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392鞍目 駆歩の姿勢調整 [第11章 初級競技会挑戦編]

 2006-12-29(Fri) 中級初級合同クラス 通算392鞍目
■「強い冬型の気圧配置で大荒れの天気」と予報で言われたら、
この地では風速10mを越す北西の季節風が吹き荒れる。
太平洋側だから空気は冷たく乾燥して、
まっ青な空から差し込む太陽はまるで鉱物の輝きのようにぎらつく。
乗馬クラブはちょうど風の通り道になっているらしく、
空っ風は、ごぅごぅと音を立てて砂塵を巻き上げていく。
■ようやく例年通り。
フリーズドライにならないように気をつけないと、小じわが増える。
夏の紫外線と冬の乾燥は、乗馬人のお肌の敵である。

■年末のお休みをクラブで過ごす方も増えて、本日は合同クラスの5騎部班となる。
お相手は、気持ちのいい関係が続いている【霧丸】さま。
【チャンドラ・グプタ】【山桜】【とら】【時鮭】と一緒に頑張る。
■今日も、難しいことは脇に置いておいて〈正しい姿勢〉に集中する。
腰を反るのではなくて骨盤を立てて座る。
馬が進めばどうしたって上半身が遅れてひっくり返りそうになるところを、
ぐっと腹筋背筋を使って遅れないようについていく。
身体は筋肉を使わずに楽をしようとするので、
意識しないまま前傾姿勢になりがちなところを
「頭が突っ込まないように、頭肩は腰より前に出ないように」と自ら唱える。
■脚は、ふくらはぎが暖かい馬体に触れている状態を維持。
このようにして意識してみると普段の脚の使い方がよくわかる。
ちょっと強めの合図をしようとすると、
膝が上がって下腿を後ろに流して踵の内側で馬体を蹴っている。
当然、前屈みになって手綱のコンタクトはゆるむ。
さらに鞭を使うとなれば、手綱はぶらぶらか、手の動きにあわせて引っ張るか。
馬の身になってみれば、
「ハミや脇腹にぐいぐいグリグリと不快な刺激あれど、肝心の騎乗者はお留守。
フラフラせずにしっかり背中に乗っていてほしいのに、こりゃたまらんわい」
■普段のやり方から脱却するために、
馬体をはさむ感触に集中しつつ、踵を踏み込むことでふくらはぎの筋肉を収縮させて
押し付ける刺激を強くする。
私の場合、股関節からふわあとやわらかく脚を降ろして、
鉄腕アトムのように足底の土踏まずのところからジェットを噴射するイメージでやると
うまく行く。
■軽速歩は頭が前に突っ込むと脚が後ろに流れるので、
おへそが拳に近づくイメージで立ち座りする。
【霧丸】は真面目に動いてくれるのだが、すぅすぅと前に出る感じにもっていくのが
難しい。
とにかく姿勢を崩さないで一定のリズムの中でどんどん進もうねと馬を応援する。
「もちぇさん、つま先が外向いてますよ」
「馬体を包み込むようにふくらはぎを使ってくださいね」
「みなさんも、強い合図だけでは馬があせっちゃいますよ」
ほえ〜、これだけ気をつけてもまだ足りない。
ふくらはぎの後ろではなく側面を押し付けるには、脚全体で馬を包み込むように
しなくてはいけないのだ。
これは股関節の問題だな… 
とは言え、今日は一度も「脚が流れている」と注意されていない。
取りあえずよしとしようではないか。
さらに手綱が安定しているよう気を配る。
肘は腰の脇につけて、拳は揃えて下に置く。
電車ゴッゴの車掌のように馬に引っ張ってもらってもらう感覚を維持する。
手綱が弛まないように持つべきマークを決めたら、
親指でギュッと押さえつけるように持つ。
これまで馬が首を伸ばしたら無抵抗でスルスル伸ばしていた手綱を、
グッと持ったまま肘を伸ばしてしのぐ。
肘が伸びた姿勢ではつらいので、脚を使って首を起こして元の位置に戻す。
あれこれ微調整をしながらも、これで【霧丸】が楽になっているか?
馬はどんな風にかんじているんだろう?と問いかけてみる。
答えはやっぱり、すぅと気持ちよく走ってくれる感じになるか否か。
部班の前の馬が落ち着きなかったので、切れ切れの短時間だったけれど
気持ちよくのびのび走ってもらえた。
よしっ!
■駆歩は短い継続時間の中で、姿勢や手綱や拳位置をあれこれ考える。
まずは拳。
肩から下が麻痺して動かないつもりで下半身だけで駆歩に乗る。
「今日ぐらい拳が下にある状態でいいです」
やっほ〜♡ 
漸く〈可〉のお言葉がいただける。
つまり「拳を上げるな」の意味する所は「上半身でバランスを取るな」ってこと。
脚が伸びてしっかり鐙を踏み込む感覚ができてくると下半身だけで乗れる気がする。
■「外方脚はそんなに後ろに跳ね上げなくていいです」と4%先生の声。
そうそう、ほとんど引かなくてもいいんだった。
外方脚を戻して両脚で馬をはさむ感覚が戻って来ると、
あらら、私ってものすごく内側に傾いて乗っている〜
かつての後ろ回し蹴りの駆歩発進の癖が、こんなところに影響している。
外方脚を跳ね上げるから座骨が外れて内側に倒れ込む体勢になって、
それが習慣になっていたのかも。
傾きを直しても【霧丸】は駆歩を続けてくれる。
「もちぇさん、内方のつま先が身体の一番前にくるように」
よし、今日は鐙を踏み込んでつま先を前に出すゆとりがある。
一歩踏み込むごとに、なんだか内側の座骨と内ももが鞍にめり込むような感じ。
確かに上体がぐらぐらしていた時より、鞍に接着している感じがする。
■「蹄跡から輪乗り〜」
手綱で曲げるんじゃなくて行きたい方を見るんだっ!
輪乗りの中心を睨みつけて「走り続けてちょうだい」と脚を使う。
さすが【霧丸】!障害馬の鑑と言われるだけあって、この私でも輪乗りしてくれる。
「蹄跡に出たら、今度は斜めに手前を換え〜」
「はいっ!」
斜めに手前を換えは回転が急だから、
短蹄跡の中央を過ぎる前に、隅角からの曲がるコースを想定しておかなくては。
やった〜【霧丸】さま、できた!
このまま向こうまで駆歩続けるのかな?と思ったとたん、
【霧丸】の身体がビニョ〜んの伸びた感じがして、速歩に落ちた。
4%先生の号令は、X点で速歩に落として蹄跡に出て常歩というものだったけれど、
その時の私には号令通りできなかったことよりも
駆歩で斜めに手前を換えたり、馬が伸びるということが実感できたことの方が大きかった。
■何はなくても、嬉しい〜
【霧丸】さまさま。
偶然できた、馬が勝手にやってくれたというのではなくて、
駆歩の乗り方をあれこれ調整しながらの事だったので、とても充実感がある。
姿勢をわずかに変えただけですぐに速歩に落ちてしまう事の多い駆歩。
鞍の上でごちょごちょ動いても我慢して駆歩を続けてくれた【霧丸】のおかげ。
本当にありがとう。


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