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424/425鞍目 内方発進 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-01(Thr) 初級クラス102/103 通算424/425鞍目
■弥生3月。まさにうららかな春の光。
庭先、里山あちこちに梅の花が盛りを迎えている。
うまし国うまし季なり。
■本日ひと鞍目は、"失うことが恐ろしい"【山桜】とマンツーマンの贅沢レッスン。
折り返しを使った4回目の練習になる。
付け外しは自立。
4%先生が前乗りをして下さって、
ピッチマークの「4番目を持ちましょう」指示のもと4本の紐を持つ。
手綱が外に折り返しが内側になるよう伏せ拳の薬指の間に挟み、いつもと同じように手綱を握る。
■「最初はマークが薬指にきてますね」
「動かしていくうちにマークが手のひらのまん中」
「できるようになったら、つぎは親指と人差し指で」と元気よく常歩させながら、
少しずつ手綱を詰めていく。
軽速歩で輪乗りをするころには、
「ピッチマークの3番目で持ってみましょう」とどんどん短くなる。
最近は手綱がもどかしい感じに敏感になり、指示されなくても手綱を短く持とうとしている。
折り返しが一緒で、こんなにふうになっても大丈夫なのかな? と自分のやっているに自信が持てない。
■【山桜】の速歩は、座骨でのうさぎ跳び感覚を持つようになってから
乗り心地も良くなり手足も自由になってきた。
ただし、このうさぎ跳びは運動量が半端じゃない。
これまでのように、慣れるための短時間ではなく、ずーっと速歩のまま。
体力がない私はすぐ息が上がってしまう。
教官は【山桜】が重いのではと心配してくれたが、これは私の体力不足。
「もちぇさんの息が上がれば、馬だって違和感を感じて身を固くしますからね」
と常歩休憩。
人が乗るのがつらい時は馬だって乗せづらい。
息を整えたら、常歩で隅角を深くきちんと回る練習をする。
まっすぐ入って内方姿勢を取って曲がりまっすぐ出る。この間6歩。
「経路の速歩では多少浅くなるとは思いますが、
きっちり隅角を通る意識を持つことは大切ですし、
次の運動の質を良くしますからね」と基本の大切さを語る先生。
■後半は2課目経路。
いつもは主審の位置にいる4%先生が馬場の中から見て下さる。
準備馬場では、
「駆歩を出してから軽速歩に落として」
「そう、このくらいのペースで」と理想とする馬の状態を教わる。
元気よく気持ちのいい馬が「やりますよー」と言っているような雰囲気。
経路は、注意するべき所を流さないよう最大限注意を払った。
常歩パートで「手綱を伸ばせるなら伸ばせるだけ」と言われて、
肘を曲げたままの姿勢で手元から手綱を繰り出していたら
「肘を伸ばして」
「曲げたままだと馬を引っ張っているように見えるから」とアドバイスされる。
肘は脇腹にと基本の姿勢を教わってきたが、
このパートは人の理想姿勢は問題外らしい。ふう〜難しい…
駆歩の斜めに手前換えが特に速歩に落ちやすい。
「今日は絶対速歩にさせない」と回転で内側に傾かないよう注意する。
よっしゃ、できた!
