお相手でグリコ先生のマンツーマン。
つまり自動的に次のステップへ。
速歩での巻乗り、手前を替えなどはスムースに決まる。
しかし、駆歩発進は出ず。
超高速速歩で終わる。
以前ならかなり怖かったスピードだが、平静を保っていられるのが成長のあとか。
■【時鮭】は5歳の青少年。
まだまだ、扶助の範囲が狭い。
どちらかと言えば、力と勢いに押されて駆歩を出しているパターンだそうな。
私の外方脚では、伝わってないということ。
後に引いて〈グッと押し込む〉のが足りないらしい。
「もちぇさん力なさ過ぎ」
■宴の後は空しいもの。
それもよし!
駆歩発進の難しい馬をいつかはものにしてみせよう。
めげずにやるしかない。


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213鞍目 小春日和に退厩 [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-07(Mon) いつまでも駆歩クラス77 通算213鞍目
■夜半に土砂降りの雨が降り、馬場が水浸し。
夜明けと共に雲は散り暖かな陽光。今日は立冬のはずだが。
■【杏爺】で駆歩レッスンマンツーマン。
「昨日、跳ねて乗ってる人を振り落としたのでお仕置きしたんですよ」と
グリコ先生がぽつり。
「怖くない」と言える身になったとはいえ、泥だらけの馬場を見ては緊張しますがな。
水たまりだらけの馬場を縫うようにして歩かせるのは至難のわざ。
【杏爺】が「どこ行けと言っておるのじゃ」とフラフラする。
埒沿ではなく馬場の内側を楕円に使うので、
「どっち?」「こっち」「え〜」「こっち!私に注目!!」と無言のやり取りをかわす。
こちらの言うことを聞くモードになれないときの注意散漫な馬とは
なるべく早いうちに折り合いをつけておかなければ危険である。
内心焦りながら脚を強く使っていると…
■一台の馬運車が入ってきた。
「【フィーネ】が行くんですよ」
「ええ !?」心臓が凍り付いた。
〈あの雨の日にビッコ引かせたまま騎乗したのは私です〉
〈その後ずうっと休馬〉
〈飼桶の傍に消炎鎮痛剤のシートが残っていたり〉
〈レッスンにも放牧にも出てこなくて、ひとり薄暗い馬房の中にいた〉
〈心配で毎日リンゴとにんじんを上げて声をかけるのが精一杯〉
最悪の事態が頭をよぎる。
「良かった【フィーネ】は幸せですよ」と言われて
「痛みに苦しむ生活から解放されて…」のセリフを予想した。
■しかし馬運車から降りてきたのは、9月の初めに移動になった先生。
なんと、彼女をかわいがっていたのでレッスンに使えないのならと
異動先のクラブに引き取る事になったそうだ。
「よかった」と安心する半面、お別れの時が迫る。
「【フィーネ】にリンゴを持ってきているので道中のおやつとして渡して下さい」と叫ぶと、
「【杏爺】をつないでお別れに行きます?」とグリコ先生。
「もちろん!」
レッスンを中断する。
■馬房の中で移動用のブーツを履いて、出立の準備が始まっている。
「雨の中で乗ったり、ビッコひく程痛いのに乗ったりしてごめんね」
「これまでありがとうね」
「もちっとした駆歩の乗り心地忘れないよ」
「元気になって幸せになるんだよ」
と持ってきたにんじんりんごのほとんどを食べさせる。
首筋を何回なでても、なごりはつきない。
「よかったね、しあわせにね」
やがて【フィーネ】は馬運車に乗り込み、扉がしまる。
スタッフが総出で見送る。
ほっとした思いと寂しさを小春日和が受け止める。
■その後、残り時間10分のレッスン。
とうとう駆歩は出せませんでした。
「脚の合図ででないのなら、鞭を使う」
「おかしいなあ?と何度も同じ事を繰り返しても、馬にはわかりません」
「駆歩を出しやすくするために速歩するなら
いつまでも同じ速さで走らせも効果はない」
「脚への反応を良くする目的なら、速歩させたらすぐ停止、すぐ速歩とメリハリをつける」
と注意が飛ぶ。
