So-net無料ブログ作成
検索選択
第5章 クラブ内混乱編 ブログトップ
前の10件 | -

186鞍目 カポエラ先生 [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-08(Thu) 駆歩クラス58 通算186鞍目
■これまでのことはエデンの園での出来事だったと考えることにした。
追憶のなかで懐かしく思い出すことはあっても、今はもう失われてしまった。
目の前にあるものを大切にしよう。
新しいクラブに移ったと思えばいい。
■違う角度から見て教えていただきたいと期待がこもる、カポエラ先生のレッスン
「駆歩がヘタです、怖くなくなったのですが上達もしません」と自己申告すると、
「まずは乗っている姿を見て、どこをどうしたらいいか一緒に考えていきましょう」と
まるでクリニックのような始まり。
駆歩用の丸馬場で2騎部班。お相手は【霧丸】 
■まずは並足。
「お二人とも日の丸しょって試合に出ようという訳じゃないですから」
と、明るく声がかかる。
リラックスして」と言われるよりもよく効いた。つい「ふっは」と頬がゆるむ。
「はい停止」
姿勢の注意を受ける。
まっすぐに背を伸ばそうとすると、関節の柔らかい人はかえって腰を後湾させて
出っ尻になりやすいそうだ。
「おへそを凹ませて、猫背にするつもりで」
「鞍のもっと前に座って、お尻の後を鞍に付ける感じで」と言われる。
また「ガニ股で乗らない、大和撫子はもっとお上品に」
姿勢よくしようと意識したのが裏目にでたか。
ただ、〈膝でつかまらいこと〉と〈ガニ股にならないこと〉の両立が難しい。
■軽速歩では「つま先を内側に」といつも言われることをカポエラ先生からも。
速歩では「鞍の前に座ってお尻の後側を鞍に付けて」と言われ、いろいろためしてみるとピッタリはまる所が見つかる。
「今は姿勢のことをやっていますから、そのために馬が遅くなったり止まったりしても気にしないでください」と言われ新鮮に感じる。
確かに馬を前に出さなければと格闘している時に、姿勢の注意を受けても身にならない。
姿勢のことだけ考えていればよいとお墨付きをもらえるのは安心できる。
■「馬には推進合図のボタンがあって、位置によって意味が違います」
「脚と前で使えば進め、少し引いて使うとハーフホルト、もっと引けば駆歩発進や後退になります」
「調教の進み具合で馬の反応が違いますが、まずは少し使ってわかっていないようなら強めに合図するようにしましょう」
速歩から並足、並足から停止と下移行を半減脚を使いながら練習する。
【霧丸】は脚を使うと推進と思って、手綱を控えても前に出ようとする。
障害初心者のための練習馬なので、口が強いためなのだ。
「この馬は脚を使うと前に出ようとしますね。こっちの【毒うま】は止まってしまう」
「それぞれの調教の進み具合で、同じ様な合図でも反応が違います」
「馬の反応にあわせて、合図を強めに使ったり弱くしたりしましょう」
とこれまでにない解説。
騎手がヘタだから馬が言うことを聞かないのではなく、馬の反応がそれぞれ違うからそれに合わせて合図を出しましょうと2騎を並べて言われると説得力がある。
【霧丸】さまは口が強いので、綱引きになりやすい。
ぐーと引きっぱなしではなく、左右の拳でくっくっと交互に合図を送るとわかりやすいとアドバイスされる。
■最後は1騎づつ駆歩。
内方の脚の踵にグッと力がかかるように。
内側の肩を引いて。と言われる。
やはり、踵が上がっていたり、上体が動いているのが目立つそうだ。
【霧丸】はいつになくしっかり発進して継続もしてくれて、詰めた駆歩を楽しめたのだが。
■まずはリラックスして、余分な力を入れずに馬に乗ることから始めるべし。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

187鞍目 夕方涼しくなってから [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-10(Sat) ビギナークラス 通算187鞍目
■【主席】でマンツーマンレッスン
■初級馬場で軽速歩/速歩での半巻、巻乗りの繰り返し
馬の柔軟性をあげる運動になるそうな。
ここまで頻回に曲線運動をスムースにやってくれるのは【主席】だから、
他の馬だったらこうはいかない。
あとは、
斜めに手前を換え、輪乗り
馬の姿勢の入れ替え
蹄跡の内側を行進
■脚が外向きがち、もっと小指親指均等に鐙を踏むことを注意される。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

