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333/334鞍目 バランス明暗 [第9章 初級バランス編]

 2006-08-02(Wed) 復習レッスン/初級障害レッスン5 通算333/334鞍目
■夏休みになり日中家族が在宅していると、クラブに行くにもブログを書くにも気を使う。
■本日、ひと鞍目は【霧丸】さまに騎乗して2騎部班での復習レッスン。
相方は【毒うま】@マダム
「月曜日は隣が工事していても頑張って物見せず仕事してましたよ」
「このところ【毒うま】くんは、お利口になったのよね」
と馬装しながら話をしていたのに…
■【毒うま】くん、暴発! とばかりに跳ねながら飛び出す馬。
うわっ、これは落馬か? 
しかしマダムはきちんと身体を起こして難なくクリア。
どうも馬場周囲の赤い実をつけている樹に鳥が集まっているのを物見したらしい。
■マダム曰く、「今日はもうダメかと思ったのだけど…」
「でもこの馬からなら落ちないはずと考え直して、大丈夫だったのよ」
〈もうダメ〉と諦めて落ちることを考えるか、
〈落ちないはず〉と馬に乗り続けることを考えるか、瀬戸際の思考は重要である。
■レッスンは普段と同じ復習であったが、馬が落ち着かないこともあって
蹄跡の駆歩でおしまい。
【霧丸】さまの右手前駆歩が気持ちよく乗れたので、
個人的には駆歩の巻き乗りなんぞも挑戦してみたかったのだが、次回のお楽しみにする。
■実は、この次の下のクラスでも【毒うま】くんがチャージ!
一部始終を見ていたのだが、この時は残念ながら落馬。
馬がさほど速くなったわけではなかったが、
いったんバランスを崩してしまった騎手は、鞍からどんどん身体が離れて
あとはどう落ちようかと考えている様子。
ここなんだ。
バランスが崩れて馬から落ちそうになった時に、
何が何でも馬上に戻るぞと身体を動かすか
うわあ落ちると重力にまかせるか。
私は「もうダメ」と思考停止からだ硬直のタイプだから、
今のような乗馬人生を歩んでしまった。
でも、落ちた方に「もうダメと諦めたから落ちたんだと思います」とか
「馬上バランスが取りきれないので、馬が大きく動くとついていけないんですね」とか
解説しても問題解決には結びつかないだろうな。
その人があと100鞍乗って、同じような場面で落馬せずにいられた時に初めて
「バランスが良くなって落ちなくなりましたね」と
この落馬を振り返ることが可能なのかも。
■山登りと同じで、高く登ってはじめて低い所の様子が見える。
草や木に阻まれて行く先が見えない不安はあるけれど、わからないなりに山道を進めばやがてわかってくる。
なかなか上達しないけれど、馬に乗り続ける意義はそこにあるだ。

■「もちぇさん、障害やりましょうよ」と声をかけてもらうと、
暑くなったら無理かな…なんて考えが吹っ飛んでしまう。
夕方遅い時間帯のレッスンを急遽入れる。
「カナカナカナ」とひぐらしが声高に鳴いている。
黄色みがかった夕暮れの空はすべて私のもの。
■お相手は【時鮭】で4%先生のひとりレッスン。
今日もメインアリーナまでお出かけとなる。
前回は【霧丸】さまで駆歩でクロスバーを飛び越すところまでやったんだっけ?と
記憶を探る。
障害を跳ぶより、広い所をパカランパカランをのびのび走り回ることのほうが
楽しいので詳しくは覚えていない。
【時鮭】とは軽速歩で低い垂直障害を跳ぶところまでだった。
今日はどんなレッスン内容になるのか?
