So-net無料ブログ作成

283鞍目 ジムカーナの極意 [第9章 初級バランス編]

 2006-05-01(Mon) ジムカーナ練習3.5 通算283鞍目
■こちらではGW中が田植えの時期にあたるらしく田んぼに水が張られている。
水面に新緑や青空が映り込んで、風景が突如として奥行きを増す。
日が落ちればカエルも鳴き出す。
肌寒い日が続いていたが、今日は「暑い〜」
■本日のお相手は【霧丸】でお館先生のマンツーマンレッスン。
主席障害練習馬の彼は、少しばかりブレーキが効きにくいところがある。
そこでお館先生は、彼をきちんとコントロールするための基本から練習させて下さる。
まずは、元気よく並足で歩かせ〈停止〉の練習。
脚をつけてバランスバック、そして手綱を控えるというだけではきちんと止まれない。
そこで並足で前に出る肩にあわせて、外側内側と手綱を握る。
いったん止まってもズルズル前に出ようとするところは、
肩を後ろに腰を入れて前に出さないようにする。
しっかり止めるようにして妥協は許さない。
簡単なことなのだが、上手くできない。
まず第一に、前に出た肩にあわせて手綱を握るのが難しい。
ちょっと視線を落とせば、肩の動きは見えるのである。
しかし、「はい停止」と言われた時に自分だけ先に固まって馬にあわせることができない。
「肩の動きと同時に馬の鼻先も横八の字に振っていますから、
それを感じ取るとわかりやすいですよ」と言われる。
馬の肩や首の動きは感じ取れるのに… 同期して動くのが苦手。
さらに、困難なのが手綱を握る動作。
「肘から引いて、グッグッとやっていいから」と言われるのだが、
引いた手綱を馬に持っていかれて緩めてしまったり、
肘から引けず、自分のおへそに向かって引き込んでいたりする。
つまり、馬に手綱を引いているのだよと伝わらない曖昧な合図のまま続けてしまっているのだ。
■ピニョンさんの講習会で学んだように、
〈馬がわかるまで段階的に合図を送ること〉
〈途中でやめたら馬に反抗することを教えてることになる〉
〈馬が反応したら即座に合図をやめること〉の問題を抱えた実例になっている。
ちゃんと止まらなくてもまあいいかと手綱を途中で緩めたり、
つたわらない曖昧な力で手綱を引いているから馬もズルズルと言うことを聞かない。
明確なはっきりした力でグッと合図して、止まるまでは決して譲らなければ
馬は求められていることを早い段階で理解する。
理解すれば何度も馬に不愉快な思いをさせずにすむのだ。
このメリハリの無さ、馬が強く動くとすぐ譲ってしまう弱気なところが私の弱点。
自分がやっている行為の意味をもう一度見直さないといつまでたっても上達できない。
■それでも、何度も繰り返すうちにようやく【霧丸】がすっと止まってくれるようになる。
「そう、それでいい!」
次は、速歩からの停止、再発進も同じように練習。
肩の動きにあわせて手綱を外・内と握るが、肢運びのリズムが早い分
タン・タンと手綱を握るのが遅れがち。
慣れてきてようやくリズムがとれるとなんとか停止してくれる。
「ねえ、ちゃんと止められるでしょ」
「そうやって出来るのだから」と自信なさげにいる私に保証してくれる。
ちゃんとやれば馬は反応を返してくれる。
でも次回からは、こんなに時間をかけなくても馬に伝えられるようにしたい。
■今回のジムカーナの練習は、スラローム。
斜めに手前を換えの経路上にコーンを4個並べる。
間隔がずいぶんと広い。
並足ではコーン間が3歩もあるので、姿勢の入れ替えにはニュートラルの部分ができる。
これまでやっていたスラロームは並足にまで落とさないと回れない間隔だったのかなと
思えてきた。
効率的にコースを回るのは、最も適した走り方でよいのであり
間隔の短いスラロームは、オーバーランをするくらいなら並足で回ればいいのかも…
■蹄跡を軽速歩で回り、長蹄跡を伸ばした後に斜めに手前を換えるようにして
スラロームを抜けるコースをとる。
お館先生の注意点は、隅角を曲がって馬がまっすぐになってから歩度を伸ばす。
コーンに向かう前にブレーキをかけて馬を押さえてから、方向を換える。
特に馬なりになって、スピードに乗ったまま方向を換えたりスラロームになだれ込むのは
転倒の危険があると注意を受ける。
ここでも、馬体をまっすぐにしてから歩度の伸長をしたり、減速してから回転するなどの
指示の厳格さが足りないと指摘される。
「ほら、十分に馬を押さえないうちに回ってますよ」
「馬に指示がきちんと伝わってないのに次にいこうとしている」
もっとメリハリ! もっと明確な指示! 
やがて【霧丸】が指示に敏感に反応してくれるようになる。
長蹄跡に入ってまっすぐになった瞬間にぐわっと加速。
外側の手綱をグッと握って減速し、馬が「次は何?」と聞く体勢になったところで
すかさず回転。
勢い余ることなくスラロームにまっすぐ向けて、コーンすれすれのラインを右左にとる。
無駄のない気持ちのいい動き。
■ジムカーナは経路をまわる時間で勝敗が決まるが、
私は勝負より、無駄や無理のない気持ちのいい走りを目指したい。
がむしゃらに馬をせき立てて障害を回るのではなく、
コースに見合った体勢をテンポよく切り替えていくことが課題。
■最後は駆歩の練習。
駆歩発進の失敗は、曖昧ですぐ馬なりにしてしまう私の態度が原因ではないかと思えてきた。
「速歩が出てもすぐに止めずに馬に持っていかれているでしょ」
「それをやると馬はこの人の言うことを聞かなくてもいいんだと思ちゃいますよ」と
いつも言われているのに直らない私の弱点を指摘される。
「私は下手クソなので馬のあなたのご機嫌を損ねない程度のことでいいです」という態度。
「できないのは当たり前で、うまくいったらお馬さまのお陰です」という卑屈な考え。
教官に叱咤激励されて一瞬だけは強気になれるのだが…
■駆歩は、左手前の時に「まん中に乗って!」と強く注意された。
自分の感じる以上に左内側に傾いているのだ。
【霧丸】の駆歩だから、ちゃんと脚もつけて外方脚も使えるようになってきているのが
唯一の救い。

