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157鞍目 鏡の前へ [第4章 再び駆歩練習編]

 2005-07-05(Tue) 再出戻り駆歩クラス34 通算157鞍目
■クラブの夏時間は、主婦のゴールデンタイムを直撃する。
つまりレッスン枠が極端に少なくなる。雨も加わって私の足を引張ってくれるのだ。
■6日ぶりのレッスン。お相手は【杏爺】
馬場が良くないので調馬策を使い、姿勢矯正などの細かいところを見てもらうことになった。
今日もスタッフの馬場鞍を借りる。
後橋が高い作りになっているので、前後からホールドされる。
特に内股で鞍を捕まえていられる感覚がこれまでにない安心感。
■「鏡に向かってまっすぐ馬を止めて」とグリコ先生。
「姿勢に気をつけて。どこがおかしいでしょうか?」と訊かれる。
左右対称、上から下にまっすぐ馬に乗っているかという観点で眺めると…
ものすごく目立つ所発見。
鐙を踏む左右の足が違う。右足だけ外に張り出している。
あわててつま先を内側に向け、親趾側だけでなく小趾側にも力を入れて鐙を踏む。
「はい、正解」「その他には?」
真正面からみた姿で極端に左右差がある所はないようだが、右足を直したことで鞍に座りにくくなってしまった。
「もしかして腰の位置がずれてますか?」
「そのとおり!」嬉しそうに教官は言う。
自覚のないまま腰の左側が前に出て右側の座骨に荷重している。
骨盤をまっすぐ馬の向きにそろえる。左右の座骨が同じ重さを感じられるように。
「その感じを覚えておいて下さい。」
「つま先の問題は、多くの場合その上の膝や股関節、骨盤の問題から来ています。」
つまり、私のつま先が外に向くのは座り癖を意識して直さないと解決しないということ。
■軽速歩をしてチェック。
「鏡を見て」「膝から下が前後に動いてますよね」
うわ、ガチャガチャ動いてみっともない。
「一定の所で鐙が踏めるように」
鐙を動かさないでいると立ちにくい。お尻が残ってしまう。
歩度を伸ばして【杏爺】が大股でリズムよく走ってくれるようになって、
ようやく膝下不動になる。
■軽速歩で立ち上がるのは、騎手ひとりの力で立っているのではなく馬の反撞で持ち上げてもらっているのだ。
だから、ふわりふわりと気持ちよく立ち上がれるのは、
馬の反撞が滑らかでタイミングがあっていてこそ。
歩度の小さいときは、馬の歩き方にあわせて騎手もコンパクトに身体を使わないと
馬に大迷惑というわけ。
■続くは、速歩。
なんだか踵がつま先よりも下がっている。教官からは何のコメントもないが…
このところどんどん鐙の長さを伸ばさないと窮屈な感じになってきている。
脚が長く成長してくれたのなら嬉しいが、なんでだろう…
「身体をもう少し後ろに」「脚は前で使って」
「頭の重さがそのまま肩肘腰にまっすぐ下りるように、力を抜いて柔らかく」
確かに力が抜けていないときは、鏡の姿はカクカクと振動している。
跳ね上げられていないから大丈夫ではなかった。かっこ悪い!
もっと集中。腰で馬についていく。古座布団の上の感覚を探す。
余裕がなくて鏡をちらっと見るだけだったが、馬といっしょに動けた瞬間はカクカクしてない。
滑らかでかっこいいような気がした。
乗馬姿の美しさは乗り心地のよさと直結している。
■「鏡で確認して下さい、踵の位置」と休憩の並足で言われる。
「ほら、頭の真下に踵が来てますね」「その位置です、覚えておいて下さい」
と言われても、覚えておけるか自信ない。(申し訳ありませんグリコ先生)
■最後は駆歩。
「鏡をちゃんと見て!」
「鏡に向かって行くときの正面と通り過ぎるときの横の姿を見る!」と
強い口調で言われるが、どこがどうなっているのか見るゆとりなし。
「ああ、この私が駆歩してるわ。」程度の認識。
教官から「膝ではさまない」といつもの注意。
膝の力を抜いて股関節を自由に動かせるようにする。
脚はタラターンのターンの部分で踏み下げるように。
「外方の脚も同じように使って」と言われる。
つい、内方の脚に気が回って内側に乗りがちになるので、真ん中に乗って内外のバランスを崩さないことが大切。