■軽速歩、駆歩でまずは蹄跡を走る。
この馬の右駆歩は馬体が傾いて乗りにくいんだったと思い出したのは、
駆歩発進してから。
それでも広々とした馬場では、馬がよれたらよれたなりに走れるので気にならない。
これが初級馬場なら「ぶつかるんじゃないか」「うわっ隅角に突っ込む」と
パニックになるのに、適当に走ってもOKという心のゆとりが不思議とわいてくる。
立ち乗りも入れて気持ちのいい走りになる。
馬場の中程に横木を4本置いて軽速歩で跨いだり、
1本に減らして駆歩で越えたりと準備運動は順調に消化。
■「今日はコース取りの練習といきましょう」と4%先生。
ひとつの障害を中心に左手前で障害に入って、
抜けたら右手前で回転し、障害を右手にみてその前を通過し、さらに右に回転して障害を反対側から入る。
障害を抜けたら今度は左手前で回転して、障害前を通過して左回転してスタート地点に戻るというもの。
障害を中心としたクローバーの葉のようなコースになる。
「これはアップルとも呼ばれているんですよ」
ほう、リンゴ型か… 種が見えている縦断面かな?
頭の中では、紙に書いたコースの図ができているのだか
いかんせん、走り出すと「右手前ですよ!右!」と教官の声。
「あれっ?」目の前の風景を見ていると右左がわからなくなる。
「すみません、まずは軽速歩で一周回っていいですか?」と
ゆっくり身体に覚えさせる方法を選択。
■ひと回りして、いざ駆歩で出発。
左手前は順調に出るのだが、障害を越えて次が「右に曲がる〜 !?」と驚く。
だって「左手前の駆歩しながら右に曲がれるわけないじゃないの〜」と思いつつ、
速歩に落ちたところで「そこで曲がる所を利用して駆歩出しましょう」の声が届く。
「え〜?え〜?え〜?」とつぶやきながら、右回転して障害の反対側正面に入って越える。
またもや「そこは左ですよ〜!」の大声。
辛抱たまらず、馬を止めて4%先生に疑問をぶつける。
「左手前で障害を越えますよね、
左手前の駆歩のまま右には曲がれないんですが…」 
「ああ、反対の手前のまま走っていたら、馬がつらくなって自分から手前を換えるか
速歩に落とします」
「その時にすかさず逆の手前で駆歩出せばいいですから」
ああ、そうなんだあ。新たな発想である。
わざわざ速歩に落さなくても、馬にまかせているほうがリズムもスピードも維持できるという原理なのだろうか。
■障害を越えたあとに右手前で駆歩出し直しのところが、スムースにいかない。
もともと右手前では身体が固い【時鮭】
私がモタモタしていることをいいことに、駆歩発進の出し渋り。
速歩のままコースを走り、左手前のコースになってから出すというパターンになってきた。
上手くいかないところは深追いしないがモットーのレッスンなので、
左手前の駆歩がメインのコースになってしまっていた。
回転して障害に向かうときは「もうそこから障害を目で追って!」との指令。
「速さを保って」「身体起こして手綱は張って」「はい!」の音声ガイダンスつきで
クロスバーを跳び越える。
「遅いと馬が跳びにくいんだった」と今度は脚を強めにつけてスピードアップ。
なんだかこれまでにないスピードだけど、跳び越えるためだからと自分を納得させて
ぶわっっと障害を飛び越す。跳ぶではなく飛ぶような勢い。
「うわあおお」ちょっとしたスリル。左の鐙が脱げてしまった。
「今のは怖かったわけじゃありませんから」と4%先生にいいわけをする。
速すぎるのもダメなのかも…
「じゃあ、あともう1周回ってみましょうか」と励ますような口調に救われる。
あともう一回、【時鮭】頑張ろうね!