■これまで〈一定のリズムで気持ちよく走る〉ことを目標にしてきただけに、
〈馬の反応を自分で感じながら次々と扶助を繰り出していく〉という課題に
頭を切り替えるのが難しい。
つい「次は何をしたらいいでしょうか?」と教官の指示を待っている。
歩度を伸ばすつもりで脚を使っても伸びないなら、すかさず鞭!といかないのだ。
「あれえ今日の馬は言うこときかない馬だなあ」
「えい、もういっちょ、ぐい! ドン!」
「これで効いたのかいなあ? まあいいか」
こんな感じである。
強く合図した時にグワッと持っていかれるのが怖かった時の名残がいまだにあるらしい。
■気持ちのいい駆歩ができたからといって、すぐ上手になる訳じゃない。
今やっているのは、駆歩を確実に出すための「人格的な」練習。
〈だめならまあいいか〉ではなく〈必ずやる〉という意志の醸成。
こればっかりは誰も手伝えない。
私がなんとかしなくては…


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214鞍目 片手手綱で駆歩 [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-09(Wed) いつまでも駆歩クラス78 通算214鞍目
■月曜日に予約を入れようとしたら、ビギナーも駆歩クラスも満員御礼。
ところが今朝クラブにいくと状況が激変。
駆歩クラスはキャンセルが出て一人だけ。すぐさま騎乗の申し込みをした。
こんなにいい季節なのに、レッスンの人数が定まらない。
やはり、ダメ元でクラブに行くのが騎乗のチャンスを広げる一番良い方法と思う。
■今日のお相手は【霧丸】さま。4%先生で2騎部班。
このところ浮き沈みの激しい騎乗内容なので、吉とでるか凶とでるか…
■【霧丸】はズンズン前に出たがる並足。
先頭の【杏爺】が省エネモードの歩みなので、すぐ追突してしまう。
ここは、ブレーキの自主練習にする。
〈バランスバック、手綱を控える〉効き目がないなら
〈出ようとする前肢側の手綱をグッグッと強く握る〉それでもダメなら
〈グイと肘をひいて後に体重をかける〉
ところが、ズルズルと前に出てしまう。
見かねた教官が、
「止めるなら、身体をそんなにそらせたり脚を前につっぱたりしないで下さい」
「拳を自分のお腹に近づける感じで」とアドバイスをくれる。
体重を後方に投げ捨てるのでなくて、
みぞおちからお腹の底を通して馬に錨を下ろしていく感覚とでも表現しようか。
確かに効く。
障害の主席練習馬だから、手綱を引かれる合図より騎手のバランスバックの方が
確信をもって止まれるのだろう。
バランスバックとは、後に反り返るのではなくお腹の底に錨を沈める感覚。
こたつに潜り込む時のような「はあーうー」といった感じか…
■軽速歩では【霧丸】が先頭になって、
4%先生ならではの手綱に頼らない練習になる。
〈立つ立つ座る〉〈立つ立つ座る座る〉で軽速歩のリズムを刻む。
とりわけ、立ち上がる時に拳が一緒に上がらないよう肘肩の関節を柔らかく使う。
さらに立つ時に腕を伸ばし手綱を緩める。
内側の手に手綱をまとめて持ち、たてがみに触れる程にその腕を伸ばす。
ここまで来るとグリコ先生のバランスレッスンを思い出す。
片手のブラブラ手綱なのにちゃんと軽速歩していることが不思議な気分。
■駆歩は一騎づつ。
【霧丸】さまは練習馬の鑑だから、ちゃんと発進してくれた。
このところの低迷気分を吹き飛ばしてもらい「ほっ♡」
始めの1、2歩をどうしても静かに乗る事ができない。
そこを【霧丸】に耐えてもらうと、なんとか拳を静かに置いて乗れるようになる。
すると教官は、
「外側の手で鞍のはしをつかんで」
「内側の手綱も緩めて」
〈ああいつもの「拳を回すな」の注意なのね〉と自分のふがいなさを思いつつ
ゆるゆるの手綱でも走り続けてくれる馬に驚く。
「はい、今度は手綱を外側の片手にまとめて」と言われさらにビックリ。
できるんかいな、そんなこと!