■今回鏡の前に引き出され、己の醜い姿を突きつけられた〈ガマガエル〉の心境だった。
駆歩など見ている余裕がない状態で、何をどうしたらいいのかわからないのが現状。
実感できたのは
〈気持ちよく馬といっしょに動けていない時の騎乗姿はかっこ悪い〉ということ。
あとひとつ。
やせたついでに後もう一息、おしりと内股の贅肉も落とそう。かっこ悪すぎ。


158鞍目 あなたは乗馬を愛しますか [第4章 再び駆歩練習編]

 2005-07-07(Thr)七夕 再出戻り駆歩クラス35 通算158鞍目
■今日は朝一番のクラスに大遅刻。
クラブからの確認の電話で気がつくという醜態ぶり。
雨で予定が狂うついでに、夏時間のクラスはいつもより1時間早く始まることを失念していた。
■駆歩シンプルレッスン。【主席】と共に。
安心して乗っていられる彼なのでいつも通り並足、速歩で初心者用馬場の蹄跡を行進する。
駆歩発進も問題ないのだが、駆歩が続かない。
教官に言わせると「上半身が固い」「無駄な動きが多くて馬を邪魔してる」とのこと。
そうなのだ、今日の初心者用馬場は泥だらけ。
心のどこかで「ああいやだな、馬が滑ったり転んだりしないだろうか」と緊張している。
それを【主席】は、「とりあえず駆歩出すけどすぐ止まるからね、安心して」と応えてくれるように思える。
「ああ気持ちいい」と走る時はほとんど止まることはないのに。
ほとんど無意識に近い緊張感も、身体の固さとなって馬の動きの邪魔となる。
■7月に入ってからのレッスンは、後退して足踏みしている感じ。
のびのびと馬といっしょに動く感覚を味わいたいのに…

■前回と前々回のレッスンでスタッフの鞍を貸してもらった。
今日はいつもの練習鞍。
以前は鐙が踏みやすくてお気に入りの鞍だったのに、
本日の乗り心地は〈固くてお尻や腿がつるつるすべる〉
〈練習鞍には乗りたくないなあ〉というのが正直な感想。

■いろいろな意味で「乗馬を続けて行くのか否か」の決断を迫られている時期に来た。
パカランパカランと疾走する馬に乗りたいと始めたレッスン。
落馬して怖くて駆歩が出せなかった時期を、
挫折のコレクションだけは増やすまいと踏みとどまった。
初心者向けの〈ビギナークラス・駆歩クラス〉で馬に乗っていられればいいのか…
「ヘタです、怖がりです、中年おばさんだから出来ません」と開き直っていていいのか。
「いつもやめようと思ってます」「半年後、1年後に乗馬を続けていられるか自信ありません」と言ってしまっていいのか。
■馬は好き。
最近は写真を見るだけで馬の手触りが思い出されて「素敵、かわいい」とつぶやく。
でも、身近な馬を失う経験もして病気や怪我がこわい。
■乗馬クラブに足繁く通うと、スタッフや会員同士の関わりも深くなる。
体験乗馬で来た頃のお客さんの立場ではなく、
私たちのクラブをより良くして末永く愛して行こうという〈愛クラブ精神〉にも目覚める。
■でーも、重くのしかかる現実。
こんなに乗馬にのめり込んでいいのか?
有閑マダムそのものの生活。
教育費のかかる子供をかかえる家庭で、乗馬クラブに通うなんて
あるべき主婦の姿から大きく逸脱している。
■「あなたは上達しようという意志をもって乗馬を続けますか?」という問いに
自信をもって「はい!」と応えられない。それがもどかしい。


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