最後の半巻き乗りからX点を通って最後G点まで、気を抜かずにいられた。
「いいじゃないですか」とOKをもらう。
敢えて加えるならと、
「最初の敬礼のあとC点から蹄跡に入るのがショートカットぎみ」と注意を受ける。
「ラチの柱の根本に馬の耳の間がくっ付くのを見たら曲がるように」と
曲がるタイミングも教えてもらう。
ふむふむ、この視認法は距離3mだったな。
最後に曲がる練習をして、クーリングへ。
■常歩をしながら手綱を伸ばしていく。
「馬がハミを追って首をのばしていくこういう常歩ができれば
経路では7点つきますよ」
「馬が草を食むような姿勢がとれるのがいいんです」
「速歩でやや緊張していた馬が次の駆歩に備えていったんリラックスするように常歩パートがあるんですよ」
ううむ、奥が深い。経路って考えてられて作られているのだ。
緊張とリラックス。
レッスンでも経路でも、緩急めりはりをつけて心地よい時間にしていかねば。
クーリングでゆったりとした常歩ができていれば、
その時間は馬にとって良い運動になった証拠だそうだ。
今日も楽しいレッスンをありがとう【山桜】くん。

■ふた鞍目は【チャンドラ・グプタ】
【アウグスティヌス】との牡馬2頭での部班。
■【グプタ】の速歩はちょっと特別。
反撞が小さすぎて軽速歩がしにくく、速歩の方が楽なのだ。
はじめの内は、動きを大きくしてもらおうと脚や鞭を使って軽速歩をしていたが
「急がせることはしないで」
「そのテンポの中で大きく動かして」といわれて、
速歩で乗るようになってしまった。
■蹄跡からスタートする8の字乗りの運動。
20m幅の馬場を10mの円2つでつなぐ。
巻き乗りのつもりでカーブを描くと、曲がりが強すぎて中央で姿勢の入れ替えができない。
途中で向きが変わるのだから浅く曲げておこうとすると、8の字とは似ても似つかないフラフラの軌跡になる。
何度も繰り返す中で、だんだん【グプタ】の首が伸びて手綱がもどかしくなってくる。
こうなると無理矢理手綱を引っ張ったり、脚でグイグイ押して何とかしようとなるので、馬も前に出なくなる。
馬が伸びてきて操作性の低下をきたしている状態だ。
首を上げてもっと前に出てと脚や鞭を使いっぱなしになり【グプタ】も頑張って速歩は続けれくるのだが、もがけばもがくほど泥沼にはまる。
こんな時は「もっと前に出て!もっとコンパクトにまとまって!」と本能が要求しているのだが、いかんせん脚を使えば人がバランスを崩して馬のお荷物となり、手綱を持てばブレーキになってしまう。
馬に気持ちよく動いてもらうためにはどうしたらいいんだろう?
■泥沼から救い出してくれたのは、次の運動を指示する4%先生の声。
「次は駆歩をしますが、今日は内方発進というのをやってみましょう」
我がクラブでは、内方向けて内方脚をつけて馬エンジンの回転数を上げてから、外方脚を後ろに引いて発進の合図とする外方発進をまず習う。
駆歩下手な私の場合、発進の合図が伝わらないことが多く「もっと強く蹴って」と言われ続けたことで、後ろ回し蹴りの癖がついてしまった。
外方脚引き過ぎや発進時に腰が浮いてバランスが崩れるなど、いまだに問題を引きずっている。
■「最初に外方脚を引いておいて、馬を内側向けて内方脚で強く圧迫です」
「僕らは内方発進で教わったんですが、
今となっては、内方で出なければ外方で合図するし、出なければ内外を繰り返すこともあってどちらか一つの方法にするということはありません」
まずはトライ!【グプタ】の左手前から。
静かに外方脚を引いておいて(ひと呼吸)、
手綱で内側を向かせて、馬が「おっ何かやるんでしょ?」と反応を見せてくれたところで、内方脚でグイ。
スイッと駆歩が出る。
「ほぉー楽〜♪」
後ろ回し蹴りにならないので腰が浮いてしまうことなく、
そのまま乗っていられるのが新鮮。
「内方脚を発進と同じように使い続ければいいんですよ」
なるほど!!!! こういう教え方ができる4%先生、あなたは天才です。
「どういう手順でやるか自分の中できちんと整理して、もう一度」