【霧丸】さまは走り続けてくれました。
左手前は、左側の膝を閉めてしまうようで鐙が脱げかける。
ようやく「はい、そこで軽速歩」と号令がかかる。
「力が抜けて楽に乗れるようなると片手でも大丈夫ですよ」と教官。
相方の駆歩を見ながら小休止。
そして、
右手前は、脚がピッタリ吸い付いたように鞍や馬体から動かずにいる。
そして、馬の伸びやかな力をしっかり感じられる。
「駆歩って気持ちいい」「こんなに楽だったのねえ」と実感する。
もちろん「はい、片手に手綱をまとめて!」
できます、無理なく、気持ちよく。
「駆歩の第1歩からというのは無理でも、
力が抜けて楽に乗れるようになるまでの時間がどんどん短くなるといいですね」と
コメントをいただく。
■最後に【杏爺】を前に2騎揃って駆歩。
追突しそうで「怖いなあ」「大丈夫なのかしら」という気分には、
「前の人の頭を見ていて下さいね」
「馬も馬なりに前のことは気にしていますから」とアドバイスがはいる。
「そうそう、走ることは馬にまかせればいい」と開き直ると、
まるで生きたメリーゴーランドに乗っている気分。
つまった駆歩は、後から前への力よりも上下動として感じられる。
前の馬と交互に上下動を繰り返しながら、馬場をぐるっと巡る。
今日は、いい日だった。


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215鞍目 基本レッスン [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-10(Thr) いつまでも駆歩クラス79 通算215鞍目
■クラブ周囲の広葉樹が紅葉してきれい。
葦毛の大きな馬が馬場に放牧されている。ふさふさのしっぽが陽光に透けて金色に輝く。
紅黄葉の色に映えて、一枚の絵のような風景。
■こんなに美しい季節なのに風邪をひいてしまった。
家に籠っていると気分的に落ち込んでますます悪化しそうなので、馬に乗る。
馬の傍にいれば忘れてしまって平気なのだ。
■今日は新しくいらした先生のマンツーマン。
この先生は人員不足で混乱していたクラブに救世主のようにやって来た。
小柄だけどパワフル。頭も身体も動くタイプで、まるで【おなごしお館(やかた)さま】
【杏爺】へのリベンジを心に秘めて、いざレッスンへ!
■ハローをかけてきれいな波目模様の馬場に乗り出す。
【杏爺】は虫を気にしてよそ見をする以外は、思いのほか動いてくれる。ほっ。
「今回は基本的なことのレッスンでいいですか?」とお館先生。
もちろんです、いつでも基本です!
