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432/433鞍目  [第11章 初級競技会挑戦編]

 2007-03-09(Fri) 初級クラス107/108 通算432/433鞍目
■同じ馬に毎日のように乗っていると、小さな違いがひどく気になる。
いつもは鞍の下に、
ワッフル織りのゼッケンと衝撃吸収材のハーフパッドをしいて乗っている。
ところがゼッケンを忘れてクラブのものを借りたところ、
薄手のゼッケンだったせいか、
腹帯託革がいつもより短く締まるし、乗り心地も微妙にカツカツしている。
そして、我が【山桜】がちょいとダークな雰囲気。
例えれば、にんじんを「かぷっ」ではなく
「ガブッ」と食らいつくような程度なのだが…
■今日のひと鞍目は、"あなたの横顔に翳りが見えてしまう"【山桜】と
【アレフ・ゼロ】との2騎部班。
折り返しを使うことも慣れてきて、4本の紐がそれなりに手に馴染んできた。
ただ折り返しを担当する指が変化してきた。
最初の頃は薬指と中指でぎゅっと挟むように持っていたのに、
この頃は中指と人差し指で親指に押し付けるように軽く持っている。
拳そのものが軽い握りになっているのが自覚されて、
こんなゆるゆるでよかったのだろうかと心配にもなる。
■運動そのものは、相変わらず左手前駆歩が続き難い。
「内方脚前!外方も引きすぎない!」の声が響く。
全般的に1、2cmの感じで【山桜】とズレている。
手綱も遊びが大きいし、鐙も途中ではずれてしまったり。
ダメじゃないけど微妙なすれ違いに、
「どうしたの〜♪変わる心不安になるの〜♪」の心境に陥る。
「いつでも私を受け止めて」と依存するのは卒業して、
日々の違いに対処するとか、失敗した時に立て直すとか
自分から一歩踏み出さないと事態は悪化するだろうなと危機感を持つ。

■ふた鞍目は【ヴィーヴルロア】
「もちぇさん、今日は調馬索で駆歩しましょう」と4%先生。
やはり、「何が何でも駆歩矯正するぞ」という教育方針なのだ。
〈拳を回さない、上体を前後に揺すらない、前傾しない、拳を上げない、内方脚をもっと前に、内側に倒れ込まない〉と駆歩矯正シリーズも、いよいよ外方脚に至る。
これまでの矯正では、「〜しないように」「〜しましょう」と言われて
言われた時は一瞬できても、またもとに戻ってしまい
癖が軽減したのか、教官が指摘するのをあきらめたのかどちらか判然としないまま
過ぎてきた。
■外方脚をほとんど引かないで乗っていると、
駆歩の乗り心地がこれまでとまったく違う。
「わかった」「できた」「楽になった」という感覚より、戸惑いが大きい。
「これで本当にいいんだろうか?」
「駆歩じゃなくて速歩と間違えそう」
「身体がぐわんぐわん揺れないかわりに内股に妙な力が入ってしまう」
しかし、「それでいいのだ」と言われて困惑する。
■マンツーマンレッスンは、調馬索を使って鏡の前で輪乗りをすることで
「自分の思っている脚位置と実際の位置を確かめてみましょう」
「脚の位置を前にしたり後ろにしたりして、実際を見て下さい」と言われる。
外方脚は、いつもやるような「馬が分かるようにちゃんと後ろに引いてますよっ」という位置は、一見して後ろにある。
「外方は付け根から引くようにと言われますが、ここまで引くと(片足後ろに跳ね上げては走っているような体勢になって)人のバランスもくずれますよね」
「すっと引く程度で充分なんですから」と噛んで含めるような説明をいただく。
■今度はほとんど引かない外方脚で駆歩をやってみる。
鏡では、それでも腹帯とブーツの隙間が空いて見える。
「そう、その位置でいいんですよ」と教官の声。
自分で思うよりずっと小さな引き具合でいいのだと実感させられる。
「もちぇさん、見て確かめて下さい!」
「見下ろすと自分の膝の下にブーツのつま先が見えているでしょう?」
「その位置が正しい位置なんですよ」
「膝の下にブーツが見えなくなったら引き過ぎなんですよ」と
普段自分で確認できる方法も教えていただく。
■外方脚の正しい位置は自分の感覚よりずっと小さい引き幅であると納得したが、
新たな乗り心地に戸惑う私は、
「今のは外方脚を引かずに乗っていたんです」
「それでも、駆歩になると自然に内方と外方がずれた脚位置になってしまうものなのでしょうか?」
「乗り心地もこれまでと全然違うし…」と違和感をぶちまける。
「これまでと座りが違ってきたので、そう感じるのだと思いますよ」
(座り? 座りの違い? また新しい概念が登場した)
この変な(揺れない)駆歩については、
「駆歩ですっとまっすぐ乗れるようになれば、行きたい方向に身体を向けただけで馬が動きますからね」
「中級クラスでは駆歩しながら頭の位置が動かないようにと言うくらいですから」と説明を加えて下さる。
しかしながら、端から見て動かないように見える騎乗とは
馬とピタリとあった動きをしているのであって、人間が止まっているのではない。
私の場合「もっと脚!」と言われ過ぎて、駆歩になると前後にずれた座りになるものだと思い込んでいたのかもしれない。
ズレて乗っていては、馬にあわせた動きなんてできはしない。
そこが原因なのか? 
よくわからないなあ…
■「じゃあ次は内方脚をもっと前で使ってみましょう」
揺れない駆歩をしながら4%先生の新しい指令を受ける。
「両脚とも前に出してみて!」
足を前に投げ出すようにしてみるが、
「もちぇさん、ちゃんとやりました?」と声がかかる。
なんだかお腹に力が入ってつまったような感じだったが、やることはやったはず。
「こんな風にね、膝から下を前に出すんですよ」
膝から動かせばいいの? 脚の付け根から前に持ち上げるのは間違いなの?
要求されたことと理解したことには、かくも隔たりがある。
「膝から下ね、膝から下」とブツブツ言いながら再度挑戦する。
膝下を前に出すには、まるでバイクエンジンをかけるときのように
踵から踏み込むようにして力をいれると勢い良く膝下が伸びて前にいく。
「そう、それでいいんですよ」
踏み込むと腰が入るのだが「それで馬に伝わる」らしい。
「脚を前に出すと自然と身体が反って腰の角度も起きますからね」
「僕も隅角の手前で馬がスピードダウンしそうな時は、
わざと空を向いて乗っていた時期がありましたね…」
そうか、脚の位置で座りが変わるし座骨の位置も変わる。
一部分の変化が全体の修正へとつながる。
どこが本質的なズレなのかをつかむのが難しいだけ。

つづく

 


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