体勢も整わないうちから勢いで出そうとする私の欠点もお見通しで、指示がでる。
■外方脚を引いたままでひと呼吸おくのが何よりもいい。
ここで慌てないから、馬の姿勢とか自分の姿勢がどうなっているのかを客観視できる。
内方脚での合図は、巻き乗りや斜め横足の時に使っているので気楽に使える。
しかも「あれっ出ないな」と思えば今まで通り外方で合図という、次の手段もちゃんとある。
「内方脚を前で使え」と言われるより、「一歩ごとに発進の合図を繰り返して」と言われる方が動作に継続性があるのでバランスの崩れが少ない。
いいことを教えてもらった。
■気持ちよく左手前を終えて【グプタ】の右手前駆歩。
あれれ?【グプタ】くん、ものすごい歪んでいるのですが…
8の字乗りの時には感じられなかったのに、
駆歩発進となると首が反対に向いてしまう。
かなり無理矢理、駆歩を出す。
何をどうすればスムースに駆歩をさせてあげられるのだろう。
制御不能の駆歩になってしまう。
「怖いですか」と聞かれるが「平気です」と即答する。
内方脚で押すとか手綱を強い力で支えるとか、【グプタ】の走り難さをカバーする乗り手のやり方があるはずなのだろうが、今の私には手がでない。
■かわいい【グプタ】、いつか君が楽に右手前駆歩が走れるようお手伝いできる乗り手になるから、あともう少し待っていておくれ。


426/427鞍目 折り返しを緩める [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-02(Fri) 初級クラス104/105 通算426/427鞍目
■我ながら、ものすごい勢いで騎乗している。
「乗らなくてはならない」という強迫観念はなくて、
日々教えられることが沢山あって「もっと乗ってみたい」という衝動に突き動かされているのだ。
特に折り返しを使う練習が始まってからは、馬がまとまっていない状態がもどかしく気持ち悪く感じるようになって、どうしたら馬が前に出てくれてしかもまとまってくれるのか?何が悪いのか?どうしたらいいのか? とばかり考えている。
■本日は【ベルベット・シート】が相手を努めてくれる。
【チャンドラ・グプタ】【毒うま】【ムーン】の4騎部班で中級との合同レッスン。
■「どんどん折り返しを使う練習をしていきましょう」とのことで、
特に下乗りもなくナチュラルに4本の紐を握って馬場に出る。
今回で5回目。
これまで特に意識していなかった部分で「はて?」と思うことが多い。
薬指を間に小指と中指で挟んでいるが、拳の上に出ている部分はどうするのだったか?
人差し指と親指で挟むのは手綱、では折り返しは?
手綱とあわせて持つの? 中指と人差し指で挟むのか?
長鞭も持っているので、柄を握り込むと親指の下には折り返し/手綱/長鞭の柄が集合。
ただ紐と棒を持っているだけなら問題ないが、
手綱をもっと短く持ちたいとか、長鞭を振って合い図したいとなると
「こんなんでいいのか?」状態。
準備運動も進んでなんとか手綱を短く持つようになると、
「折り返しがきつくなってきているようです、緩めてあげて」と衝撃のひと言。
「首の下を通っている紐にゆとりが出るようにね」
えっえ〜? どうやったら折り返しだけ緩められるんだろう?
馬が動いているなかで、細かい説明を求めるゆとりがない。
編み物を思い出す。
挟んでいる指の力をそっと抜けばいい。
中指だ! 中指と薬指の間だ!
でもね、馬が折り返しを引っ張ってくれないと弛まないのだった。
しかたなく手元を見ながら、片手手綱にして空いた方の手で折り返しだけ引っ張り出す。
(周囲を見ていないから馬に何かあったら事故を起こしそう…)
馬の影で折り返しが弛んでいるのを確認する。
「今は難しいでしょうが、だんだん慣れます」
「見ながらでもいいですから」と笑顔を向ける先生。
■つまり、手綱を持ち直す時に折り返しも一緒の長さで短くしてはいけないのか?
でもテープで折り返しと手綱を固定していた時は、その状態だったはず。
固定していて一時、折り返しは張っていて手綱が弛んでいた状態があった。
それは何?