手綱は操作できる最大限の長さに伸ばして、並足。
「並足は1234,1234とかなり速い4ビート。まずはそれを下半身で感じとって」
ぽくぽくとのんびりしたムードの並足だと思っていたが、
実は細かいビートを刻んでいるのだった。
「後肢が前に出てくる瞬間を狙って脚で合図」
「はじめはわかり難いと思うので、こちらで声をかけます。左、右、左、右」
おお、【杏爺】がすうと出て行く。
わかっているけど〈力でなくリズム〉なのだと実感。
「馬の肢は振り子のように振り出してきます」
「だから、ちょんとしてあげれば大きく振れるんです」
「でも何もしなければ徐々に振幅が小さくなるように前に進まなくなります」
なるほど、なるほど。
スイッチで動く器械や押して動く車輪とは違うのね。
■「停止するためには馬は前に進んでないとダメです」
「前に行こうとする力を手綱でせき止めて、きれいに止まれるんです」
「ですから止まろうとする時は、まず脚で推進。そして人がリズムを止めるんです」
こたつみかん〉の気持ちでお腹の底に錨を沈める。
この姿勢のまま脚はしっかり付けて、手綱の動きを止める。
はじめのうちはズルズルと止まっていたが、やがて
「そう!」
【杏爺】さんはタンタンタンとぴたっ止まり。
手綱を引かないで止まるのは、人にもストレスを感じさせない。
■「人は手や足を道具として便利に使いこなしてきたから、つい使いたくなるけど」
「馬には座られている場所が一番近くてわかりやすい合図」
「手足の先だけで何かやろうとしても馬の邪魔になるんですよ」
体重移動と脚の合図だけで方向を変える練習。
「身体の右に体重をかけて、右の鐙を踏んで」
「内方脚、外方は股関節から脚をひいて」
むむ、ちゃんと曲がってくれます。
「ねえ〜、むりに手綱を引っ張ることがどれだけ馬の邪魔をしているかわかるでしょう」
■次は、手綱を持ち直して速歩軽速歩。
ここでちょっとゴネゴネはじめる気配がでたので、肩に鞭、腰に鞭をためらわず使う。
お館先生も舌鼓と追い鞭を振って加勢して下さる。
がんばれ杏爺!
「人にも馬にも気持ちのいいリズムで走って身体をほぐしていきましょう」
「鞍の前の方に座って、心持ち後に寄りかかるようにして腰を入れていきましょう」
「馬なりのリズムではなく人がメトロノームのようにリズムを支配しましょう」
「ちょっと速いかな…気持ちのいいリズムをとれるように」
鞭で追われて、慌てて走る軽速歩は落ち着かない。
馬のエンジンが回りだしたところで座るタイミングにためをつくる。
ちょっとだけ手綱を握る。
スポンジを握るような力加減で」
すうとスピードが落ちて、バネの利いた気持ちよいリズムの走りになる。
私の言いたいことがちゃんと【杏爺】に伝わっている。
■「馬場全面を使って斜めに手前を換え、歩度を伸ばす」
「はい中央線を右に入って、右に巻乗り」
「速歩のリズムを人がきちんと刻み続けて!」
図形を描くなど運動のバリエーションが増える。
「蹄跡行進は馬が人に集中してない時でもできるのです」
「いろいろな運動や移行を入れることは、それだけ馬が人に集中する機会が増えること」
なるほどね、漫然と同じことを続けると省エネモードになってしまう訳ですね。
■「速歩から停止します。まず座って」
「腰を入れて」
「肩甲骨をくっ付けるように胸をはって、顎ひいて」
「速歩のリズムを人が止めます。馬にあわせていつまでも動かない」
ちょっと上手く思い出せないし表現できないのだが、何度がズルズル停止を繰り返した後
ぴったり停止。
この感じは「滑らかにすうと収まる」と表現するか。
高級車が都会のマンションの地下駐車場にすうと入ってきて、ピタリと駐車するような
そんな雰囲気。
なんでこんなことができるんだろう。
やっている自分が摩訶不思議な面持ち。
■「はい、では、ここで軽速歩で輪乗り」
「内方脚で押してあげて外方脚で支えて」
「馬の目が見える程度に内側の向かせて、外方の手綱を緩ませないで」
「馬は外方のハミにのって運動しますから、それが緩んじゃうとダメですよ」
「内方姿勢は、馬の身体がわずかに弓なりに曲がります」
「馬の外側からみた形がそうなります。内側を見ないようにね」
ここから先は、ちょっと苦手領域。
すぐ内側に切れ込んだり、並足に落ちそうになったり。
やはり内方脚の使い方が十分でないのと、両手両脚のバランスがわかってないんだろうな…