188鞍目 怖くない落馬 [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-15(Thr) とにかく駆歩クラス 通算188鞍目
■カポエラ先生2回目のレッスン。【とら】ちゃん。
クレイン系列のビジター駆歩クラスの人と2騎部班。
■【とら】ちゃんは、午後のレッスンが終わってきれいに手入れされて、馬房に帰った所で再び呼び出し。
「ほっとくつろいだ所ですまないねえ」
■何と、ドレッサージュアリーナでレッスン。
しかも他の馬が運動している所で、交錯するなんて! 怖すぎる!
これまで、馬場を区切ったりひとり占有で使っていたので、こちらに向かって走ってくる馬を見てもどうしていいかわからない。
「コチコチですよ、リラックスですよ」と言われるが、当たり前です。
■並足、軽速歩の段階で先週と同じ指摘。
「身体が無駄に動き過ぎ。特に拳が身体と一緒に動いているので、静かに置いておきましょう」
「姿勢をつくろうとして、出っ尻になっている」
「おへそを引っ込めて鞍の前に座る。お尻の後を鞍に付けるようにぺったりと座って」
「肩の緊張をゆるめて、こたつみかんの雰囲気で」
「脇を軽くしめて」
■駆歩では、【とら】ちゃんが気持ちよく走ってくれる。
しかし、「上半身を動かし過ぎ」と注意される。
そうか自分ではずいぶん気持ちよく乗っているつもりでも、まだまだか…
内方の踵をグッと踏み込む感じで、内側に倒れ込まないようにといろいろ考える。
するとだんだん調子が崩れる。
速歩に落ちて再発進が難しくなる。
【とら】ちゃんは駆歩で出てくれるのに、私が前を引っ張ってしまって止めてしまう。
ああ、ごめんね。気持ちだけ先走ってついていけなくなっているのだわ。
■つんのめってよろけているような私に、向こうから馬が走ってくる姿が見えた。
「ああ、ぶつかるかも」と慌てて手綱を引くと、【とら】ちゃんは上半身を浮かせた。
「あわっ」とお尻からが馬の脇に滑り落ちる。
ドサッと落ちました。85鞍目ぶり7回目。横向きで転落。右大転子のやや後側を打撲。
「せっかく、落馬のリハビリでここまで来たのに…」
「また怪我で動けなくなったら悔しい」「くうう」とお先真っ暗になる。
「大丈夫か、ゆっくり息して…」と心配そうな声が聞こえてきた。
我にかえって手足を動かしてみる。動かせそう。痛みもひどくない。
「ここで乗らなければ、また乗れなくなる」「何が何でも乗らなくては!」と
起き上がり再騎乗する。
「全然動かなかったから、心配したよ」という皆さんにムスっとした表情で応えてしまった。
■ゆっくり並足をするように指示される。
相方は駆歩の練習。私は軽速歩までの運動になる。
【とら】ちゃんは悪くない。
カポエラ教官の言う通り〈前が苦しかったから〉立ち上がっただけなのだ。
問題は、駆歩で固くなってリズムに乗れず馬の邪魔をしてしまう私にあるのだ。
■落ちて痛かったけれど、ハートには傷がつかなかった。
再騎乗後も怖い感じはなかった。
落馬が怖いのではなかった。
跳ねたり、前が浮いたり、つんのめったりは怖くない。

■実は、1週間程前に〈103鞍目の落馬〉について新たな知見を得ていた。
台風の強風にあおられて、教官サイドの資料が飛び散った時にたまたま目にした〈落馬事故一覧〉の資料。
「へえ、こんなのがあるのだ」と項目を追っていると、
落馬日時や馬、騎乗者、教官、部班レッスン者の氏名などの他、人や馬のレッスン継続の有無、怪我の程度などがまとめてある。
「私の落馬はどれかな?」と探すと、ありました。
「ええ?どうして?」
何と赤字になっているではないか!
骨折して保険適応になっている落馬事故でも普通の黒字なのに。
他に赤字になっているケースは、外乗に出て走り出してしまい放馬してしまった一件だけ。
この色の違いは何なの?
見ていいものを見たわけではないので、理由を聞くわけにもいかない。
■さらには、あの時私を乗せていた【山桜】君がレッスン中に走り出す姿を見てしまった。
尋常でない加速。まるで競争馬。
周囲で「ああ、かかってる」「ああ、危ない」と声がもれる。
私の胸の中が凍り付いた。見てられない…
騎乗者は巻乗りをして無事に止めたが、鞍上から降りてレッスンは中止した。
【山桜】は競走馬から乗馬に転向して何年もたっていない。
まだ幼いので時折全力で走ることがあるとのこと。
そうなら、そうと教えて。
■自分の中で「怖がって当然かも」と思えるようになってきた。
あんな加速した駆歩で振りとばされたら、見ていても怖い。
へたくそ初心者に十分な準備なしでレッスンしたら、赤字の報告になるだろうなあ。
だんだん、特殊な状況と普段起る落馬の状況の区別がついてきた。
普通の落馬は痛いけど、怖くない。それだけははっきり言える。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