またもや、わけわからん状態突入。
■レッスン自体は、駆歩の輪乗りだったのだが
牡馬【グプタ】が牝馬の【ベル】に後ろに来るだけでドキドキしたり、
前を走る【ムーン】が立ち止まったりするたびに、こちらも緊急停止。
【ベル】の駆歩を出したり曲げたりする自信がまったくないので、周囲に気を取られて動けなくなってしまう。
4%先生は、
「回りの馬の事は気にせずに追い抜いたり避けたりできるようなりましょう」と
おっしゃるが、ちょっと遠い目標だ。

■ひと鞍目が、ほとんど動けない状態で終わってしまったので
「今日はもう乗らないんですか?」と訊かれると、
つい「乗せて下さい!」と懇願する。
■ふた鞍目は"やっぱり君が最高"の【山桜】君に登場してもらい、
【アウグスティヌス】との2騎部班。
折り返しも6回目、下乗りなしの自立騎乗。
これまでの下乗り付きのレッスンがどれだけ優遇されていたか、しみじみ悟る。
扶助に敏感に反応し素直に頑張る【山桜】にかわりはないのだが、
エンジンの回転数が2000回転で始めていたはずが、600回転からのスタート。
それなりに頑張らないと…
■手綱のピッチマーク4番手前から始めて3番目を目標に手綱をとっていく。
蛍光テープでも張っておこうか、そうすればいちいち手元を確かめなくてもいい。
■蹄跡行進から輪乗りへ。
回転運動のたびに内方姿勢を意識していく。
「外側の手綱をピンと張って、内方脚で押し出したものを外側の拳で感じて」
「内方の拳で馬を会話しましょう」
「こっちこっちと内方に向くように呼びかけて、
向いてくれたら緩めてそれでいいんだよと言ってあげて」
脚で押せば確実に反応が返ってくる【山桜】だけに、
手綱の動きも小さくして充分足りる。
内方での会話も拳をクイと握ったりフワッと緩めるだけで解り合える。
「【山桜】にお砂糖あげました?」と4%先生が妙なことを聞く。
「いつもレッスン前にガゾリン補給としてあげてますが…」
「甘いものを食べた時もそうなんですが、
馬がハミを味わっていると口の回りに泡が立つんです」
鏡を見ると〈歯磨き小僧〉になっている【山桜】
クイクイと動くハミが歯ブラシになっているんだろうか? 
面白い現象である。
■軽速歩から速歩になるとちょっと首が下がる感じになる。
「持ち上げていいですから、そういう時は拳を上げてもいいんです」
速歩で拳が動かないよう「鞍の前に」という意識が強過ぎると、
手綱の調整が2の次になる。
「速歩に一生懸命になると、ちょっと前を許しちゃうんだな」
まだまだ、正反撞の速歩をしながら手綱の繊細な操作は難しい。
■駆歩では後ろを走る【アウグス】との馬順調整のため巻き乗りの指示が出る。
「外方拳と脚で小さく回して!」
【山桜】は本当に素晴らしい。
外方に敏感に確実に反応してくれるから、きれいな巻き乗りができて
すうと【アウグス】の後ろに付いて駆歩ができる。
「かっこいい〜【山桜】♡」と思わず声をかける。
自分の出した扶助に的確に反応してくれる馬に巡り会うと本当に幸せ。
馬のおかげで上手くなったように感じさせてもらえるのだ。
■最後に2課目経路。
「今日は細かい所よりも、スピードにのせてやりましょう」とのひと言がつく。
この「もっと動け」というフレーズは私には鬼門。
なんだか荒っぽくて暴れたような扶助になってしまい、
案の定駆歩での斜めに手前を換えのところで速歩に落ちる。
見学していた方からも
「あの【山桜】なんだからもっと力を抜いて乗ればいいのに」と言われる。
■バランスを崩さないように静かで効果的な推進の方法はないのか?
更なるバランス強化か?
脚の力に頼るのではなくて騎座での推進か?
力を抜く?
まだまだ険しい道が続く。


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