パカラン、パカラン、パカラン
今の私には速く走るより、遅くならないことが大事。
「障害のまん中に馬を連れて行って」
私とバーのまん中、そしてその先の木立の樹皮。
3つがひとつに線に並んで、ふわっと跳躍。
「やったあ、今のは気持ちいい!」
「いいですね」と笑顔で応えてくれる教官。
私は『今日はこれでおしまいにして〜』と言葉に出さずに強烈アピール。
次に上手くいくかどうかわからないときは、気持ちよくできたところで終わらせるに限る。
帰りたいオーラが通じたのか「じゃあ並足で」とクールダウンの指示。
アリーナと丸馬場一周を並足で歩かせて、本日の全てを終了。
【時鮭】は汗まみれになっていた。
■いい汗かいて、全身シャンプーシャワー浴のお手入れ。
あとは夕飼いが待っていて夜はぐっすり休めたら、なかなかいい一日の終わり。
夕方の障害レッスンは味わい深い。


335鞍目 ハミの支えを外すな [第9章 初級バランス編]

 2006-08-03(Thr) 初級レッスン44 通算335鞍目
■昨日夕方遅くまでクラブにいて、今日は朝一番に出かける。
入り浸りという言葉が思い浮かぶ。
「昨日の障害やってどこか痛い所でたりしませんでしたか?」と連投を心配してくださるが、筋肉関節痛は次の日ではなく忘れたころに出る私としては、
「だいじょうぶでした」と明るく答える。 
■今日は【チャンドラ・グプタ】に騎乗して4%先生のひとりレッスン。
彼に乗ったベテラン会員の方は、
「馬が人の下手をカバーしてくれることはないけれど、
いつも次は何をしましょうかと乗り手に集中している素直ないい子ですよ」と表現する。
彼がふらふらと動いていたら100%乗り手の問題ということ。
基本的な扶助の善し悪しを【グプタ】先生に見てもらって直していくのが、
今日のレッスンの趣旨。
■第1の課題は、まず直線を真直ぐ走らせること。
軽速歩で内側の第2蹄跡や斜線を利用して練習。
【グプタ】はラチなど頼るものがなくなると、ふにゃと柔らかくなってしまう。
「左右の脚を同じように使って下さい」と4%先生の声がかかる。
脚をしっかりつけて、このまま真直ぐ進めばいいんだよと合図すると
安心したように前に出てくれる。
斜めに手前を換えでは、
曲がるの?そのまま進むの?どこ行くの?と不安になった彼の肢の運びが悪くなる。
「行く方をしっかり見て」と再びアドバイス。
巻き乗りとは違って、方向を変えたあとは直進することを
騎乗者のバランスで伝えなければならない。
「あの目標に向かって進め」といつもより意識すると、
よれた体勢を立て直すことができる。
■次なる課題は、輪乗りで内方姿勢をとること。
最初はどうしても手綱先行で輪乗りに入るので、【グプタ】は多角形を描いてしまう。
外方内方、脚手綱を総動員してなめらかな円軌道になるよう悪戦苦闘していると、
「【グプタ】を少しだけ内側に向かせましょう」
「内方姿勢を取らせるように」
「そのためには多少輪がいびつになってもいいですから」と違う作業の提案。
手綱に合図を送って、彼を内側に向かせる。
「内方脚を下に伸ばすように、もっと強く使って」
「ちょっと乱暴に合図してもいいですから」
えっ? 