馬の福祉を考える [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-21(Wed)
乗馬は、生き物と共にある唯一のスポーツだといわれています。
■馬のおかげで楽しめるのだから、それなりの尊敬や愛護の念があって当然と思います。
必要な時は毅然と「違う」と伝える必要があるけれど、見下したり愚弄したりする言動には違和感を感じます。
馬が健康で快活であれば乗馬する側も楽しい。
疲労したり体調の悪い時に無理矢理走らせても、気持ちのいい騎乗にはなりません。
練習馬に福祉を求めるのは、無理なのでしょうか?
■馬に乗ることができなくなってしまった今日この頃です。


nice!(0)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

9月はため息の季節 [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-25(Sun)  
■9月になってから【主席】の体調不良、教官の移動などレッスン環境が大きく変化した。
これまでの様におっとりとレッスンを受けているわけにいかなくて、
「どうしたらいいんだろう」と悩むことが多かった。
もっとドライに淡々とレッスンを受けている人もいたのだが。
「私がここで乗ったら馬にオーバーワークさせることになるかも」と思っただけで騎乗できず、馬の手入れや馬房掃除だけして帰ることもあった。
とにかく新体制に慣れて、私も技術の向上に専心できるようになりたいものである。
と、悲観的な事ばかりでなく、新しい先生やイベント開催など心躍る出来事もあり
楽しい思いもさせてもらっているので収支は均衡している。
■特にすばらしかったのは、東京馬術大会@馬事公苑の観戦ツアー。
私は18日の FEI グランプリスペシャルと FEI グランプリキュア を特等席で見せてもらった。
1位と2位になったのは共に女性。格好よかった〜。
馬が嬉しそうに演技するということがあるのだ。
(アウレル君はニコニコしながら踊ってました)
観戦の合間に馬具専門店のセールで冬物ジャケットやお手入れ用品を買う。満足♡
■ついであくる日は、先の大会の審判長もつとめられた村上捷治先生の特別レッスン。
わざわざつくばまで来て下さった。
初めてのクラブで初対面の人間と馬を相手にしているのに、揺らぐ所がない。
馬の状態や、騎手の心理面技術面が一瞬のうちにみてとれてしまうのだろう。
「いいですね〜、そうそれでよし!」とほめられているうちに、
「じゃあ次はコレをやってみましょうか」と勢いに乗せられてやってしまう。
馬達だって村上先生の声をちゃんと聞いているのだ。
私自身は傷心を抱えていたので、初心者クラス。
軽速歩から駆歩までだったが、手綱を左右別々の役割で使うことなどワンポイントアドバイスが役に立った。
レッスン後の雑談で、馬には鞭や拍車を使って怒るよりも「こらっ!何やってんだ!」と怒鳴る方がよく効くとうかがって内心ホッとした。
ただし怒るときは真剣に怒ることが必要。
「ヘタな私の方が悪いかも」と腰が引けつつ怒るのは中途半端。
「お前が言う事を聞かなかったら、敵に撃たれて死ぬかもしれないのだぞ」という切羽詰まった気持ちが馬には通じるそうな。
■「馬がかわいそうだから」という気持ちは、人間の自己満足なのかも。
私は馬の何をわかっているのか。
混乱してくる。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

