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396/397鞍目 平常心で駆歩 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2009-01-10(Wed) 初級クラス79/80 通算396/397鞍目
■この冬は、台風並みの低気圧で大雨強風に見舞われることも多いが
暖かく穏やかな日にも恵まれている。
乾燥した大気は光を突き通して陽のぬくもりをじかに届けてくれる。
気持ちよく動く馬に乗っていると「楽園は馬の背にあり」というフレーズがまさにぴたりとくる。
■本日は、ひと鞍目が【チャンドラ・グプタ】ふた鞍目が【アレフ・ゼロ】
どちらも4%先生に下乗りしていただいたお陰ですんなり動いてくれる。
〈正しい騎乗姿勢を保つこと〉を課題とした休暇中の騎乗も今日が最終日。
騎乗日記は、印象深かった所だけ2鞍分とりまぜて書くことにする。
■股関節からふわっと馬に沿わせるようにしていると、
チャップス越しにふくらはぎで馬体の暖かさを感じ取れるようになる。
この感覚を常に意識して乗るようにした。
ふくらはぎが馬との接点になると、軽速歩で人のバランスが前にのめったり
後ろに倒れたりするのがよく分かる。
特に走るリズムが遅くなったりすると、慣性の法則で前に飛び出したまま
脚を使おうとしている自分がいる。
(馬に覆いかぶさっちゃダメなんだ)とグッと背筋を緊張させる。
馬のリズムが遅くなっても、人のバランスが前のめりにならないようこらえると
その後のリズム復帰がすんなりいく。
馬が楽に動ける状態か否かの指標に、人の前後のバランスのぶれの大きさがあるのだと【グプタ】に乗っていて納得した。
前傾姿勢は結果であり、馬のリズムに合わせられず人のバランスが前へ前へと進みたがるのが原因なのだ。
「馬より先に行くな」「馬に動かされるように」と「頭肩が腰より前に出ている」のは同じ状態を別の表現で注意しているのだろう。
■若くて元気な【グプタ】に比べ、ベテランの【アレフ】は動き始めがゆっくりで
すぐに休もうとするので、気を緩めずに推進の合図を伝え続ける必要がある。
何かあるとすぐ失速する【アレフ】に乗っていると、自分が馬よりも先に進もうと
気持ちと姿勢だけが前のめりになってしまう。
「後ろの方々ごめんなさい」と謝罪しつつ低速走行、馬に引かれて進むつもりになる。
バランスが前のめりでないと馬がすうと楽に動く感じが伝わる。
しかし、グイグイ進んでくれるわけでないところに私の我慢が足りず。
結局、踵を使ったり強く蹴ったりといつもの大暴れに戻る。
「もちぇさん、踵で蹴っても反応がない時は鞭使いましょう」
「それだけ強く蹴っても進まないのに脚を使い続けるのはよくない」
「却って鈍感にしてます」
「鞭で前に出せば、また脚に敏感に反応するようになります」
その通りでした… 頭ではよーくわかっているのだが。
扶助を段階的に使って反応がわずかにでも見られたら再び弱い扶助から始めるという
黄金の法則を守れない私。
修行が足りませぬ。
それでも〈馬より前に行かない〉と心がけて、長鞭と舌鼓をメインに使っていると
だんだんと【アレフ】がすい〜すい〜と動いてくれるようになってきた。
この穏やかに光降り注ぐ馬場で【アレフ】が楽々と動いてくれるひととき、
思わず涙が出そうになった。
今日は首が遠くてもどかしいという感じもなく【アレフ】様々である。
■【グプタ】の駆歩では、両手前で左の鐙が外れてしまう。
右に身体が落ちているのか、傾き過ぎか?
「鐙なんぞ無いほうが楽に乗れる」とそのまま乗っていると
探さずともブーツの下に自然に鐙が滑り込む。
素知らぬ顔で駆歩を続けていると、
「足首を効果的に使いましょう、サスペンションのように使えば安定しますよ」と
4%先生に言われる。
足首の指摘は初めてだが、鐙上げ状態では指示通りの実行はちょっと難しい…
【グプタ】の駆歩は何があっても〈普通の気分〉で乗っていられるなら、それで充分。
■ふた鞍目の【アレフ】は、駆歩初心者担当だけあって
バランスやタイミングの悪いサイテーな扶助でも駆歩発進して下さる。
乗りにくいなあと感じる時は決まって「脚でも鞭でも使って前に出して」と言われる。
デリカシーのない扶助を出して馬がピューと走り出しても、
これが不思議と普通に乗っていられる。
どうしたんだ、私…
この冬休みの騎乗で「変わったな」と自覚するのは、
飛び出すような駆歩でも「怖い」と感じず、
姿勢もあまり崩れず平常心で騎乗できるようになったこと。
その上で手綱の具合が悪いのか推進が足りないのか、
馬が落ち着いて走る為には何をしたらいいのか、
あれこれ試せるようになったことである。
【アレフ】の駆歩の最初は、リズムに遅れがちでドカンドカンと背中の上で
跳ねていたが、続けるうちに〈メリーゴーランドのお馬ちゃん状態〉に近づいてきた。
前後に振られる感じがなくなり、緩やかな上下動だけになるのだ。
ちょうど2年前の駆歩クラスになったばかりのころに体験して、
その不思議な感じに、
「そうか、メリーゴーランドは馬の駆歩を正確に模しているんだ」とひとり納得したアレだ。
駆歩に乗りながら、ただ落ちないようにしがみついている時代から
あれこれ感じ取りいろいろ扶助を出せるようになってきた。
駆歩発進時のバランスの悪さや内側に傾く等の悪癖もいまだになくならないが、
それでもなんとか駆歩の先の光が見えてきた気がする。
「だいぶバランスよくなりましたよ」と4%先生のコメントもいただけて、
出稼ぎ明けの乗馬人生に期待が持てる。
■メリーゴーランドのお馬ちゃんのような駆歩に乗れる時間が増えるといいな…と
次なる目標を目指すことにする。


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コメント 4

ニタコ

ほんといつも、細かい分析に感心します。。
すごいなぁ~。。
私は、なんか必死で、頭が周っていません!!
冷静に冷静に・・・と思うんですが...。
ほんといつも参考にさせていただいています。
by ニタコ (2007-01-14 23:07) 

もちぇ

いつもコメントありがとうございます、ニタコさん。
ペガサスに乗るような気持ちのいい乗馬がしたいと追求するうちに、ご覧のようなブログになってしまいました。
とは言え、400鞍近い騎乗していても、運動の内容は100鞍目とほぼ同じです。 トホホ…
私だっていつも〈緊張して焦ってこわばって〉ばかりです。
どうやったら、あの魔法のような天翔る馬に乗れるのか?
お風呂に入っていても茶碗を洗っていても頭はその事ばかり。
教科書があるわけでなく、系統的なトレーニングメニューがあるわけでなく、試行錯誤の堂々巡りです。
こんな記事でも何かのお役に立っているならブログ冥利に尽きます。
by もちぇ (2007-01-15 18:21) 

りりぃ

もちぇさん、こんにちは。お久しぶりです!
レッスンをとっても詳細に分析されてるんですね。
こちらもとっても勉強になります!
メリーゴーランドの揺れ、確かにいいですよね。
また、遊びに来ます。
by りりぃ (2007-01-19 10:16) 

もちぇ

お久しぶりです、りりぃさん。
私、何を隠そう《とらうまクラブ》:(落馬後に駆歩スランプに陥った初心者友の会)のつくば支部長をしております。
もし記事でお役に立つことがありましたら、どんどんご活用下さい。
by もちぇ (2007-01-20 21:30) 

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