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Rest in peace [第3章 駆歩が怖い編]

■【陛下】が逝ってしまって明日で一週間になる。
乗馬クラブに行ったら、馬房に【陛下】の元気な姿の写真が飾ってあり
「 Thank you,G. Rest in peace. 」のメッセージが添えられていた。
■【陛下】にお世話になったみんなが悲しんで、彼を偲んでいる。
初心者にとって彼は必要不可欠な存在だったから。
■私の手元には、彼のたてがみが残っている。
なでていると温かいものを感じる。
■たてがみの一本をお守りに入れて身につける事にした。
騎乗していて怖くなったら「陛下がついている」と思えるように。
■ありがとう【陛下】出会えてよかった。忘れないよ。


144鞍目 息してない [第3章 駆歩が怖い編]

 2005-06-01(Thu) 再出戻り駆歩クラス21 通算144鞍目
■【陛下】を欠いた駆歩クラスには、臨時要員が配属されていた。
向けたら跳ぶといわれる障害初心者のためのベテラン【霧丸】さま。
■6月に入り、梅雨空模様となったため、わずかの晴れ間に人数が集中する。
これまで、まったりと1・2人のレッスンを満喫していたのに、
今日は満員御礼。予約時に「今日は連続で満員なので…」と断られたところを
キャンセルがあって滑り込みセーフ。
■お若い方々は、30鞍台でビギナーを卒業。1日2鞍乗っても平気。
駆歩する姿は、柔らかくて流麗。あっという間に上のクラスに行けそうだなあ。
しかし「決して平坦ではありませんぞ、乗馬の道は奥が深いのだ」と
これから彼女達を襲うであろう荒波に思いを馳せ、ニヤリと笑う。
■お相手は【霧丸】 駆歩シンプルレッスン。
さすがに障害馬だけあって、速歩の加速もターボがかかったようにグイーンと伸びる。
駆歩発進の出だしでつまずくと、ものすごい速歩。
「向けたら跳ぶ」馬なので、手綱を引いてもかまわず走る。
軽速歩のリズムとバランスバックで「発進やり直し」を伝える。
ひと月前だったら、絶対パニックになっていた。
■〈活発な並足を求めて速歩になりたがるところを「まだまだ」と手綱とバランスバックで
おさえつつ、内側のふくらはぎを強めに馬体にくっつけて、「さあ」と外方の脚を引いて手綱のブレーキ解除。そして発進。〉
この春までは、発進前の貯めをつくるところから怖くて出来ていなかった。
行きたがる馬を「まだまだ」と押さえられるだけの手綱のコンタクトも安定した座りもなかった。
ゆるゆるの手綱と馬を動かそうとするたび鞍から腰が浮いて前傾姿勢になる私。
脚の使い方も、下半身全体に力を入れて馬体に押し付けたり、後ろ回し蹴りをしたり。
脚を振り回すから、お尻が鞍から滑り落ちそうになってバランスが崩れる。
そこにスーパー速歩になろうものなら、「ひやあ〜」とジェットコースター気分。
今になってわかる「私が上手くいかない理由」
■5月の「バランスレッスン」「馬の動きを感じ取るレッスン」をへて、意識して発進できるようになった。まだまだ成功率は低いけれども、訳もわからずやるのとは大違い。
現在の課題は、外方を引くタイミングと手綱のそこはかとない解除。
タイミングのずれが気持ち悪い。
これも、教官の合図や前の馬につられて発進するのが許せなくなってきたという成長の証。
内方のふくらはぎに反応して、エンジンの回転数があがるのは感じられる。
回転が上がったところで〈私が〉指示したタイミングで「ふわっ」駆歩をして欲しい!!!
それなのに外方が遅すぎて馬が「はあ〜?」としたり、外方の合図で出たのに手綱が遅れて
「ぐっ」と馬がつんのめって速歩になったり。
駆歩している最中に速歩に落ちた時等は、ちょっと姿勢を変えるだけですぐに発進してくれるのに
出だしの発進がうまくいかない。
■とまあ、駆歩発進は今月のがんばりどころが見えてきた。
■駆歩の維持は、これまた問題山積。
【主席】や【陛下】の安定した駆歩なら、鐙や手綱がなくても平気なのに…
【霧丸】さまや【毒うま】君の「よっしゃあ、行きますぜ!」という駆歩になると胸の真ん中に「ぐう」と鉛の玉が迫り上がってくる気分になる。首の後ろの筋肉が硬直する。
せっかく今回【霧丸】さまが駆歩をし続けてくれるのに、
私は「せんしぇい〜、早退していいですか?」と途中休場してしまった。
止まらないジェットコースターに乗せられているようで気分が悪くなった。
部班の残りの方々は、楽しそうに駆歩を続ける。いいなあ〜
教官曰く、「緊張して固くなるから不必要に上半身が動いちゃうんだよな」
「その通りだと思います」と、私は待機馬場に引き下がる。
■そこでは【霧丸】さまに並足させて自習。
手綱を伸ばしたり、たぐり寄せてしっかり歩かせたりしながら、馬の肢の位置がどうなっているのか、感じ取る。発進の合図の時がもっとスムースにいくようにと思ってのこと。
前肢だけ、後ろ肢1本だけなら何となくわかるのだが、4本まとめて感じるのは無理だった。
■まだまだ課題だらけの駆歩。
【陛下】を失って、梅雨空の合間をぬって、部班でレッスン。とため息が出てしまう。

■レッスンが終わって、会員のみなさまとランチに出かける。
乗馬歴の長い方から私より短い方まで、馬の話に花が咲く。
一番上手な方が「私ってものすごい怖がり、すぐしがみついちゃうのよ」と意外な発言。
端から見ると華麗な騎乗、美人という事もあってうらやましい限りなのだが…
話が私の「本日のレッスン、駆歩途中で早退しました」におよぶと、
「わかるわかる、わたしも駆歩で心臓がどきどきしたり、過呼吸になって手がしびれたり」
「もちぇさんも駆歩中は息してないんじゃない?」
はっ? そう言われてみると、
「すうーすうー」とは息してない。「ふっ、ふ」とものすごい浅い息しかしてない!!
言われてみてビックリ。
他のマダムからも「前のほうがずっと上手だったのに」
「(技術じゃなく)気持ちの問題なのねえ」と声がかかる。
■先輩マダムたちからの助言。
「つとめて息をしましょう」
「馬が駆歩している時は、人が『お先にどうぞ付いて行きますから』と馬の首と人間の間に大きく空間をとるようにすると前傾姿勢が直る」
ありがたや、持つべきものは馬友達。


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