特にすぐに外方の手綱が緩んでくる。
何度も短く持ち直しをするのだが、今度は外に馬が外を向いたりしてしまう。
内方姿勢をとってきれいな輪を気持ちよく描けるところまでは、いかなかった。
■まあ、ここは【杏爺】の懐の深さに免じてもらって駆歩発進。
前回のリベンジなので、外方脚をひいて〈グイッと押し込む〉所を意識してやった。
ちょっとつまづいたが駆歩成功。よかった。
やはり「拳が動き過ぎ!」
「もっとそっとして!あなたが思うよりずっと小さな動きでついていけます」
「お尻で鞍をすっすっと拭くような動きで十分なのです」
「おへそを前に、腹筋の所に一枚プレートが入っていると思って」
「腕は肩から前に振り出さないで、肘をたたんで」
「腕は持っていかれそうになったら、その力にあわせてぐっぐっと手綱を握って」
「速すぎるなと思う時は外側の手綱でぎゅっと合図!」
初めての経験なのだ、外側の手綱を握るだけでスピードが落ちるのは。
これまではたとえ暴走しても、ただ乗っているだけで何もできなかった。
駆歩しながら馬をコントロールできる経験。すばらしい!
バランス崩して速歩に落ちても、すぐ先生の声と外方脚の合図で駆歩にもどる【杏爺】
駆歩クラスだからね、【杏爺】の懐の深さだけが頼りなのだよ。
■「はい、速歩」
「急に止めて慌てたような速歩にするのではなく」
「なるべく早くリズムの整った速歩に落とす」
ここのメカニズムを上手く説明できないのだが、
グイと手綱を引いて無理矢理速歩に落とすのではなくて
しっかり座ってわずかに外側の手綱を強めに握って「次いくよ」と馬にも準備をさせておいて、
騎手の身体のリズムを駆歩のパカランパカランから速歩のタンタンタンタンにかえる。
すると馬がスウと収まる。
不思議すぎる、なんでこうなるの?
まるで高速道路のジャンクションを120kmで進入して、
60kmまで落とす時のような無理のない減速。
競技会初心者のための【杏爺】だから、こちらが未熟でもやってくれるんだろうな。
■駆歩はやはり左手前のほうが身体のぶれが大きい。
右手前になると、確かに拳も静かにしていられる。
同じように動いているつもりでも、拳の動きが違うのだ。
お館先生によれば、左手前では左肩が落ちてきて、内側に傾いている。
左肩を無理矢理上げようとすると同時に首や顔にも力が入るので、
〈左の脇腹をぐいと伸ばすことを意識するといいかも〉とのこと。
やはり複数の先生の視点からアドバイスしてもらうと、役に立つ。
■今日の駆歩レッスンは、【杏爺】の愛をもって駆歩が維持できた。
これは、自分の力でないことはよく分かっている。
でもお陰で、駆歩のブレーキの掛け方や速歩への移行が学べた。

■お館先生のレッスンは、本当に基本的なことだったけれど、
これが実は一番教わりたかったこと。
グイとかドンとか無理矢理力を使うのではなく、
人がリーダーシップをとって滑らかに移行したり、気持ちよくリズムを刻んだり。
ここまでの200鞍以上のレッスンというのは、
馬の動きになれるためのプレパレーション・レッスンだったのだと思える。
■駆歩は馬の助けを借りなければまだまだできないとわかったので、
これからも駆歩のプレパレーションは必要。
そのなかで、すこしつづ基本レッスンを進めていこう。


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216鞍目 貧者の一灯 [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-16(Wed) いつまでも駆歩クラス80 通算216鞍目
ラジオからはこれまでにない株高のニュースが流れている。
日本の景気が良くなりだしているらしい。
あまり実感のない話であるが、ゆとりのある人が乗馬に目を向けてくれるといいな。
■今日は【霧丸】さまで2騎部班。駆歩シンプルレッスン
風邪でのどをやられ1週間近く熱が続いたので、
病み上がりの私には、ありがたい配馬となった。
■今日の課題は、下方移行。
前回のレッスンでは、バランスバックしてリズムを換えれば滑らかな移行ができた。
ところが、今日は同じようにやっていても移行しない。
それどころか減速さえままならない。
「バランスバック足りない !!」と強い調子で注意が飛ぶ。
駆歩から速歩への移行がいつものばたばた速歩になってしまう。
どこが違うんだろう? 