190鞍目 値千金のバランスレッスン [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-25(Sun) 駆歩レッスン枠 通算190鞍目
■【主席】はお彼岸も過ぎて涼しくなったせいか、やや元気を取り戻した感じだが
忍び寄る暗い陰をぬぐい去る事ができない。
それでも【主席】に乗る。
彼が教えてくれる事がたくさんあるから。
他の人が気付かずに乗るくらいなら、私が乗る。
私が必死で学ぶ。と悲壮な決意でレッスンの予約をとる。
■毎日クラブに顔を出し彼の体調を気にする私をおもんばかってか、
このところ【主席】が配馬されることが多い。
本心は【主席】に乗りたくないのだ。
体調の心配がいらないピチピチ元気な馬のほうがいい。
矛盾している私。
■今日は台風の雨が上がって、ひんやりとした空気につつまれている。
雨を嫌ってキャンセルが出たので急遽、私が【主席】に乗る事にした。
久しぶりにグリコ先生のマンツーマンレッスンになる。
うれしいな〜
丸馬場でバランスレッスン。
■前回と違ってネックストレッチをかけて調馬索を使う。
手綱はほとんど使わないので、ホルダーに通して落ちないようにしておく。
まずは並足、軽速歩で馬をしっかり動かす。
■そして鐙を脱いで速歩。手綱を手放しホルダーの根本を軽く持って、脇をしめる。
つま先を上に向けて踵を落とす。するとふくらはぎの筋肉が盛り上がる。
そのふくらはぎを真横に押し付けるようにして推進とする。
私の場合つま先が外を向きがちなので、ふくらはぎの前側が馬体あたるように心がける。
膝でつかまらないように膝は開くつもりで。
膝の少し上からはじまる内股とふくらはぎが馬体に常に接触しているように。
上体は後に倒し気味でちょうどいい位置になる。
腰を少し張り気味。腰は柔らかく。
上半身に無駄な力が入ると馬の動きに遅れる。
力を抜いて馬の動きに合わせる!
ちゃんと息をして! と声が飛ぶ。
■【主席】のリズムに私が同調できるようになると、
片手を前方に突き出して、肘から指先までしっかり伸ばすように言われる。
水平よりやや上を指して視線もその方向へ。
上半身が固くなって馬の動きについていけないと、伸ばした腕が上下にぶれる。
バランスが崩れれば即、腕がまっすぐ伸びずにあらぬ方へ曲がってしまう。
「しっかり馬の動きを感じて! 腕の指している方向に馬は動いていきます」
「馬の動きと同じように動いて」
「腰を柔らかく」といわれつつ、跨がった【主席】の馬体の動きをイメージする。
手入れをしているときの背中から腰の辺りを上から眺めている構図。
後ろ肢が地面を蹴り、前に振り出してくる。
骨盤が動いて前に押し出される。
地面を捉えてグッと踏み込む一瞬の力強さで、跳ね上げられる。
「一緒に動く」と唱えていると、伸ばした腕がぶれなくなる。
しっかり前の一点を指す事ができる。
と、「はい、反対の腕」
逆の腕になるとまた腕はぶれる。
微調整にしばしの時間がかかる。
やがて、左右の入れ替えを頻繁に指示される。
馬のまん中に座っていないと入れ替え時にぐらつくのだ。
だんだん、こちらも慣れてくると「ホイっさ」と左右の腕を入れ替えて前方を指せるようになる。
ホルターを掴む必要もなくなってくる。
■そこまで出来ると次は、内方の腕を円の中心を指すように真横に伸ばすように言われる。
顔は前方に向けたままで横目で円の中心のグリコ先生の帽子を確認する。
円の中心を指しているはずがズレているとすれば、騎手の縦断面の軸が内側に開きすぎたり外向きに閉じていることになる。
私の場合は右手前ではほぼ安定して中心を指していたのだが、
左手前では中心の先生より後側の足元を指していたそうだ。
つまり、左右の肩を結んだ線が内側を向き過ぎ、しかも下を指していたのは内に向かって倒れているわけである。
やっぱり左手前で内側に傾き過ぎのくせが何気なく出てしまう。
円の外側に身体を向ける心づもりで、右(?今になってあやふや)の座骨に重心を移せるようと注意を受ける。
■そしてもう一度、腕を上げて前方を指す動作を左右入れ替えながら行う。
スムースにできる事を確認してから両手をホルダーから離す。
内方の腕は円の中心、外方は前方を指して手放し状態の鐙上げ速歩となる。
この腕の方向が円運動の中心と前進の方向。
人が馬の動きに合わせて動けば、ぶれる事なく静かに馬に座っていられる。
ここまで馬のまん中に座る事を練習してきたので、何の不安もなく愉快な気持ちで出来てしまった。やっほう〜!
■最後に、並足から駆歩。鐙を履かないままホルターの根本を持って駆歩発進。
脚は左右使って馬エンジンの回転数を上げ、外方を後にずらす。
はじめのうち、発進にもたついて速歩がでた。
この時はホルターにつかまる手にえらい力がかかった。
この力がそのまま手綱を引く力や前傾姿勢に出たら、馬は発進しにくいだろうなとふと思う。
再度体勢を整えて発進。
今度はフワッと出る。さすがペガサス!
「まん中、姿勢は後」と呪文を唱える。
やった、鞍の上で止まったまま駆歩できている。
今回初めての感覚は、自分の内方の座骨がロッキングチェアのように、一点に留まったまま前後に揺れている感じなのだ。
後に傾いて座骨のおしり側(緩やかなカーブになっている方)が鞍にあたり、揺り戻して前に傾き座骨のやや尖った側が鞍にあたる感じが鮮明にわかった。
しかしながら苦手な左手前であったためか、内側にずり落ちてきているらしい。
内方の座骨を前に押し出すようにしてと言われても、斜め前方になっていた。
少しオーバーに鞍を乗り越えて反対側の斜め前に出すつもりでいて丁度いい様子であった。
レッスン中は意識になかったが、ホルダーを持っての駆歩だった。
手綱を持っていながらそれに頼らずに、今回と同じように座骨をロッキングチェアのように揺らせるかどうかが駆歩の課題になるのだろう。
■鐙や手綱に頼らないバランスレッスンで明らかになった事は、左の座骨に加重しすぎで左半身の自由が利かなくなっていることが上げられる。
かなり左右のバランスを違和感を感じるところまで極端に調整しないと均等にならないらしい。
しかし、楽しかった。
端で見学していた方は「鐙も両手も離すなんて、私には怖くて出来ない」と言っていたが、【主席】とグリコ先生に対する絶対の信頼が私をリラックスさせてくれる。
鐙や手綱はない方がかえって馬の動きを感じようとするので、密着感があり安定する。
見学の方が「いい姿勢で乗っておられましたよ」「密度の濃いレッスンですね」とほめてくださったのがとても嬉しい。
だって【主席】との命をかけたひと時なのだから…


