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194鞍目 村上捷治先生のレッスン [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-10-03(Mon) 特別レッスン初級班 通算194鞍目
■外部の先生を招いてのレッスン。
時間の関係で3騎部班の初級レッスンに紛れ込ませてもらう。
もちろん【主席】がパートナー。
彼は優秀な馬場馬だったので、私は背中にいればいいと大船に乗った気持ちでいる。
■並足、軽速歩で馬の身体をほぐしたあと、中央線から手前を換えや
巻乗りなどの簡単な図形運動からスタートする。
いつも前屈みを注意されるので、後に重心を意識して軽速歩をしていたら
椅子に腰掛けている姿勢になりかけていた。
「今のあなたの姿勢はこんな感じ。もっとこういう風に」と村上先生は実演して下さる。
背中を突っ張るようにしないで肩からすっと前にでるように気をつける。
するとどうだろう、手綱を持つ腕が楽に定位置にはまる。
肘がウェスト脇に無理なくくっつく。
「膝の後に力を入れ伸ばすように立ちましょう。そうすれば自然に踵が下がります」
「はい、その調子!」
村上先生は人を乗せるのがうまい。
【主席】なのでリズムにのって蹄跡を行進するうちに、首を内側に傾けて内方姿勢をとってくれる。
外側の手綱のコンタクトを外さないように気を使うが、いい気分。
ところが手前を換えたとたん、反対の姿勢をとるのが難しくあたふたしてしまう。
直線部分で一度まっすぐにしなければと思い出すのだか、鞭を持ち替えるとか軽速歩の手前を変えなければと慌てるうちに、蹄跡に出てしまっている。
一瞬の内に姿勢を変えられるようになるには、まだまだ修行不足。
そこの所は、村上先生もお見通しで蹄跡に出てからガチャガチャやっていても不問にされる。
■ついで「鞍に沈み込むように」とゆっくり目の速歩。
歩度の詰め伸ばしをする。
外側の拳を握るだけでブレーキ。ゆるめてあげるだけでアクセルになる。
ゆるめても前に出なければ脚を使う。
「ハミと手綱は輪になっています」
「左右両方でグイーと引かなくても、片方引いただけで馬には伝わります」
「もちろん、反対側の手綱が緩んでしまうとズレるだけで伝わらないから、内方の手綱は固定するんですよ」
さすが! いかに小さな合図で馬に伝えたらいいか原理をふまえて教えてくださる。
■そして、並足。6歩あるいて速歩。並足から停止など移行の練習に移る。
外方の脚でちょんと合図してあげて後肢を踏み込ませてから手綱をグッと握る。と停止。
いつもはここで駆歩発進。【主席】はそれっと駆歩出そうとする。
「今日は違うのよ」と合図するとちょっと混乱した様子。
各個に半巻きで部班の先頭に立つと【主席】と言えども停止があやふやになる。
「これはね、あなたの決断力不足」
「止めようかなどうしようかなと思ったでしょう」
「はいここで止まるとグッと止めていいんだよ」
「大丈夫だから」
なんだか自分の弱点があぶり出されてくる感じ。
続いて、巻乗りで蹄跡にもどった所で並足に移行とやる事が増えてくる。
■「半巻きは、突き詰めて行けばピルーエットになるんです」
内方の手綱は、ふすまをあけるように決して後に引かず開くこと。
内方の脚で押してあげて。
上手くいかずグニョグニョになる時とピッシッと決まった時があったけれど、
「そうそれでいいよ」と言われたときの理由がいまひとつわからない。
ちょっと私には高度な内容。
■速歩ばかりだと馬も背中がくたびれるからといったん軽速歩に戻る。
馬とリズムを合わせて軽快に走る。
【主席】はわずかに内側向いて進み続ける。 
ちょっと心配になる。これでいいのかしらん? 
■やがて「じゃあ駆歩出して輪乗りしましょう」と声がかかる。
「よっしゃあ、やるか」と意気込んだ所で、
「馬から落ちて苦手になったんだと聞いてますよ」
「今日は僕が調馬索で回しますから、大丈夫です」と特別コーチの申し出。
うわあ、もったいない。
天下の村上先生に調馬索を回してもらうなんて…
部班のご一同様、申し訳ありません。
調馬索を回しながら「こらっ! しっかり走れ!」と【主席】を追う先生の声。
お年を召していらっしゃるのによく通る声。
しかし、イライラしたり棘のある声ではないのだ。
文字通りしっかりやれと励ます声音。
【主席】は駆歩初心者を乗せてのんびり走る事が多いためか、このところ4節の駆歩でお茶を濁している事が多い。
乗っている私も彼が省エネモードになっていることがわかる。
それが声に押されて、ぐわんと正規の駆歩に変わる。
乗りやすい!
■無理をさせまいと配慮してくださっての調馬索だった。
駆歩を終わって「これなら大丈夫、駆歩できますよ大丈夫」と太鼓判を押して私を励ましてくださった。
■私には気がついたことがある。
怖いからとチマチマ走っている方が、乗り心地が悪い。
乗りにくい駆歩に乗っていても上手にならない。
私はこれまで無意識に「走らないでね」と駆歩させていたので、馬は走り難かっただろうなあ。
村上先生のいらだちの感じさせない「しっかり走れ!」モードが理想。
落ちてもいいからグアーンと走らせてみたくなった。