成功してもメカニズムがわからず、失敗しても理由がわからない。
これから何度も練習しないと身に付かないということなのだ。
■駆歩は、お陰さまで発進維持ともオッケー。
珍しくグリコ先生が何も言わない。
左手前で「踵を踏み下げて」「【霧丸】の顔を内側に向けて」と声をかけたぐらい。
■ようやく駆歩を続けて、この歩様に馴れるための練習ができる段階になった。
駆歩しながらきちんと座って脚や手綱が自由に使えるようになるのがこれからの目標。
がんばろう!

■今週に入ってかなり冷え込むようになった。
何人かの会員の方と一緒に【主席】に馬着を買う計画を立てている。
お世話になった彼にクリスマスプレゼントという訳である。
「高齢馬だし、軽くて暖かくて派手なラグがいいなあ〜」と盛り上がっている。
経済的にゆとりはないけれど
「みんなで少しづつ知恵や手間や気持ちを持ち寄れば、何かはできる」と心強く思えた。


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217鞍目 長くなる鐙 [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-17(Thu) いつまでも駆歩クラス81 通算217鞍目
■今日は【杏爺】グリコ先生のマンツーマン
■並足の時に「膝から下が前に行きがち」
「膝を下にさげるように」「腿の内側を鞍につけるように」と新しいアドバイスが登場。
「つま先を真直ぐ前に向けるには、足首からではなく膝や腿、股関節と脚全体を調整して」
脚の力を抜いて自由におろすには鐙が邪魔に感じられる。
鐙を脱ぐと先生の指示が楽にこなせる。
「鐙革をのばしていいですか?」
この鞍に乗り始めた時は、12だった穴の番号が10になる。
なんだか鐙がどんどん長くなってくる。
他の人と比べて長過ぎるのではないだろうか。
■「膝から下を意識して使う」「踵は使わない」と言われて
ぎゅうと押し付けるだけでなく、トントンと軽くたたいたり脚の位置を変えたりバリエーションを増やす努力をする。
■【杏爺】では下方移行はスムースなのだが、駆歩発進で何度もつまづく。
「同じことをさせない!」「必ず出して!」とグリコ先生からきつく言われる。
ん〜、気合いが入りすぎて固くなり前屈してしまうらしい。
何度か繰り返すとふわっと発進してくれるのに、一発発進が上手くいかない。
その後の駆歩維持は何とかなるのだが。
■雰囲気を察して駆歩をだしてくれる馬達に乗っているのに、それでも完璧にはいかない。
精進あるのみ。


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218鞍目 輪乗りのような巻乗り [第6章 練習馬のおかげ編]

 2005-11-21(Mon) いつまでも駆歩クラス82 通算218鞍目
■朝、ずいぶんと冷え込むようになった。
車のエンジンをかけようとするとフロントガラスが霜だらけ。
「寒いな〜」「アウトドアスポーツはやだなあ」と怠け心が顔を出す。
クラブに着いても、
手がかじかむ。ブーツは氷のように固い。
鞍や頭絡はじっとり冷ややか。
ハミなんてこのまま口の中には入れたくない温度。
■快適な馬装のためにささやかな手だてを講じる。
ゼッケンやプロテクターは馬側を表に出してお日様に当てる。
馬着を脱いでぶるっとする馬には、膝掛けフリース(御用達のユニクロ製)をフワッとかける。
金属製のハミは手で握って暖める。
とにかく回避可能な寒冷刺激は、馬に与えたくない。
そうやって馬装をしているうちに傍に立つ私にも馬の体温が伝わってくる。
ここまでくれば、もう平気。
馬と人が一緒に暖かくなれる。
■今日は【ベルベットシート】なのだ。
下手クソだと見なすとすぐ内側に切れ込んでくる賢いお嬢様。
反撞はないし非常に乗り心地のいい馬だけに、下手を見破られないよう気合いを込める。
■並足で前に出すのは上手くいったが、蹄跡の内側1mを行進するのに苦労する。
蹄跡に戻りたがる【ベル】を外方の脚と手綱で押しとどめる。
だめだ、馬が斜めを向いて歩いてしまう。
どうすればいいの?