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

191鞍目 駆歩の動きに馴れなきゃ [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-26(Mon) とにかく駆歩クラス62 通算191鞍目
■秋晴れの空。涼しい風が吹いて乗馬日和。
暑くて汗まみれで馬に乗っていた夏を思うと、信じられない。
よく乗っていた。いや、よく乗せてくれていた。
■昨日の余韻が残る中で、【主席】の駆歩シンプルレッスン
速歩までは問題なし。
今日の課題は、狙った地点で一発駆歩発進。
初回はもたついたが、2回目以降はすっと出る。
でもこれは、私の技術ではなくて【主席】の気配りのおかげ。
■駆歩中の姿勢がぐらぐらする。
手が前後に動いている。
ああ、静かにまん中に乗れる時間が短すぎる。
乗っているうちに修正できる事もあるが、大きく動くと速歩に落ちてしまう。
考えてみると速歩・軽速歩で走っている時間に比べ、駆歩している時間は圧倒的に少ない。
速歩だって慣れるまでは、ぐらぐらドンドンと馬の上で揺れ、すぐ並足に落ちていたではないか。
191鞍の8割は速歩時間。
ここまで乗ってようやく慣れたのだから、駆歩もあと100鞍くらい乗れば安定するかも。
とにかく駆け足する馬に数多く乗ることを目標としよう。
■駆歩中に初心者サークルを区切っている柵にぶつかりそうになる。
思わずひょっと脚をすくめてしまう。
本来なら駆歩でもちゃんとコース取りをするべきなのだが、未だ力不足。
ああもっと上手になりたい!

■本日のレッスンは2騎部班。
相方は【アレフゼロ】
バランスの安定しない初心者を乗せると超重くなる。
蹴っても鞭を使っても前にでない。
〈調馬索なんて大嫌い〉のレッスン時と同じ状態。
端から見ていると、動かない→強く合図→ほとんど動かない→もっと強く合図とイライラ無限ループに陥っている。
初心者だから強く合図をする度にバランスが崩れるし、合図に反応する馬の動きについていけない。
何としても駆歩1周させないとレッスンを終われないというスタンスは尊重する。
しかし、途中で教官が乗り替わるとか違う課題で気持ちよく動かして、それから再度挑戦するという手もあるのではと考えてしまう。
騎乗者も教官から鞭や脚の指示に従っているだけである。
なぜ強い合図を要求されるのか、並足速歩をしっかり前に出さないと駆歩が出ないというメカニズムを理解する必要がある。
ちょっと前の私の姿が目の前に展開して、とても勉強になった。
馬を動かすと言う強い意志がないと馬は動いてくれないのだ。
「馬がかわいそう、急に走り出すと怖い」という気持ちと折り合いをつけていかねば。
私もまだまだである。


nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

192鞍目 右に乗って左に落ちる [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-28(Wed) いつまでも駆歩クラス63 通算192鞍目
■グリコ先生の駆歩シンプルレッスン 3騎部班 【フィーネ】がお相手
脚の故障が直りきらず一日の運動の始めはビッコをひく【フィーネ】ちゃん。
速歩を出したら、あまりの振動の大きさに振り落とされそうになる。
でも、さすがに200鞍近く乗っていると我慢できる。
振動を吸収して馬の上で静かに乗れるよう、腹筋背筋、膝、股関節をフルに使う。
動いて行くうちに【フィーネ】の身体も温まるのか、だんだん振動も収まってくる。
「よしよし、いい感じだよ」と嬉しくなる。
手綱が身体と一緒に揺れないよう「ボールの水をこぼさずに」の心構えで肘肩を柔らかく使う。
手に一定の重さが気持ちよくかかってくる。
この感じがあれば、速歩だって楽に乗れる。
あの四角い車輪の自転車のような振動の【フィーネ】が、もっちりやわらかな乗りこごちに変身するなんて不思議である。
■駆歩は右手前は問題なし。
左手前に難あり。悪いのは馬ではなく私の方。
頑張って駆歩出して走ってくれるのに、「あ・わ・わ」と馬上で跳びはねてしまった。
「内方脚はもっと前で使って!」と怒鳴られる。
■グリコ先生曰く、
駆歩の左手前では、中心に立って見ていると私の身体の側面ではなく正面が見えている。
まるで古代エジプトの人物像ですがな。
馬の後方から眺めると、私の腰は完全に右にずれて乗っているそうな。
故に、右に滑り落ちまいとして左に傾きあまつさえ身体が内側に開いてしまうらしい。
前々回のバランスレッスンで「左に座って」と言われつつ混乱したのは、
私が左の座骨に荷重しようとしてさらに左に倒れ込んでいたのが原因。
単純に座り直して左にズレればよかったらしい。
「まっすぐまん中に自然に乗れるようになればよけいな力が入らず、もっと楽に乗っていられるようになりますよ」と今後の方向性を示してもらった。
■とにかく馬のき甲の向きとキュロットのジッパーが一直線に並ぶ事を確認すること。
駆歩だからといって「位置についてヨーイ」と構えるから、身体の向きや傾きが大きくズレるのだ。
グリコ先生には、騎乗姿勢のバランスチェックをしてもらえるのでとても為になる。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

193鞍目 救われた一言 [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-09-29(Thr) いつまでも駆歩クラス64 通算193鞍目
■あ"〜いつまでも駆歩クラスでうだうだしてる自分が情けない。
理想は、フワッと駆歩が出せて楽な気持ちのいい駆歩を続けること。
原理はだんだんわかってきた。
■発進前の馬の状態は、エンジンの回転数を上げて後肢の踏み込みを大きくさせておくこと。
並足からしっかり歩かせたり、軽速歩で歩度を伸ばしたり詰めたり、いったん並足に落としたりする運動がこれにあたる。
駆歩の合図は「内方脚使って」「外方脚引いて」とそれぞれ単独のドンとした合図ではなくて、
内方姿勢がきちんととれていれば内方脚だけでもいいけれど、両方の脚でアクセルを踏み込んでおいて車のギアを引く感じで外方脚を後にずらすのだ。
駆歩初心者で合図が伝わり難い時には、後回し蹴りが外方脚の合図だったことを思うとずいぶん変化した。
■駆歩の維持に関しては、これまで発進できたことにホッとして馬にしがみつくだけだったのが維持できない原因だった。
内方脚を付けてアクセルと踏んでおかないと止まってしまう。
止まりかけの伸びた駆歩は乗り心地も悪いのでますます止まりやすくなる。
まっすぐまん中に乗って内方の踵に意識を集めていれば、無駄な力を使わなくても推進になる。
手綱をつり革代わりにつかまっていれば、前が苦しくなるので馬によっては前のめりに加速してしまう。
逆に駆歩のバランスを取るのに拳をやじろべえの腕代わりに使えば、馬の動きと逆になり走る邪魔になって速歩に落ちる。
これは速歩で正反撞を取る時と同じ原理で、振動や揺れを少なくしようとリバースして動くから馬の動きとバラバラになるのだ。
馬と重心を一致させるようにして一緒に動けばいい。
脚で推進しながら手綱のコンタクトが取れていれば、馬は前のめりにならずに後肢に力を集められて、フワッと浮き上がる様な駆歩をしやすくなる。
【主席】や【アレフゼロ】がペガサスに変身しやすいのは、後肢に荷重するのが得意だからなのだと思う。
と、今年5月から60鞍以上かけてようやくここまでわかってきた。
■でも出来ないことだらけ。
特に困難を極めているのが、準備運動の段階から馬と上手くいかなくて超重かったり、焦ったように前のめりで加速されてしまう時に〈焦りや恐怖〉で浮き足立たずに、重心を下にまん中に座り続けること。
レッスン後の手綱を伸ばして並足をさせている時は「その格好でいつも乗っているといい」と苦笑まじりで指摘される。 でも、できないんじゃ!
それ以外にも〈駆歩の動きと一緒に動く〉〈駆け足しながら手綱の重さを感じながらコンタクトをとる〉は、駆歩持続時間が短すぎて練習できずにいる。