■このところ駆歩でつまづいたまま、レッスンの内容にも納得できないものがあり悩んでいた。
高名な先生だったので、初心者が受けても〈豚に真珠〉になる危惧があった。
しかし、2回のレッスンを受けて感じたのは圧倒的な安心感。
この先生は、馬と人の状態をしっかり掴んで適切に指示を出してくれる。
レッスン最後のクーリング時にネックストレッチを外した【主席】は、これまでより首を上げて軽速歩をしていた。
馬の状態が掴めず、下を向いていない馬に違和感を感じながら騎乗していたところ
「大丈夫、その馬はそれ以上頭は上げないから」と声をかけられ、初めて矯正具を外した馬に乗っていることに気がついた。
【主席】が頭を上げなくて済むように、背中にいらぬ衝撃をかけないよう気を付ける事が出来た。
■高度な技術を教えてくれる先生とは、どうやるかを教えるだけではない。
馬や自分の動きをどこまで繊細に感じ取れるかをコーチしてくれる人なのだと思う。
離れた所にいる他人の感覚や状況に共感できなければ、適時適切なアドバイスは無理。
そういう意味で、村上先生はすばらしい先生であった。
■馬に乗るのは、感覚を磨く訓練でもある。
教官には運動の号令を出すだけでなく、騎乗者が今感じ取っていることの意味を言葉にして返して欲しいと願う。 
いや、私が聞くべきなのかも…
「この手綱の感じは何なのか? 馬が斜めに歩いているような気がするが? 馬の首の位置はこれでいいのか? このレッスンの意図は何か? etc」 乗りながらは難しい。


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195鞍目 雨の中で騎乗 [第5章 クラブ内混乱編]

 2005-10-05(Wed)  軽速歩だけ 通算195鞍目
■朝クラブに行くと細かい雨が降っていた。
やめようかなと思いつつも前回の騎乗未遂を思い出して、敢えて乗る事にした。
ただし【主席】は雨の中に連れ出すのはイヤだったので【フィーネ】を指名。
レッスンの内容は、馬場が悪いので駆歩はやらず速歩まで。
雨脚が強くなって来た。
こんな時に乗る物好きにつきあう4%先生が気の毒である。
【フィーネ】も雨の中「なんで私だけお仕事しなけりゃならないの」とぼやいていたかも。
■さすがに中級クラスを中心にレッスンをもっている先生だけあって、
ちゃんと前乗りをしてくださる。
4%先生の騎乗を見ているとレッスン内容が透けて見える。
駆歩までしっかり走らせたあとは、軽速歩の輪乗りが中心で手綱をゆるゆるに持っている。
極小輪乗りで首をグイーンとストレッチしている。
ふむふむ手綱の勉強ですね、今日の課題は。
■乗り替わってレッスンスタート。
並足の時には丁度いい鐙の長さだったのに、速歩を出したらガッコンガッコンとものすごい反撞が来る。
あきらめて鐙革を2穴縮めた。
ようやく軽速歩で反撞をこなせるようになる。
教官からは、びっこを引いてより振動が大きくなっているので
「大きく立ち上がって、鞍に座っている時間を短く」するよう指示がでる。
むかしは何も知らなかったので、長めの鐙に乗ったままこの振動に耐え、脚がつってしまった事もあったのだ。
■シンプルなレッスン内容。
軽速歩で輪乗り。
脚が後に流れ気味なので心持ち前で脚を使うこと。
手綱を短く持ちすぎて拳が前に出過ぎになっていることを指摘。
もっとゆるめて持って肘を後に引くイメージで手綱を持つこと。
馬の口から肘関節の出っ張りまでが一直線になること。
拳の親指の爪が天井を向いているように、同じ高さになるように。
顔を上げて馬場の外の風景が目に入るように。
【フィーネ】のビッコを引いたような歩様は収まらず、速歩しながら駆歩のような前後の振動を味わう。
■この振動のなかで手綱に頼らず、鐙を騎座だけでバランスをとる。
手綱が揺れず一定の力で引いていられると、座ってグッと脚をいれると馬の身体が前に進もうとして、ハミにグッと力がかかる。
この手の感触を大事にしなくては。
これまで、馬にぐいと手綱を引かれたら無抵抗でスルッと手綱を緩めていた。
だって、ハミが当たって痛そうなんだもの。
しかし4%教官が言うには、調子よくリズムにのって来ると馬は脚に反応して、自らハミをくわえようとしてくる。
その時くわえようとしたハミがグニャとしたり、ふっと逃げたりすれば馬は寄る辺がなくなって、
ずっこけたり頭から突っ込んだりしてしまうらしい。
ハミは馬が前に出た力と同じ力で持っておくこと。
馬の首を吊りさげるつもりになるといいそうな。


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