■速歩軽速歩では内側を走らせることをやめてしまう。
あーあ、絶対騎手の言う通りに動かすべしという気合いが蒸発している。
軽速歩は何も考えずに立ち座りをしている時は、手前があっているのに
「あれっ」と自分なりに調節すると「手前が違ってますよ」と声がかかる。
情けない…
■駆歩は最低限の発進と継続はしてくれる。
左手前では「拳が動いてますよ」「手はもっと前に出して静かに」とお決まりの注意が飛び、
じっとしなければと思うだけで速歩に落ちてくれる。
思うだけで馬が反応してくれるのは、ある意味すごいことだが嬉しくはない。
左の肩が下がっていてバランスが悪くなっているのが一番の原因と思われる。
安定させるために膝でつかまるようになって、脚が効かなくなったり鐙が脱げたり。
無意識のうちに左の脇腹を伸ばすようにできるといいのだが。
■右手前は静かに乗れた。
駆歩の乗り心地を味わうゆとりが出てきた。
座骨のうしろ側が鞍をガチッとつかんで一分の隙もなく座っていられる時と、
お尻が浮いてぱかぱかしてしまう時の不安定さ。
これからの目標はしっかり座っていられること!
■安定した様子に「はい、そこから巻乗り」の声。
「ええ?駆歩したままですか?」とドキッとしたら【ベル】はすかさず並足停止。
「速歩の巻乗りと一緒だから」と言われるが、ちょっと緊張。
ようやく、かつての初級クラスと同じ課題に挑戦できるレベルになってきた。
駆歩を出すことには抵抗が薄くなったが、
「曲げるぞ」と思うだけで力が入って固くなる。
何度もトライするが巻乗りに入る所で並足に落ちる。
「絶対に止めないという気持ちで脚を離さずに!」と励まされて巻乗りに入る。
「おお、駆歩で巻いている」と感動すると円の半分で速歩になる。
思ったり感じたりするたびに馬が運動の種類を変えてくれるなんて、テレパシーだわ。
こうなれば、何としても成功させなきゃ終われない。
「輪乗りのような大きい巻乗りでいいですか?」と
こちらから目標設定のレベルをさげる。
「これがうまくできたらレッスン終わりにしてもらうからね」と【ベル】に訴える。
「一緒にがんばろう!」
駆歩がフワッと出る。
内方脚をグイと押し付けて、そーっと方向を変えていく。
膨らんでも急に引っ張らない。
馬の曲がりがそのまま伸びて行くように、馬と一緒に走る。
「やった〜!できました〜」
馬場のほとんどを使った輪乗りだったが、馬に曲がってもらうことができた。
「あー、まだまだそこで駆歩やめない」
「号令があってから馬を止めて下さいね」
ホッとして叫んだ所で【ベル】は停止。
馬に勝手に止まられているのだから、不十分な内容なのだ。
しかし、約束通り「レッスン終了。クールダウンの並足」にしてもらえた。
よかった。
■去年、速歩で巻乗りするのは難しかった。
それが今は出来るようになった。
現在、駆歩で方向転換するのが難しい。
絶望はしない、馬に乗り続ければきっと出来るようになるから。


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