■というわけで、今日は〈馬と上手くいかないときの対処法レッスン〉となった。
私と同じく駆歩が怖くて苦労したという教官は、これまでのレッスンのように「気合いで駆歩を出せ」ではなく、自分ができる方法で対処してみましょうというアプローチをとってくれた。
■お相手は【霧丸】 前半は秋晴れの爽やかな陽光のなかで、本当に気持ちよく動いてくれた。
ところが軽速歩で歩度を伸ばしたり縮めたりの運動のあと、並足に落としたところで馬が駆歩のつもりで出たのを「違う」と止めた所から、馬の機嫌を損ねてしまった。
前のめりで加速するようになり、リズムが崩れ乗り心地も悪くブレーキが効かなくなってしまった。
「ああイヤな展開だ」
これまでならそこの所で「前傾しないで」と私の欠点の指摘が入るのだが、まず私の得意の軽速歩で馬なりについていって自分の体勢がとれた所で、バランスバックしたりリズムを大きくとったり、巻き乗りをしましょうと許可をくれた。
■「馬なりになるな」「扶助通りに動いてもらうまで何が何でもやりましょう」という大原則は知っている。
でも怖がって緊張しバランスも崩している人に、さらに強い扶助を使って何が何でもやらせるというレッスンに疑問を抱いていた矢先だっただけに、印象的なレッスンだった。
■スクランブル発進の駆歩から生還しても、落ちずにすんだという安堵はあっても「なるほど」という学びはない。
今日のレッスンで駆歩はしなかったけれど「出来ることを使って対処すればいい」と言われたことで救われた思いである。


nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

194鞍目 村上捷治先生のレッスン [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-10-03(Mon) 特別レッスン初級班 通算194鞍目
■外部の先生を招いてのレッスン。
時間の関係で3騎部班の初級レッスンに紛れ込ませてもらう。
もちろん【主席】がパートナー
彼は優秀な馬場馬だったので、私は背中にいればいいと大船に乗った気持ちでいる。
■並足、軽速歩で馬の身体をほぐしたあと、中央線から手前を換えや
巻乗りなどの簡単な図形運動からスタートする。
いつも前屈みを注意されるので、後に重心を意識して軽速歩をしていたら
椅子に腰掛けている姿勢になりかけていた。
「今のあなたの姿勢はこんな感じ。もっとこういう風に」と村上先生は実演して下さる。
背中を突っ張るようにしないで肩からすっと前にでるように気をつける。
するとどうだろう、手綱を持つ腕が楽に定位置にはまる。
肘がウェスト脇に無理なくくっつく。
「膝の後に力を入れ伸ばすように立ちましょう。そうすれば自然に踵が下がります」
「はい、その調子!」
村上先生は人を乗せるのがうまい。
【主席】なのでリズムにのって蹄跡を行進するうちに、首を内側に傾けて内方姿勢をとってくれる。
外側の手綱のコンタクトを外さないように気を使うが、いい気分。
ところが手前を換えたとたん、反対の姿勢をとるのが難しくあたふたしてしまう。
直線部分で一度まっすぐにしなければと思い出すのだか、鞭を持ち替えるとか軽速歩の手前を変えなければと慌てるうちに、蹄跡に出てしまっている。
一瞬の内に姿勢を変えられるようになるには、まだまだ修行不足。
そこの所は、村上先生もお見通しで蹄跡に出てからガチャガチャやっていても不問にされる。
■ついで「鞍に沈み込むように」とゆっくり目の速歩。
歩度の詰め伸ばしをする。
外側の拳を握るだけでブレーキ。ゆるめてあげるだけでアクセルになる。
ゆるめても前に出なければ脚を使う。
「ハミと手綱は輪になっています」
「左右両方でグイーと引かなくても、片方引いただけで馬には伝わります」
「もちろん、反対側の手綱が緩んでしまうとズレるだけで伝わらないから、内方の手綱は固定するんですよ」
さすが! いかに小さな合図で馬に伝えたらいいか原理をふまえて教えてくださる。
■そして、並足。6歩あるいて速歩。並足から停止など移行の練習に移る。
外方の脚でちょんと合図してあげて後肢を踏み込ませてから手綱をグッと握る。と停止。
いつもはここで駆歩発進。【主席】はそれっと駆歩出そうとする。
「今日は違うのよ」と合図するとちょっと混乱した様子。
各個に半巻きで部班の先頭に立つと【主席】と言えども停止があやふやになる。
「これはね、あなたの決断力不足」
「止めようかなどうしようかなと思ったでしょう」
「はいここで止まるとグッと止めていいんだよ」
「大丈夫だから」
なんだか自分の弱点があぶり出されてくる感じ。
続いて、巻乗りで蹄跡にもどった所で並足に移行とやる事が増えてくる。
■「半巻きは、突き詰めて行けばピルーエットになるんです」
内方の手綱は、ふすまをあけるように決して後に引かず開くこと。
内方の脚で押してあげて。
上手くいかずグニョグニョになる時とピッシッと決まった時があったけれど、
「そうそれでいいよ」と言われたときの理由がいまひとつわからない。
ちょっと私には高度な内容。
■速歩ばかりだと馬も背中がくたびれるからといったん軽速歩に戻る。
馬とリズムを合わせて軽快に走る。
【主席】はわずかに内側向いて進み続ける。 
ちょっと心配になる。これでいいのかしらん? 
■やがて「じゃあ駆歩出して輪乗りしましょう」と声がかかる。
「よっしゃあ、やるか」と意気込んだ所で、
「馬から落ちて苦手になったんだと聞いてますよ」
「今日は僕が調馬索で回しますから、大丈夫です」と特別コーチの申し出。
うわあ、もったいない。
天下の村上先生に調馬索を回してもらうなんて…
部班のご一同様、申し訳ありません。
調馬索を回しながら「こらっ! しっかり走れ!」と【主席】を追う先生の声。
お年を召していらっしゃるのによく通る声。
しかし、イライラしたり棘のある声ではないのだ。
文字通りしっかりやれと励ます声音。
【主席】は駆歩初心者を乗せてのんびり走る事が多いためか、このところ4節の駆歩でお茶を濁している事が多い。
乗っている私も彼が省エネモードになっていることがわかる。
それが声に押されて、ぐわんと正規の駆歩に変わる。
乗りやすい!
■無理をさせまいと配慮してくださっての調馬索だった。
駆歩を終わって「これなら大丈夫、駆歩できますよ大丈夫」と太鼓判を押して私を励ましてくださった。
■私には気がついたことがある。
怖いからとチマチマ走っている方が、乗り心地が悪い。
乗りにくい駆歩に乗っていても上手にならない。
私はこれまで無意識に「走らないでね」と駆歩させていたので、馬は走り難かっただろうなあ。
村上先生のいらだちの感じさせない「しっかり走れ!」モードが理想。
落ちてもいいからグアーンと走らせてみたくなった。

■このところ駆歩でつまづいたまま、レッスンの内容にも納得できないものがあり悩んでいた。
高名な先生だったので、初心者が受けても〈豚に真珠〉になる危惧があった。
しかし、2回のレッスンを受けて感じたのは圧倒的な安心感。
この先生は、馬と人の状態をしっかり掴んで適切に指示を出してくれる。
レッスン最後のクーリング時にネックストレッチを外した【主席】は、これまでより首を上げて軽速歩をしていた。
馬の状態が掴めず、下を向いていない馬に違和感を感じながら騎乗していたところ
「大丈夫、その馬はそれ以上頭は上げないから」と声をかけられ、初めて矯正具を外した馬に乗っていることに気がついた。
【主席】が頭を上げなくて済むように、背中にいらぬ衝撃をかけないよう気を付ける事が出来た。
■高度な技術を教えてくれる先生とは、どうやるかを教えるだけではない。
馬や自分の動きをどこまで繊細に感じ取れるかをコーチしてくれる人なのだと思う。
離れた所にいる他人の感覚や状況に共感できなければ、適時適切なアドバイスは無理。
そういう意味で、村上先生はすばらしい先生であった。
■馬に乗るのは、感覚を磨く訓練でもある。
教官には運動の号令を出すだけでなく、騎乗者が今感じ取っていることの意味を言葉にして返して欲しいと願う。 
いや、私が聞くべきなのかも…
「この手綱の感じは何なのか? 馬が斜めに歩いているような気がするが? 馬の首の位置はこれでいいのか? このレッスンの意図は何か? etc」 乗りながらは難しい。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
前の10件 | - 第5章 クラブ内混乱編 ブログトップ
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。