「【グプタ】の身体を内方脚を中心に折曲がるようにするためです」
そう言えば思い出した。
内方姿勢とは、馬の首だけが内側を向いてもダメだったのだ。
馬体が前後に弓なりに曲がる状態で、内方脚はその屈曲の中心軸だった。
昔、身体の柔らかい【毒うま】くんで実践して、きれいな曲がり具合に感動したことがあったではないか。
内方をグッと押し付けると同時に外方手綱と外方脚の2点で支える。
思わず振り返って【グプタ】の馬体を眺める。
よし、お尻が内側に向いていて輪乗りのラインにのっている。
「はい、いいですね。よくなりました」
「馬がちゃんと向いたら、内方手綱を譲って!」
「これでいいんだよと楽にしてあげましょう」
内方の拳にかかる力をふっと楽にして、外側の張力を頼りとする。
こうやって馬の体勢を輪乗りモードに持っていくと、あとは楽に輪乗りが続く。
「速歩にしましょう」
馬に気がつかれないよう、ふわあっと腰をおろしたままにする。
「では、輪乗りを換え」と新たな号令。
次は反対側に行くよと、これまでの和やかな雰囲気を破って方向を換える。
すると、慌てたようにリズムが崩れて逆を向く【グプタ】
ついでトトンとつまづいてしまう。
私って、真面目な馬をつまずかせることが多いなあと頭の片隅で考えていたら、
「もちぇさん、今のは馬が頼っていたハミがはずれたからですよ」と4%先生の声。
「輪乗りを換えた時に新しい外側のハミがぶらぶら」
「外方の手綱をしっかり支えてあげて」と言われて、
まさに然り!と納得した。
手綱に気持ちよく力がかかっていているのを感じながらも、
それを馬の全幅の信頼の証とわかっていなくて、
ふとした瞬間に手綱を持ち替えてみたり緩めたり。
馬にしてみれば、どえらい迷惑、裏切り行為。 ごめんね【グプタ】
再度、輪乗りを換えをやってみる。
ふたつの輪の接点で、両方の手綱をしっかり持って同じだけ力がかかるようにする。
脚も両方使って【グプタ】に新しい動きをすると予告する。
「外方手綱でしっかり支えて!」とあらかじめ4%先生が注意喚起してくださる。
手前を換える時は、反対を向かせるために内側の手綱を強く使って、
つい外側がなおざりになりがち。
それに気をつけながら「今度はこっちを頼って」と念じて、
拳を鞍の横に置いて高くならないよう、張力が弱まらないよう必死になる。
外側の手綱を意識するから、もちろん内方は手綱よりも脚が働く。
ようやく、スムースに輪乗り換えができる。
■ベテランの練習馬たちだと、ここまで必死にならなくても各種運動をこなしてくれる。
若くて敏感な馬たちのお陰で、外方の支えの重要性を学ばせてもらっている。
それにしても、ハミを素直に信頼してくれる馬たち。
反面、汗を拭おうとか鼻がかゆいとかで何の気なしに片手手綱にしてしまう私。
手の動きがどれだけ鮮明にハミに伝わるかは体験済みなのに、わかってないんだなあ。
馬たちの純粋な信頼を裏切らないように、手綱を握る手にもっと責任を持たないと…
■馬がある程度まとまって来たので、最後は駆歩の練習。
「あれっ?この馬は右手前が得意なんでしたっけ?」と不思議な質問をする教官。
これまで【グプタ】の右手前にはまったく歯が立たなかったので、
「いいえ、この子の駆歩は右が全然乗れないんです」と自信を持って答えた。
しかし、この思い込みがあとあとに影響してくるのだった。
今日のレッスンでは、左右差がほとんどなく輪乗りでは右手前の方がスムースだった。
不思議な質問をする4%先生の見立てをどうして信用しなかったのか…
■「じゃあ、左手前で駆歩してみましょうか」と始めた駆歩。
前回は速歩からであったが、すっと出て気持ちいい駆歩たっだのに。
何度やっても発進させられない。
速歩で隅角手前で一歩ためをつくり、ふっと駆歩出すように合図を送るのだが、
だめだ〜
【グプタ】が「やだよ〜」と言っているような雰囲気。
無理矢理何とか駆歩出すが、今度は急に速くなったりと落ち着かない。
外側の手綱を握って背を起こせば、ゆっくりにはなるのだが、雰囲気はよろしくない。
「ちょっと、このままでは怖いので…」と駆歩リタイヤ。
何がどう悪かったのかよく分からないままであったが、
【グプタ】の慌てた駆歩では、土手突っ込み事件もあって私が緊張してしまう。
もしかして、今日は右手前の方が楽だったのかも。
■乗るたびごとに進化していく【グプタ】
思い込みを捨てて今乗っている馬の状態や見てくれる教官のアドバイスを大切にしなければいけない、と反省させられたひと鞍だった。
やさしい4%先生だから、ひとりレッスンだからとどこかに甘えが出ていたのかも。


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