■対決のプレッシャーを避けて「まあいいか」と流される自分。
こんな私を変えていけるのだろうか?
体重・体脂肪を減らした乗馬1年目。
馬から落ちなくなった2年目。
3年目は人格改造ができるか?! 予期せぬ効果を期待してしまう。


284鞍目 軽〜く軽く [第9章 初級バランス編]

 2006-05-05(Fri) ジムカーナ練習4.5 通算284鞍目
■好天に恵まれて爽やかなGW。行楽日和。
ところが、わが家ではとうの昔に絶滅したとばかり思っていた感染症にかかってしまう人が出て行楽、娯楽、ごちそう自粛の日々。
〈命定めの病〉と言われるだけあって、40℃を越える高熱に発疹が何日も続くと
見ているこちらもつらい。
ようやく峠を越えたので「ちょっと行って来る」と馬に乗りにいく。
■運動会前日なので、ジムカーナ練習も障害が複数置かれて実戦的になっている。
本日は【ときめき】君がお相手。
2騎部班で4%先生のジムカーナ攻略実践講座となる。
■準備運動の段階から【めっきー】が首を振らないよう、手綱に神経を尖らせる。
拳が動かないように。
常に張っているように。
いつでも拳を前に出して譲れるように、肘の定位置が常に腰の脇にあるように。
脚の合図に敏感に反応してくれるので、【杏爺】のように常に前に出そうと追うのではなく拳の感触を軽く繊細にすることを基本戦略とする。
本日は、停止の時につい【霧丸】のように外内と手綱を握ってしまった外は、
首をブンブン振られずにすんだ。 よかった〜。
軽速歩で気持ちよく走っている時に、
「馬が一定のリズムで走っている時は、もっと手綱を軽く持っていいですよ」
「軽くしてあげれば、それだけ馬の口も楽になって
リズムよく走れば気持ちよくなるんだと馬がわかりますからね」と4%先生が説明する。
いつもの半分の握り方。ズレないようにふわあと持っているだけ。
教本に〈小鳥を拳の中に握っているつもりで〉との表現そのまま。
それなのにちゃんとコンタクトがとれている。
■これまで「扶助の合図が弱過ぎる、もっと強く操作して大丈夫だから」と
説得されて〈馬に不快感を与えてわからせる〉方法をとるように指示されていたのが、
〈馬を楽にしてわからせる〉扶助をするように言われて、心底ほっとした。
【めっきー】、ありがとう。
君が敏感素直だから、いつも心が重くなる強い扶助を出さずにすむ。
■ つづく


メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。